5月以降、蔵書を500冊以上処分して、
またちょびちょびと本を処分しています。
買取サービスにお世話になってます。
2度目以降は、ホントに気楽です。
本を持つこと自体が好きなので、際限なく蔵書を増やしてきてしまいました。
どうも私は、「所有する」ということを、本に与えうる最高の敬意だと思っているふしがあるみたいです。
「すばらしい本だ!よし、購入して手元に置こう」みたいな。
すばらしい本だけど、別に手元に置かなくてもいいんだ。
必要なときだけ図書館で借りたっていいんだと思ったら、
そうか。なんだ、そっか…みたいな、
はじめて気づいたみたいな妙な感覚でした。
500冊以上も処分してきて、手元に残っているのは、
それなりに「精鋭」でした。もうここから処分するのは難しいかなと。
でも、こんなふうに思ってみることにしました。
自分の蔵書を、3つに分けてみたんです。
そして、3つのうち、「1」と「2」を手放そうと思いました。
1.たくさん読んで、読み込んで、線もたくさん引いたりして、学んだ本。
内容が今、頭に残ってなくてもいい。
こういう本は、私にとっての役目を終えた本。
2.まだ読んだことがないけど、もしかしたら読んだら学びがあるかもしれない、と思って買っておいて、置いてある本(いわゆる、積ん読の本。)
こういう本は、これから私が自由に学ぶための重荷になってしまう本。
3.適度にこれまで読んできて、これからもまだ、手に取る機会がある本。
その本を手に取ったとき、「やっぱりいいこと書いてあるな、ためになるな」と思うことが(その具体的な場面が)想像できる本。こういう本は、これからも自分の助けになる本。
1.私にとっての役目を終えた本
思い入れがありすぎて、手放せませんでした。
でも、もう役目を終えたのだから、と思って今回手放します。
こんなに勉強した、という証でもあるけど、正直なところ、背表紙を見ただけで、”あの頃の自分”がよみがえりすぎて(いいことも悪いことも…)、つらくなっちゃうところもありました。
あまりにも線を、それもカラフルな線を豪快に引きまくっていて、自分にしか読めない字で、ひらめきを殴り書き。
状態がいい本は買取サービスに送りますが、このカテゴリに入る本はかなりのぼろぼろ具合。
次の方に読んでもらうのが難しいほどの本は、廃品回収の日に、資源ごみになりそうです。
2.これから私が自由に学ぶための重荷になってしまう本
これを学んだら役に立つだろうな、と思った分野の本が、数冊あります。
読んだらよさそう、と思って、私のために置いてあるのに、
「これを読まなければお前は先に進めない!」って言われているような気がしています…(笑)
明日の私のために良かれと思って買ったはずなのに、なんだか恩着せがましく鎮座してる…。
ぱらぱらめくって、とっつきにくそうな本は、さようならしようと思います。
フォントからして拒否反応を感じるものもありました…。
もしかしたらこの先、また同じ本を手に取るかもしれない。それはそれでいいじゃないか。
よっぽど縁があるってことなんだから。
もう2度と手に入らないかもしれない。それもいいじゃないか。
縁がなかったってことなんだから。
3.これからも自分の助けになる本
正直なところ、上記「2」と、この「3」の区別がとても難しかったです。
重荷になるのか、助けになるのか?なかなか判断がつかない…。
こういうときの決断は、感性に任せるのが自分には合っています。
実際に手にとってみる。
ぱらぱらとめくって、読む気になるか。
1年に1回は、読むだろうか。
これから1年以内に、再び手に取るだろうか。
わくわくするか、面白そうと思えるか。
否、と思ったら残念だけどさようなら。
手にとっても、どうしてもわからない!捨てる決心がつきにくい、なんだか捨てにくいと思ったものは、断捨離の考え方としては、おそらく捨てるほうに行ってしまってOKなんだろうなとは思いつつ、
私は自分に甘くいきます。
今日処分しても、数ヵ月後処分しても、金額がガクッと下がるわけでもないし。
今は無理することもないかな、と思っています。
棚に戻して、また今度、処分する機会を待とうと思います。
「2」と「3」の間で迷った本、いくつもありました。
そのひとつがこれ、
北山耕平(2010)『地球のレッスン』太田出版
数年前、年若い友人に紹介してもらった本。
この本にもだいぶ長い間、本棚にいてもらいました。
子どもにとって
両親の心から出た言葉は栄養となり
両親の頭から出た言葉は重荷となる。
(p.120)
うん。ありがとうございます…。
息子の誕生日プレゼントが入ってきた段ボール。これいっぱいになるまで本処分したい pic.twitter.com/xnUFFhwzzm
— 梅つま子@はてなブログ (@umetsumako) September 26, 2017
そんなこんなで、また段ボール1箱分の本とさよならできそうです。