前回の記事に、多くのブックマークをいただきました。
また貴重なカラースターやコメントも。ありがとうございます!
共感や励ましをいただいて恐縮です…!
さて、4ヶ月ほど前に書いた「どういう子に育てたいか」という記事に、
「娘には、愛し愛されて生きてほしい
そのためには、自分で自分のことを愛して、大事にできる人になってほしい」
「いつでも愛されてる、というメッセージを受け取れて、大事にされて守ってもらえる場所は、家庭しかないと思う」
「傷ついたりつらいこともある。そのたびに、それを癒す場所は、この家であってほしい」
「原体験として、幼い彼女に、家庭の中でたっぷり愛情を与えて育てたい」
と書きました。
気恥ずかしいけど、今もこの思いは同じ。
やっぱり愛し愛されて生きてほしいし、その起点はほかならぬこの家であってほしい。
子どもというのは毎日成長していくもので、
育児でのいろんな葛藤も、やっぱり「時間が解決」してくれるというのは大きいんだと思います。
でも、時間が解決してくれるのにゆだねて、私は何もしないというわけにもいかないし、そうしたくもない。
この、楽しいけど楽しいばかりじゃない、しんどい人生の季節になんか意味づけをしたい。
私は悪あがきをしたい…!
だから、子育ての目標に向かって、もがくつもりのこの時期に、
少しでも楽に育児に取り組めるように、
どういう態度や気構えでいたらいいのか、
具体的にどういう行動をとったらいいのか、
どういうことに気をつけたらいいのか。
自分で自分に言い聞かせる、何か、指針になるようなものがほしい、と思いました。
本を読んだりして、誰かが言っているのを探すのもいいけど、
自分のことをよくわかっているはずの自分が、
自分なりに考えてみてはどうだろう。
そう思って、考えてみたのが以下です。
1.お金は使ってもいい。
2.怒りや不機嫌を、ずっと引きずらない。
3.低い声でゆっくり話す。
4.目をつぶれるところはつぶる。
5.人に迷惑をかけたり怒られることを過度に恐れない。
6.人の厚意に遠慮しない。
7.体力を温存しようとしない。
8.ことばを惜しまない。
9.正論で粗雑に叩きのめさない。
10.機嫌よく、健康でいることを、丁寧な家事より優先させる。
11.私なら謝罪する、感謝する場面でそうしない人がいても気にしない。
12.新しい人、物、コト、場所を楽しむ。
13.煮詰まったときこそ、ユーモアとポジティブで。
14.わが子のファンになる。
15.今日、自分のために出来たことがあったなら、その価値をじっくり味わう。
16.90歳のおばあさんになった自分がタイムスリップしたと想像する。
17.子どもがそれぞれに異なることは希望であると捉える。
18.甘いものに逃げない。
以下、 一つ一つ、
どういう意図でそう考えたのか、書いていこうと思います。
1.お金は使ってもいい。
いきなり、結局金か!って感じですが…。
隣駅の安いスーパーに自転車を走らせる程度はがんばっちゃうくらい、
残念ながら、我が家には潤沢なお金があるわけではないのですが。
でも子育て中の今、自分が少しでも楽になるなら、お金を使うことに罪悪感を感じずにいたいと思います。
ここでいう「お金を使う」というのは、多少の外食、お出かけ、そんな感じです。
2.怒りや不機嫌を、ずっと引きずらない。
朝、子どもに怒ったり注意したからといって、そのあと一日、ずっとしかめ面でいなきゃいけないわけじゃない。
もちろん、怒り→笑顔に、いきなり急変したらそれはそれでおかしいのですが、
朝の感情を、昼も夜もずっと引きずる必要なない、くらいの意味です。
ねちねちしないで、からっと切り替える!
3.低い声でゆっくり話す。
NPOで活躍してる、めっちゃ優秀な友人が言ってました。
自分を落ち着かせるためにも、相手に自分の言葉を聞かせるためにも効果的らしい。
これ、子育てにも使えそう。
感情が高ぶりそうな時ほど、低い声を意識してみよう。
4.目をつぶれるところはつぶる。
一人で出来るはずのことなのに、急に甘えて「やって」と言ってきたり。
いつもならうまく出来るはずなのに、失敗したり。
そういうときに、思い切って、目をつぶる。
大目に見る。見逃す。まあいいか、そんなときもあるか、で済ませてみる。
スルー技術、きっと大事。
5.人に迷惑をかけたり注意されることを過度に恐れない。
子どもが生まれて、使用頻度が増えた言葉ナンバーワンはおそらく「すみません」。
予期せぬ場合にこそ起こる、大小さまざまな子どもの粗相。
私はビビりなので、「どなたかにご迷惑をかけるかも」と、なるべく未然に避けてたことも多いです。
子連れの遠出の旅行とか…。
客観的に見て、これまで私は、まだ起こってもいないことにおびえすぎてたのではないか。
極論だけど、迷惑をかけることにおびえすぎてしまうと、もう家から一歩も出かけられなくなっちゃう。
ご迷惑をかけたらきちんと謝って、学んで、次からしないようにすればいいんだ、と思いたいです。
6.人の厚意に遠慮しない。
これは5の逆。子連れでいると、いろんな人から温かい目で見られたり、
やさしくしていただけることたくさんあります。
そういうやさしさは、「ありがとうございます」と受け取りたいです。
7.体力を温存しようとしない。
今日24時間乗り切ったら、明日は子育てヘルパーが来てくれる、
っていうんだったら、残りの体力がゼロになるまでがんばりますけど、
明日も主力メンバー(ひとり?^^;)としてがんばらなきゃならないから、
体力はやっぱり温存しておきたいんです。
でも体力を惜しんでも惜しまなくても、やっぱり夜は疲れがどっと来る。
あんまり変わらない気がしました。
だったら体力の省エネはあまり考えなくていいのかも。
ホントにホントに疲れきったら、そのときは何とかなるだろう…。
というよりも、省エネをしないで済む体力をつける!ということでしょうか。
8.ことばを惜しまない。
3歳ならでは、「なんで~なの?」攻撃。
何度だって説明しよう。
ことばは、いい使い方で、たくさん使えば使うほど、いいことが起こるって信じる。
9.正論で粗雑に叩きのめさない。
疲れてくると、大人の常識を上からかぶせて、頭ごなしに言い募ってしまったりすることもあります。
コップを変な持ち方で持って飲む娘に、
「そんな風にしたらこぼれるに決まってるじゃん」と私。
ふざけて踊ってこけた娘に、
「段差のあるところでやるからでしょ」
とかなんとか。
自分のことばの冷たさにびっくりします。
そんなふうになったら、「うん、ちゃんと持とうか」とか、「周り見て」とか、
シンプルに冷静に。低い声で。そんなでいいのかなと思います。
10.機嫌よく、健康でいることを、丁寧な家事より優先させる。
そりゃ、丁寧な家事がいつも出来ればいいんですけどね。
できないこともある。そういうときはお金に頼ってもいいし。
自分の機嫌がまっすぐであることの価値は、実はとても高い。
健康であることは、さらに基礎的であり、プライスレス。
難しいのは、
「機嫌よく、健康である」ことは、ある程度、丁寧な暮らしと密接な関係があると経験上、感じるから…。
家事なんかゼロでいい、とは言えないし、
私も家事の時間があまりにもとれないとイライラしてくるので、
バランスをどうするかが、ちょっと複雑ではありますが。
基準としては、自分の体に尋ねてみて、「楽したいな」とチラッとでも思うようなら、楽するほうにしちゃおうかなと思います。
11.私なら謝罪する、感謝する場面でそうしない人がいても気にしない。
多様性って、大事だよねとわかっているけど、実は、多様な他者に寛容でない私がいます。
人間関係で、イラっとくる原因の多くは元をたどると、「私なら謝罪する、感謝する場面でそうしない人」に対してだったりする…。
ごめんねポイント、ありがとうポイントは人によって違う、それだけのこと。
12.新しい人、物、コト、場所を楽しむ。
新しい出会いは、疲れもするんですけどね。
でも総じて、嬉しいことをもたらしてくれることも多いから、
まずは出かけてみる、やってみる。フットワークを軽くしておきたい。
13.煮詰まったときこそ、ユーモアとポジティブで。
保育の勉強をし始めたときに出会った方が、
「保育で一番大切なのは、ユーモアだと思います」とおっしゃっていたのが印象的でした。
明るく考えよう。ポジティブにね。
ずーんと落ち込みそうなときほど、笑い飛ばしちゃったりすると、いいんじゃないかと。
そのほうが、風邪もひかなそうだし。
14.わが子のファンになる。
それはもちろん、妊娠以来、わが子のファンですが、
積極的に、意識的に、ファンにである自分を意識する。
わが子の笑顔をたくさん見たい。
カメラを目立つとこに置いておいて、いつでも笑顔ハンターになるぞ。
15.今日、自分のために出来たことがあったなら、その価値をじっくり味わう。
インドア人間なんで、今の時期なら、冷房の効いた家にこもって、ひとり、あれもこれもやりたいんですが、
そうもいかない。
けど、たった一つでも何か出来たことがあったら、それはすごいことだ。
そんな思いで先日、朝イチで電話して、使ってないクレジットカードの解約しました。
えらい、自分偉い。よくやった。年会費無駄にしなくて済んだ。と、たくさん反芻しました。
16.90歳のおばあさんになった自分がタイムスリップしたと想像する。
一日の終わり、体力が無くなってきたころに想像する…。
90歳になった私が、何かの拍子に、2017年の私にタイムスリップした。
目の前には、なんとも幼い、3歳と0歳のわが子たちが…!
子どもの一挙一動。かわいいでしょ、かわいいに決まってる!!!
ぶらり途中下車のナレーション並みに、「オヤオヤ…♡」連発すること必至。
疲れて倒れこみそうなときこそ、体が元気に動いて、お世話できる喜びを感じてしまえ自分。
17.子どもがそれぞれに異なることは希望であると捉える。
私は、自分自身も他のお母さんと比べちゃうし、
他の子が出来てることをわが子が出来てないと気になっちゃうタイプです。
でも、先日こちらのブログで、人間の社会は分業である、というお話を読んで納得。
だったら、子どもたちがそれぞれに異なる個性を持っていることは、新しい社会の希望に他ならないよなと。
18.甘いものに逃げない。
「育児をしていて10数年、ふと気付いたら、
太って、眉間にしわよった自分になってた」なんて、いやだ。
年齢に逆らうつもりはないけど。
許せるのは笑いジワだけとさせていただきたい。
甘いものは、いっとき自分を癒しはしてくれるけど、
積み重なったらむしろ自分を苦しめてくる。
だから気をつけよう。
考えついたのは上の18項目。
あくまでも今の思いなので、変わっていくことがあると思うけど、
これから、吟味しながら、精選していけるといいなあ。
18個の項目を考える過程で、
どうして、こうも私は、
やさしいひとたちが、「そのままでいいんだよ、十分がんばっているよ。もう少ししたら楽になるよ」って言ってくださるのを、「いやいや違うんです!」と言いたくなるのか考察してみました。
たぶん私は根っからの貧乏性で、
仕事をしていたらしていたであろう、自分の人間的成長をあきらめてないんだと思います。
仕事は辞めてしまった、収入の激減は甘んじて受けよう。
だけど、
仕事で得られただろう経験や成長と、同等か、もしかしたらそれ以上のものを、
子育てを通じて果たした!と、いつか言ってやりたいんだ(誰にか。自分にかな?)と思います。
もっとカラッと、育児を楽しめたらいいけど、
どうも自分はそうじゃなくて、だいぶウェットな感じで、いちいち自分の成長に結び付けてみたいらしい…、
我ながら面倒だな。
未開な自分を、子育てを通してひらいていきたいって思ってる。
面倒な自分だけど、子育てするってことは、自分とも付き合っていかなきゃいけないから。
しょうがない。これからも考え続けよう。