明日も暮らす。

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シンプルで暮らしやすい生活を目指しています。オンライン英会話(英検1級)と空手(黒帯)が趣味。大学院博士課程修了(人文科学)。2児の母。

お友達に謝罪を強要する娘を見て、考えたこと。

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この間のことです。

 

お友達と遊んでいた娘。
ちょっとお友達にぶつかられただけで、
大声で、「ごめんなさいは!?」
と言っていました。

まさかの、謝罪の強要!

私は、娘に「ごめんなさいは?」と言って育てているつもりはありません。
でもそういう言葉が出てくるということは、娘に無意識で言っているのかもしれない…。

本当に悲しくなってしまいました。

謝罪を強要するような発言をして、お友達にどう思われるんだろう。もう一緒に遊びたくないと思われちゃうかも…。

私のほうが先回りをして心配してしまいました。

このとき私は、「そんなふうに”ごめんなさいは?”って言われたら、こわいよ。お友達も、ごめんなさいって言いたくても、言えなくなっちゃうよ。」

と言いました。

今思えば、私はこの時、娘より、お友達のほうに立ってしまっていた気がします。

本当は、娘の気持ちに立って、代弁してあげるべきところだったと思います。

「急だったから、ちょっとびっくりししちゃったね。でも、お友達も、わざとじゃないと思うよ。」

とかなんとか…。
いろんなおしゃべりができるようになったとはいっても、
まだ3歳にもならないのだから。

 

母や周りの人にも相談してみたところ、

「(娘にも)”ごめんなさいは?”って言いたい理由があるんだと思うよ」
「これからほかの言葉も増えてくるから、別の表現になるんじゃない?」
「”やさしい言い方で言ってね”と言ってみては?」

とアドバイスをもらえました。

友達と一緒の時の言葉遣いについては、
以前、NHKの「まいにちスクスク」で扱っていたんですよね。

www.sukusuku.com

この番組をちょうど見ていて、ハッとした言葉がありました。

引用します。

    ママはわが子を早くいい子にしたいという思いから、子どもが何もトラブルを起こさないほうがいいと思いがちです。
    しかし、子どもはさまざまな経験やドキドキするような思いをするほうが、やがて人の気持ちが分かるようになります。
    思ってもいないのに「ごめんなさい」を言わされてしまうと、子どもにとって自分の思いを押し込める存在が「友だち」ということになり、友だちなんかいないほうがいいということになりますよ。

 
この文章で、ああそうだと思いました。
私、娘がお友達との間でトラブルを起こさないほうがいい、と思っていました。

だからつくろおうとして、娘の発言をカバーしようと、いろいろ言いたくなってしまいます。

 

私は言葉を、

娘が社会的に不利益をこうむらないように、
未来に苦労しないように、
方便のように使っているところがあるんですよね。

でもそうじゃなくて、まだ言葉をうまく扱えない娘の気持ちを察して、
娘の言葉を代弁して拡張するような機能を持たないといけない。

ここで紹介されているように、

「ごめんね、びっくりしたね、でも素敵なものに見えたみたい」
「貸してもらえてうれしかったね、ありがとう」

 が自然に言えるお母さんになりたいです。

 

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