明日も暮らす。

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シンプルで暮らしやすい生活を目指しています。オンライン英会話(英検1級)と空手(黒帯)が趣味。大学院博士課程修了(人文科学)。2児の母。

【男性の育休】2か月の育休を取った夫。我が家にとって夫の育休は何だったのか。

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夫の育休が終了してしばらく経つ(もう2か月経ちます・・・早いなあ)のですが、

記録として、夫の育休をどんな風に感じていたのか、実際のところどうだったのか、書き残しておこうと思います。

 

育休取得まで

3年前の娘出産時には、私が育休を取り、夫のほうは有給で乗り切った我が家でした。

今回は、子どもが二人になるし、夫も育休があるといいよねえ…、と、最初こそ気楽にのほほんと臨んでいましたが、

出産前に切迫早産の診断を受けて緊急入院した(5日間で退院できたけど)ことにより、夫育休必須でしょう!という機運が高まりました。

 

夫の会社のシステムなので、なぜかよくわからんのですが、

”出産予定日からしか育休がとれない”、ということでした。

(このあたり、ほんとにそうなのか不鮮明です。でも、1か月以上早産になる場合だってあるわけだし、そうなったらどうするんだろう…。そういう事態のために、おそらく会社にも、何か救済策はあると思うんだけどな?)

私は予定帝王切開で38週で出産したため、予定日までは結局、有給もかなり使うことになりました。

 

3年前の娘出産時は、私が育休を取得したので、その書類関係の手続きが大変だったのを思い出します。ほうぼうに出向いて書類を出したり、初めてのことなので何もわからずいろんな人にいろんなことを聞きまくりました。

おそらく今回も夫がいろんな方のお世話になったはず。感謝です。

 

育休中の手当が出るとはいえ、通常に働いているよりは給料の面でダウンするのは気になりましたが、

出産なんてめったにないし(我が家はもうないかもしれない)、

昼夜連続・てんやわんや祭のようなもんなんだから、

もう気にしない、しょうがない!給料のことは考えるまい!と思っていました。

 

幸い、夫の仕事は、育休で仕事を休むために後任に引継ぎ、といったことがなく、自分の休んだ分の仕事が誰に回る、というようなことを気にしなくていいのは、よかったです。

明確に誰に仕事が回っている、ということがわかることは、働く人をつらくさせると思う。

翻って、自分が育休とっていた頃は、今頃職場ではどうなっているのか、すっごく気になっていたな…。

しかも、私は当時有期雇用だったので、育休中も契約期間に含まれてしまうということでした。

砂時計の砂が落ちるように、私が職場で働ける時間というものが、育休中もどんどん減っていくわけで、やきもきしていました。

でも、こういうのも、見る人が見たら、有期雇用のくせに育休を取って!とか、育休もらえるだけありがたく思え!とか言われることなのかなあ…。

 

自分が働いていた頃は「余人をもって替え難い仕事をしてほしい」と当時のボスに言われました。当時の私は気持ちが奮い立ったのですが、余人をもって替え難いことなんか、何もないよな。と、今の私はちょっとひねくれて思います。

少なくとも誰も私の子どもを産んではくれないという点では、仕事より出産のほうが余人をもって替え難い。

 

余人をもって替え難い仕事、と思ってしまえば、無理して働くことにもつながる。

むしろ、誰にでも代わりを頼めるシステムになっているほうが、人は、健全に休めるように思います。

それに、有期雇用しておいて、余人をもって替え難い仕事をしてほしいというのは矛盾じゃないのかな。ホントに働き手を大切にしてるのかな。と、ぶつぶつ言いたい。

 

話がそれました。

夫の育休、職場では珍しいことではないようで、すでに何人かの人が育休を取っていました。我が家のように2人目が生まれる家庭や、双子が生まれる家庭など。

気持ちよく送り出してもらえたみたいです。

ほんとありがたや。

 

育休中

私が新生児にかかりきりになっている間、夫は、娘の対応をメインでよろしく!というつもりでいました。

予定しない息子の入院で、夫は病院通いの車運転もすることになり、

育休なかったらどうしていたんだろう、という事態になりました。

娘の保育園送迎、息子の病院通いの車運転、その他家事、で、夫はフル活動し、たぶん精神的にもきつかったと思う。

その間、私は必死に搾乳器で母乳を絞ってました。

 

ただ、娘には夫がいるから安心、というわけにもいかなくて、

娘の「ママがいい!」と言ってくれる気持ちに応える必要がありました。

二人だけで公園に行ったときの楽しそうだった顔…。

娘だって、急に弟が生まれて非常事態。ただただ、ママを独占した時間を過ごしたいんだね、と思いました。

 

夫は、当初は3か月の予定で育休を申請していました。

幸いにして2週間ほどで息子の退院のメドがつき、私も体力が回復してきて、

夫が仕事をしていたほうがいいのかなあ(金銭面でも、精神面でも)…、夫の現場仕事のカンが失われると困るなあ…、という気づかい的なものも、遅まきながら少~し、発揮できるようになりました。

そして、夫は育休を2か月で切り上げる決断をしました。

 

育休終了後

二人の子どもを世話する大変さを知った夫(私も)。

後ろ髪引かれる、という言い方を夫はしていましたが、

夫は仕事へ復帰していきました。

望めるならずっといてほしいものでしたが、そういうわけにもいかないし、

今の我が家には、家を守る人(私)と、家の外で働いている人(夫)がいるのがバランスがいいかなあ、と思います。

家事育児をメインで担う、それは私が選んだことでもあります。

 

それにしても、年末~お正月がきつかったです。

2人いた育児の手が急に1人になってしまい、しかも世間は家族団らんのお正月。

がらんとした公園に、娘をベビーカーに乗せて、息子を抱っこして、何度も出かけていく私・・・。寂しいし切ないし。

まあでも、これは仕方ない。

その分、夫は平日の休みもあるし、受け入れています。

 

いま

二人の家事育児が大変だ、ということをわかり始め、これからどんどん身に沁みていくだろう我が家。

思いがけないことというか、特筆すべきこととしては、夫の家事レベルが上がったことでしょうか。

具体的には、以前は食器洗いだけだったのが、食器を拭いて棚に戻すところまでしてくれるようになりました。

隙間時間を見つけて、以前よりも洗濯などの家事をやってくれて、助かります。

育休の2か月は、育児がメインだったけど、家事をして、家を快適にするという営みを一緒に担えた2か月でもありました。

 

育休を取った、というのは、取れたから、ということでもあります。

もし、復帰後が不安だとか、仕事の引継ぎが容易ではないとか、育休を取ることが難しい職場に働いていたら、育休とってほしい、とは私は言いづらかっただろうなあと思います。

 

出産に臨んでは、どちらかといえばもちろん、2人の手があったほうがいいけれど、

育休復帰後にそんなにつらいなら、無理して取らなくていいよ。

数カ月はめちゃくちゃきついだろうけど、がんばるよ。

と私は(ひきつった顔して)言いそう(そして育児ノイローゼになりそう)。

なので、夫の職場が、育休を取る男性が結構いる職場でよかったと思います。

 

終わりに

育休中ももちろんありがたかったですが、育休後に、夫が育休とってくれていてよかったなあ、と思うことが多いです。

日中、家事をしているとあっという間に時間が過ぎてしまうこと、

子どもの相手が結構大変な重労働であることをわかってくれて、

子どもたちの世話をしながらご飯を用意して、家をきれいに整えることの大変さ、ありがたさを共有できました。

 

家事だけ、育児だけなら、まあまあやれると思う。

どちらかなら、まだいい。でも両方となると、それを毎日毎日となると。

こういうのは体験しないと想像しにくい。

私だって、もし自分がが一家の稼ぎ手で、家に主夫がいるという状況だったら、

それがどれだけ難しいことかわからずに、家事も育児も頑張ってほしいな、って思いそう。

 

そういうわけで、我が家にとっての夫の育休というのは、どういう家にしたいか、どういう家族になりたいかを二人で模索する、いいきっかけでした。

 

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