おはようございます。
梅つま子です。
「カメララップ」をご存知でしょうか。
カメラをラッピングのように包んじゃう形のキャリーケースです。
今日はそのカメララップを手作りした話です。
ちょっと長いですが、いきさつを
先日、カメラを買い換えた話を書きました。
前使っていたカメラのときから、
「カメラケース」を利用していました。
今回も、ケースを用意するつもりでいました。
カメラは裸で持ち歩いてもいいんですが、
何しろ雑な性格なもので、ぶつけてしまいそうなので…。^^;
カメラバッグを持ち歩くのは大変だけど、
裸で持ち歩くのはちょっと、と思っている私に、カメラケースはありがたい存在です。
前回のカメラで使用していたカメラケースは、購入したものなのですが、
この数年の間に、ハンドメイドも少し経験を積んだことだし、
今回のカメラケースは、自分で作ろうともくろんでおりました。
カメラケースを作るのは大変そうだった
さっそく「カメラケース 作り方」と検索したところ、
いくつか、型紙付きのページが出てきました。
ところが…、いやー、複雑でした。
「簡単」と書いてあっても複雑…。
難しいなと思ったのはこのあたりのポイントです。
・型紙が必要
・布を複数重ねる必要がある
・カーブがある
・立体的に縫製しなきゃいけない
・最後は手縫いが必須
これらは、見ようによっては、ハンドメイドでは普通のことで、別にたいしたことではないかもしれませんが、私のような軟弱ハンドメイド愛好家には、厳しいと感じました。><
逆に、ちょっと腰をすえて難しいものを作ってみたい!という方には、合っているかもしれません!
うーん、やっぱり買うしかないのか?
かわいいのは、売っているんです。
こういうのとか。
でも、お高いんですよね。数千円する。
作ろうかなあ。というか作れるかなあ。
買っちゃおうかなあ。
カメララップとの出会い
…そんな気持ちで迷っていたところ…。
巷には、「カメララップ」というものがあるらしい!
ということがわかりました。
こういうものです。
MOUTH マウス カメララップ マルチラップ MULTI WRAP MMW14037 (BROWN/CURRY)
- 出版社/メーカー: MOUTH
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
かたちは、ふろしきのような正方形。
ラップ、というだけあって、布をカメラに巻きつけるタイプになります。
2枚の布を重ねて縫えば作れるかしら?
これは、ティッシュボックスカバーを作るときの感じと、ほぼ同じかも。
カメラケースは難しくても、カメララップなら作れるかな?と思って、
さらに検索をしてみたところ、
こんなページを発見しました!
これはかわいい!
リバーシブルのカメララップです!
思い立ったら、すぐやりたい!
家の中にある布を物色して、材料をかき集めました。
上の記事を参考にしながら、自分なりのアレンジを加えて作ってみたので、
ご紹介いたします。
材料
サイズは、カメラとレンズの大きさで変わってくると思いますが、
ご参考までに、私が作ったものです。
・布2枚(キルティング)…約38センチ四方
*家にある、厚そうな生地を探したらキルティングが出てきたので、
キルティングを2枚重ねることにしました。
なお、上に紹介した記事では、ダブルガーゼを使用しているそうです。
・かばんテープ…約10センチ
・太い平ゴム…約50センチ
*上に紹介した記事では、丸ゴムを使っているみたいです。私はたまたま、平ゴムがあったので使ってみました。どちらでも大丈夫だと思います^^
・ゴムパッチン…ゴムのサイズに合うもの1個
家にある適当な材料、集合!
キルティングは、実はレッスンバッグを作ったときのものです。
さらに、かばんテープはテーブルチェアに使ったもの。
家にあるものをかき集めて…!勢いだけのハンドメイド、今回もやりますよーーー!!
作り方
(1)布を縫う
キルティングの布を中表に縫い合わせます。
このときのポイントは2つ。
ひとつめは、当たり前ではありますが、ひっくり返す入り口を作っておくこと。
(そうじゃないと、中表に縫い合わせた、ただの正方形の布になっちゃいます^^;)
もう1つは、かばんテープを縫いこんでおくこと。
なんかぐちゃぐちゃですけど。大丈夫、裏返せばミエナイ(笑)
(2)ひっくり返す
ひっくり返します。かばんテープをつけたところは、こうなります。
(3)アイロンをかけて返し口を留める
キルティングを2枚重ねており、厚手なので、ここで1回、アイロンをかけました。
アイロンをかけて、あとをしっかりつけておくと、次の工程(4)で、一周縫うときに縫いやすくなります。
返し口のところは、こんな風に仮どめクリップで留めておきます。
仮止めクリップ最高!
チョコレートの缶をケースにしたところも、お気に入りなんです☆
(4)一周縫う
手縫いが上手に出来る方は、コの字とじで、返し口だけを縫うことも出来ますが、
私はそれよりもミシンで一周縫っちゃったほうが楽に感じるので、
一周縫いました。
ひっくり返した口は、なるべくぎりぎりを縫うとよいです。
後からほつれないように、注意です。
テープをつけたところはこのようになります。
線がゆがんでいるけど、後でゴムをつけると、布が引っ張られて目立たなくなるところなので気にしなくて大丈夫。
それでも気になるときは、「美術品を作っているわけじゃないし…」とつぶやいておきます。
(5)ゴムをつける
あらかじめ輪にしておいたゴムを、かばんテープにくくりつけます。
平ゴムを使用する場合、「ゴムパッチン」があると便利だと思います!
ゴム同士をしばるより、きれいに仕上がります。
↓こういうやつです。いろんな色があるみたいです。
こんな風になります。
逆側からみると、こうです。
(6)プラスナップをつける
出たー!私の大好きなプラスナップ!
また使いますよ!
↓
カメラを置きながら作業するとわかりやすいと思いますが、
ゴムを取り付けたところの反対側の位置になります。
裏返すと、こうなります。
左側のストラップをくるむような位置に来るように、かしめます。
厚手ですが、何とか留まりました!
反対側ですと、こうなります。
(7)くるんで完成!
左右の布を真ん中に持ってきて、最後にくるんと、ゴム側の布をカメラ本体に巻きつけ、ゴムを本体にかけると、このようになります!
リバーシブルなので、逆側も。
お弁当箱感があります(笑)
ですが、ありあわせの布とゴムの割には、悪くないんじゃないかと、自分では思っています。
カメラは黒だし、ネックストラップは赤なので、
思いがけず布の黒と赤(オレンジ)にマッチしたように思います(こじつけ^^)。
作ってみた感想
簡単でした!家事の細切れ時間でやって、所要時間は1、2時間くらい。
しかも楽しかった!
キルティング2枚ってどうなの?と思いましたが、
十分に厚みがあって、安心感があります。
なにより、家にあったものだけで作れたのが満足です^^
お気に入りポイントは、やはりプラスナップでしょうか。
紐などを取り付けて、ネックストラップとつなげる方法もあると思いますが、
それよりもプラスナップはシンプルだし、外したいときに外しやすくて安心です。
カメラケースを作ろうか買おうか悩んでらっしゃる方には、
カメララップという選択肢、オススメですー!