明日も暮らす。

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シンプルで暮らしやすい生活を目指しています。オンライン英会話(英検1級)と空手(黒帯)が趣味。大学院博士課程修了(人文科学)。2児の母。

料理教室に通ってるような気分になる一冊。知恵と愛があふれてました!

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おはようございます、梅つま子です。

 

最近、料理本を手に取る機会が多いです。

それは、ズボラレシピでも美味しく作れるものがある!ということを知ったから…。

■ガツンと甘いものを食べると、元気がわいてくる!バナナのキャラメリゼを作ってみた。■

 

オダマキ先生…!

小田真規子先生、ズボラ料理界の巨匠と申し上げたい。

オダマキ先生(かってに省略してなれなれし過ぎの上に、「子」しか略せてない)の本をまた読みました。

オダマキ先生、勝手に私淑したい勢いです。

今回読んだのはこの本。

タイトルがまたしゃれてる!

 

ええっ!菜箸のひもを切ると料理はうまくなるんですって先生!?

もともとひもついてない、ニトリの菜箸使ってるけど、料理の伸びしろ私にまだありますか先生!?

 

この本の冒頭に、オダマキ先生の秘密が。(下線は梅つま子によるものです。)

私は、料理の仕事に携わって30年近く経ちますが、じつは「料理が大好きで、料理ばかりしていたい!」という人種ではありません。

どちらかというと、「考えること」「研究すること」が好きなタイプ。たまたまその対象が料理だった、という感じなのです。

ですから、みなさんと同じで、なるべくラクしておいしい料理を作るにはどうしたらいいだろう?ということをくり返し考えてきました。(p.6)

 

先生が「私もあなたと同じよ」とおっしゃりながら、こちらに手を差し伸べて微笑んでる!

巨匠じゃなくて教祖だったか。

しかも、こう続くんです…。

 

思考がぐちゃぐちゃになるのは、自分や誰かのために、おいしくて体にいい料理を作りたい、という優しさの結果でもあります。

でもその優しさを、不毛なまま終わらせないでほしい。

そのために本書では、学校や家庭では教わることがない「本当に料理上手になれる考え方のコツ」をお伝えしています。(p.7)

 

思考がぐちゃぐちゃになる前に、涙で顔がぐちゃぐちゃになりそうです先生。

わかってくださいますか先生。

思考がぐちゃぐちゃになった結果、昨日の夕飯が、

■刺身(昼の残り)

■お好み焼き(残り物の刺身だけじゃ足りないな)

■かぼちゃのスープ(息子にのど越しのいいものを…)

というとんでもない献立になった私の混乱を。

 

ズボラ軍のすすり泣きをBGMに、本書は始まります…。

 

この本は、いわゆるレシピ本ではありません。

見開きで完結する形で簡潔に、料理のコツがふんだんに盛り込まれています。

 

以下、本書の中で私が、「おお、これは!ぜひ試してみたい」と思ったお気に入り6つを紹介しますね!

心の中の「へえ」ボタン、連打必至ですよっ(たぶん)!

■長芋とれんこんは、しょっちゅう買っていい

まずすごいのが、ほかの根菜やイモ類に比べて、加熱時間が短くてもおいしくなるところ。

どちらも5mmくらいの輪切りにして、表裏をサッと2~3分焼いただけで、香ばしさとシャキシャキ感が味わえます。(p.30-31)

 

■豚ひき肉は冷蔵庫に常にあっていい

そぼろのようにバラバラにして食べることもでき、ハンバーグのように塊にして食べることもできます。

ボール状にして葉野菜と蒸したり、炒めて水を注いでスープの味のベースにしたり、いろいろな形で仕える万能な存在。

使う分量も調整しやすく、野菜中心の献立に少量使うだけでも「お肉のうまみ」が出せます。

また、他の素材との相性もバツグン。

(中略)

俳優さんでたとえると、香川照之さんのような存在でしょうか。

共演者を引き立てることもでき、個人だけでも存在感を発揮する、そんな頼もしい素材なのです。(p.42-43)

 

手羽先と手羽元は料理の腕を問わない

あんなに安いのに、こんなに使えておいしくていいの?と思う食材が、手羽先と手羽元。

その理由は、まず、皮と骨のまわりのうまみにあります。

焼くだけ、煮るだけのシンプルな調理でも、このうまみと肉のジューシーさで、おいしい一品ができあがり。

料理の腕を問わない素材の1つです。

しかも骨のおかげで、盛り付けるとボリュームが出て、少ない品数なのに食卓が豪華に見えるのも大助かり。

「肉の部分が少ない」と不満の声も聞こえてきそうですが、食べるのに時間がかかることで、満腹感があります。

ワイルドな食べ方になるからか、テンションもあがります。(p.46-47)

 

■油揚げは豚バラ感覚で使う

煮汁を吸うことでふわっとふくらんで、噛んだときにジュワッと水分が溢れ出ます。

細かく切ったり、大きく角切りにしたりすると、このジュワッと感をいろいろ楽しめます。

この感覚を得られる食材はほかにあまりないので、加えることで料理に変化が生まれます。

ほかにも、電子レンジで加熱して水分を飛ばすと、それ自体の油でカリカリのクルトン状になりますし、油を使わずフライパンでカリッと焼いて、しょうゆをかけるだけでちょっとしたおつまみに。

野菜炒めに入れても食感や味わいに奥行きが出て美味しいのです。(p.54-55)

 

■わかめは意外と役に立つ

海藻類は、そもそも動物性のプランクトンが棲んでいるところに生息しているので、独特のうまみをもっています。

「何か足りない」というときに加えると味をまとめてくれる、優秀な助っ人になるのです。

汁物に入れる以外にも、にんにくと油で炒めればプリッとした歯ざわりがやみつきに。

しょうゆドレッシングで和えてレタスにのせれば、味にメリハリのある海草サラダに。

オリーブ油との相性もいいので、レモンを絞って塩と和えるだけでも美味です。

ほかにも、煮魚に添えたり、大根おろしと梅干で合えて小鉢にしたり、箸休めの一品にも変幻自在。

栄養面では、水溶性・不溶性両方の食物繊維が摂れてお通じにもいいですし、水溶性の食物繊維アルギン酸・フコイダンは免疫効果を高めると注目されています。

毎日何かに取り入れたい食材です。(p.56-57)

 

■煮物を最初に炒めるのは、うまみを出すため

炒めるといっても、ちょこっと炒めた程度ではあまり効果がありません。

野菜全体が透き通って、触ると熱々になるくらいまで、しっかりと炒めます。

炒めると、野菜の表面から熱が入るとともに脱水され、水分が減って香りが出てきます。

その香りが料理のうまみになり、味わいのベースにもなるのです。

イメージは、乾物です。

たとえば、ごぼうは生だと野菜ですが、乾燥させると「ごぼう茶」として飲まれるくらい、うまみの凝縮した食品になります。

肉じゃがやミネストローネ、豚汁などの定番料理も、素材を先にしっかり炒めると味わいがぐっと豊かに。

結果的に煮込み時間も少なくて済み、少ない調味料で味が決まります。

玉ねぎやじゃがいもの味噌汁も、炒めてから作るとまた違ったおいしさが生まれます。(p.104-105)

 

どうですか…。伝わりましたでしょうか!

なんだろう、この、本書全体からあふれる、「いいこと聞いた、早速試してみよう」感。

 

オダマキ先生のことばを聴いたら、あら不思議、食材に愛着が持てる!

もう、楽天でいつも買ってるわかめへのまなざしも変わってきてしまいますもん。

↓愛用のわかめ。

今までは、味噌汁に投入するだけだったにしか使ってなかったけど、すでに、にんにくと一緒に炒めたくなってる!

 

この感じ、なんだろう、何かに似てる。

思い出しました。私が昔習ってた、料理教室の先生の感じに似てるんだ。

 

この梅つま子お恥ずかしながら、過去年間ほど料理教室に通ったことがありまして…。

↑それでこのざまかと思うと恥ずかしすぎて字を小さくするだけでは足りず白くしてしまったすみません

 

この本、料理教室の先生に直接習って、tipsをいただいている感じに似てます。

 

私が通っていた料理教室で、こんなことがありました。

ミネストローネの回で、”ベーコンがいかにミネストローネにいい味を加えるか”ということを力説していた先生は、興奮した口調で、

「ベーコンはね、塩気と脂の甘みと…とてもいいダシが出るのよ。

そう、ベーコンは、ダシと考えればいいのよ。

ベーコンはね、煮干しなのよ!!!」

とおっしゃったことがありまして。

(私はその日のメモに「ベーコン=煮干し」とだけ書きました。忘れがたい)

 

その感じなんです。

それか、ぽたぽた焼きの裏面のおばあちゃん知恵袋読んでる感じといえば伝わるでしょうか。

 

まるでバーチャル・オダマキ料理教室のようだ、この本!

なかなか料理する気分が上がらないときに、この本をパラパラッとめくると、知恵とともに「がんばれっ」とささやいてもらっている気がする…。

 

じんわり…(励ましをもらう)。

 そういう料理本もあっていいなあと思うのでした。

 

追記:楽天セール、まだ買ってます 

歯ブラシがないんだった!ということに気づいて、買いました。 

この「Ci702」 、行きつけの歯医者さんで、検診のたびに1本ずつもらえて。

使ってみたら気に入ったので、楽天で買ってます。

夫が、違う歯ミガキ粉も試してみたいというので、同じお店で、お試しで買えるものを選んでみました。

 

それから実家の母に、「黒酢にんにく試してみたい」といわれたので、これも追加です。 

…というわけで、無事に(?!)10店舗買いまわり達成なのでした。

 

 

梅つま子

 

 

↓「もの、ごと。」には、料理ネタもいっぱいです。

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