先日の記事に書いたとおり、7月は大処分祭でした。
いろんなものを処分しましたが、なかでも、本をたくさん(500冊以上)処分しました。
本に関して、この記事でちょっと補足をしておきますね。
<目次>
買取依頼をしたところ
使った業者は、リコマースと、ノースブックセンターの2つ。
特色
以下のような特色がありました。
・宅配キット(ダンボール)を送付してくれる
=自分でダンボールを用意する必要がない
・送料が無料(着払い)
(ノースブックセンターは30冊から)
・査定額に納得いかない場合、返送ができる
(リコマースは無料、ノースブックセンターは有料=依頼者の負担)
なかでも、ダンボールを自分で用意する必要がないのはとてもありがたかったです。
本を入れるのに手ごろなダンボールって、いつでも手近にあるわけではないので…。
どちらも、最初の利用時だけ、本人確認の作業が必要になりました。
リコマースは、事前に、本人限定受取郵便の受領の作業があり、
ノースブックセンターは、身分証明書のコピーをダンボールに同封することが必要でしたが、何も煩雑なことはなかったです。
リコマースの本人限定受取郵便については以下の説明がありました。
初回のご利用は、身分証に記載のご自宅住所でのみ、ご利用いただけます。また、法令に基づく本人確認が必要となります。
※日本郵便の「本人限定受取郵便(特定事項伝達型)」にて、確認を行います。
お客様申込住所宛に、郵便局より通信事務郵便(通知書)が届きますので、書面の指示に従って、郵便物をお受け取りください。
お受け取りの際には、身分証明書のご提示が必要となります。
参考:日本郵便本人限定受取(外部サイト)
※お申込み翌営業日に弊社より発送致します。通信事務郵便(通知書)がポストへ投函後、10日以内にお受取り手続きをお願いいたします。
リコマース
リコマースは、買い取り金額を、アマゾンのポイントで支払ってくれるのが特色です。
いくつかのレビューを見ましたが、アマゾンのポイントに限定されるぶん、現金での支払いよりもよい査定額を出してくれる傾向があるみたいです。
私はアマゾンユーザーなので、アマゾンポイントでいただけるのは何の問題もなし!
期限も、10年あるので、余らせるということはない。
もし、どーしても使いきれないのだったら、お米を買えばいいし、と思っていました。
なお、同時に2冊以上査定してもらうと、2冊目以降には値段がつかないようなので、
同じ本を複数売りたい方は要注意です。
下記の記載がありました。
本・雑誌・CD・DVD・Blu-ray・ゲームソフトについて、同一商品複数の買取は行っておりません。
同一商品複数をご送付頂いた場合、該当する商品にはお値段をお付けいたしませんので、予めご了承願います。
ノースブックセンター
すべての本をリコマースでお願いしてもよかったのですが、
私は学術系の本、研究書をたくさん持っていました。
こうした本はあまり市場に流通しないし、求める人が少ないので、状態がよくてもあまりいいお値段がつきにくいという状況がありましたので、
というわけで、学術書に関しては、「専門書の買い取り」をうたっているところを探したところ、ノースブックセンターが見つかったというわけです。
この、ノースブックセンターというところ、
・買取依頼ありがとうございます
・買取キットを発送しました
・集荷手配を行いました
・荷物が到着しました
・査定金額のお知らせ
・査定の承認ありがとうございます
…といった具合に、逐一、連絡をくれます。丁寧!
こちらの会社、買取日記というブログを運営されていて、
写真とともに、こういう分野のこういう本を買取しました、とスタッフの方の報告が載っています。
こちらに、買い取ってくださった私の蔵書をご紹介くださったことがあってですね…。
私、根がチキンなもので、
蔵書の感じから、どこかの誰かに、
「これはつま子に違いない。つま子のやつ、本、ごっそり売り払ってるな」
と勘ぐられたら嫌だっっ!!!
と思いまして…。
みんな忙しいから…そんなひとは居ないと思うけど、私の持ってる本、けっこう特徴的だったので、身ばれの危険性があるといえばある^^;
「…大変勝手ではありますが、買取日記から削除していただけないでしょうか…」
というメールを送ったら、
即効で返事が返ってきて、
そのときには既に、該当のページが削除されていました。
しかも、「今後は梅様からの買取は載せないようにします」、とのこと。
デキル…!!!!
本の処分は5月から始めていたから、「7月の大処分」とはいえないのですが、
一応まとめますと、
リコマースに買い取ってもらったもの
261冊 100,204円
(送付回数 3回)
*1回、ダンボール一箱分です。だいたい1回につき、50冊~100冊送っていた計算です。
ノースブックセンターに買い取ってもらったもの
328冊 94,236円
(送付回数 8回)
でした。
合計、589冊手放しました…!
処分する本を選んだ手順
我流ですが、以下のような手順で、本を処分していきました。
数百冊の規模で蔵書がある方向けです。
1.まずはダンボールを一箱依頼して、
ダンボールの到着日までに、処分したい本を抜き出して、
山にしておきました。
2.ダンボールに入りきらないほど、太っ腹(?)な感じで、
「これも処分する、これも処分する」と、
どんどん処分の山を大きくしていきます。
一度処分の山に振り分けた本は、よほどのことがない限り、
元の棚には戻しません。
3.ダンボールが届いたら、
本をつめていきます。
平置きすると、本が傷みにくいそうです。
4.余ったスペースには、新聞紙などを丸めてつめておきます。
(移動時にダンボールの中身が偏って本に傷がつくのを防ぐため)
5.ダンボールを閉じ、集荷してもらいます。さきほどの1.で山にした本が、すべて入りきらないようにしておくのがポイントです。
6.入らなかったので、次の処分のために、ダンボールを追加注文しておきます。
*ここで「入りきらない」というのがポイントです。
入りきらないから、また新しいダンボールが必要になります。しかしながら、まだ新しいダンボール一箱をいっぱいにするほどにはたまっていません。そこで、ダンボールを満たすためにはもっと処分する本を選ばなきゃ、という気持ちを盛り上げ、処分を加速させるのです!
(リコマースのほうは、査定がすむまで、新しい宅配キットの申し込みはできないようになっていました。)
7.新しいダンボールが届くまでに、また処分の山を作ります。
こんなふうにして、次から次へと芋づる式に処分していきました。
この方法だと、本棚を全部ひっくり返すよりはだいぶマシで、散らかり度をそんなにアップさせることなく、本を処分できます。
本を処分するときの心持ち
お得計算はいったん棚に上げた
リコマースとノースブックセンター、どちらに送付するのがお得かしら?と考えるのはめんどくさかったので、
後半はほとんどノースブックセンターに送っていました。
結果として、リコマースのほうが、少ない冊数で大きい売り上げになっているけれど、
本は、種類とか状態とかによって値段が違うから、単純に比べられませんね。
もし本当に少しでも高く買い取ってもらうことを考えるなら、
片方で査定、買取金額だけ知らせてもらって返送してもらい、
さらに、もうひとつの方に再度送付して額を教えてもらったうえで、
高い方に最終的に買い取ってもらう…ということも、
チラッと頭をかすめましたが、
それはやめて、早く手放す方を優先しました。
配送業者の方にも何度も重いものをやりとりしていただくのも大変だし、
本が移動中に傷んで、グレードが下がってしまうことも十分ありえます。
もちろん、欲をかけば切りがないけれど…、
活字をゴミにしなくて済んだ、という安堵感
食べ物を捨てることに罪悪感を感じる人もいれば、
服を捨てるのがいやだという人もいて。
私の場合、「本」に関して、無駄にしたくない、
読める状態である限り、ひとの手に渡って欲しいと思います。
自分では活用しきれなかった本を買い取っていただけたことに感謝したいです。
活字をゴミにしてしまうのは、心が痛むので…。
そんなこんなを経て、
これで私の本棚には、「残したい本」だけが残りました。
またしばらくすると、これも手放していいかな、と思える本が出てくると思うけど、
それはそのときの仕事にしたいと思います。