おはようございます。
梅つま子です。
先日の育自ポートフォリオでちょっと触れた、我が家の娘の5歳娘の新しい習い事の話です。
なりたい自分に近づくための日々と、自分との付き合い。今から来年の夏休み対策を。2018年9月の記録。 - 明日も暮らす。
結論から言いましょう!
オリンピックの新種目にもなっている「空手」です!!!
なぜ、「空手」なのか
どうして、数ある習い事の中でも「空手」をチョイスしたか。
その理由です。
1.武道への憧れ
武道っていいですよね。
心身の鍛錬。
私自身、縁があって、大人になってから少し、なぎなたを習ったことがあります。
気合がすごいんです。そして所作も、何もかも美しい。
はかま姿もいいですよね。
気持ちにアイロンかかるような、ピシー!とした空気がたまりません。
競技人口が少ないがゆえに、勝ち進むと「全国」が見えやすいというのも、なぎなたの魅力。
いつか見たいと思ってまだ見ていない…!
2.自分の身体を自由に扱えるようになってほしい
いわゆる護身術といいますか、自分の身を守るための技術は、持っていたほうがいいと思います。
でもそれ以上に、自分の身体への信頼が芽生えたらいいと思ってます。
「自分は身体を自由に動かせる」とか「自分はどんどん強くなる」といった、身体への自信をつけさせたいなあと思います。
そういう、基本的な身体への信頼感、身体に対するポジティブな思いって、心の軽やかさとか、健康さにつながっていくと信じています。
かくいう私自身は、お恥ずかしくも完全なスポーツ音痴ですので、お前が言うな!って感じなんですけど、実はボディビルをしていた父の影響で、ベンチプレスとかカールとか、小さい頃、やってました。
そんなわけで、運動神経ない割には風邪引かないし、モトが結構強いんじゃないかと、最近は自分の身体を見直してます。
3.娘の「覇気」が有り余っている
わが子ながら、5歳の娘の心意気というか、心の漲りというか、すごいものがあると思っています。
大人の顔色を伺わない。大人に動じない。
気が張ってるときは、注意されても、シュンとならない。
曲げない。強い。
こういう気質はいったいどこから来たのか?
若干、「事なかれ系平和主義」なきらいのある私たち夫婦には全くない要素。
もちろん、まだまだ5歳の娘には、子どもっぽい打たれ弱さも共存はしています。
だけど彼女の日常生活のなかには、じゅうぶんに活かされ切れていない、発揮されていない「強さの核」みたいなのがある。とずっと感じていました。
これ、一歩間違えたら、「生意気」ってやつなんだろうなとよく思います。
言いたくない言葉の一つ、「生意気」。
娘の中に有り余っているものがなにか、ありそう。
何かが過剰。あるいは何かが不足。
何かミッシングピースを足したら、より豊かになりそう。
彼女の持っている性質を引き出して、エネルギーを傾ける先を見つけたい、と思っていました。
4.通える範囲である
結局コレが最重要。
どんなによくても、遠くては通えません。
5.リーズナブルな月会費
教育にかかるお金はある程度覚悟はしていますが、もちろん、お安ければありがたい。
こちらは、現在通っているスイミングの約3分の1です。
さらに年会費はなし(登録料は年毎にかかります)。
空手着やサポーターなどは必要で、ひと通り買い揃えると、諭吉さん一人では足りないですが、そうそう買い換えるものでもなし。
初期費用の安さ、グッズ購入およびそのメンテナンスほぼ不要、サイズアウトによる買い替えの必要性は最小。
…という点では、スイミングと並ぶと見た。
…すなわち、助かる!
6.ただただ、うらやましすぎた
最後に書きますが、これですよ。
【柔術】小学生クラスデビューと居場所があるという安心感。 - Call me Iqo.Pls!
なに、この文章…。
なにこれ、理想…。
イクオさんの記事を読みながら震えました。
普段あまり言わない言葉だけど…いいないいな、うらやましいうらやましいうらやましい…!
なぜ私は自分の子どもを通わせてないんだろう、って思いました。
それでもなぜ、5歳になるまで動かなかったのか
選んだ場所は、家から程近い、公共のタテモノの中にある、集会場みたいなところ。
他にヨガやらダンスやらのクラスも開催されていて、いずれも週1ペースで、先生とともに生徒が通ってきています。
専用のスタジオや教室ではなく、いわば「習い事のレンタルスペース」的なところ。
そういう場所があることは知っていて、そこに空手があることは、2年くらい前から知ってはいました。
対象年齢の設定は、4歳からでした。
娘は5歳になったので、年齢的にはもう一年前から通えていたことになります。
それでも、今回まで動けませんでした。
それにはいろいろ理由があります。
覇気のある娘だけど、それをある程度コントロールできるようになるまで時間がかかりました。
そして今、ようやく、娘の機嫌のいい時間が、悪い時間を超えて長くなってきたような気がする。
人の話を聞けるようになり、何が今求められているかをわかるようになり、「わきまえ」が育ってきたように見える。
そして、私も。
ようやく、私も、娘との付き合いが軌道に乗ってきました。
イライラすることもあるけど、流せるところは流せるようになってきた。
いい関係を、継続的に結べている気がする。
思えば長かった。
保育園の登園拒否時代、
保育園退園後の、苦しき2児育児・無所属エブリデイ夏休み時代を越え。
今、ありがたいことに、幼稚園に元気に毎日通えている。
そして、娘の習い事には、同伴する息子のことも無視できません。
赤ん坊に近い感じだった息子も、ようやく幼児らしくなってきた。
今ならもう、時が満ちたのかも。
気がつかない間に、「今がそのとき」を迎えているのかも。
なにより、直接的な動力になったのは、上述の理由群の中でも、「6.ただただ、うらやましすぎた」ですね…。
イクオさんのこのエントリは9月16日のもの。
読んだその日に、ホワイトボードに「空手」と書き込み、その日のうちに電話して、さらにはメールして、動いてしまいました。
その次の週の練習から参加しました。
いざ、練習に初参加
どんな場所でも、初めて参加するのは、どっきどきです。
しかも、幼稚園の入園と違って、「いっせーの!」で、みんな新しくスタートするのと違う。
みんなはもうこの教室に慣れていて、私たち親子だけが初めて。
どういうルーティンがあるのかもわからない。
どういう時間をすごすのかもわからない。
めっちゃキョロキョロしながら参加しました。
(当日はたまたま夫が休日だったので、息子はお留守番しました。)
見学して惚れ込んだ
始まってみたら…子どもたちが輝いている!!
空手着、ラメ入りなのかと思うくらい、ひとりひとりがキラッキラ輝いていました!!!
まぶしくて見てられない(大げさ)!!
自主性スゴイ
子どもたちが…学年も違う、もしかしたら学校も違う子どもたち同士で、その場で話し合っていろいろ考えて動いているんですよ…。
「じゃあちょっとそこで集まって、グループ作ってリーダー決めて」と先生がさっと指示したら、年かさの子が中心になって、自分で手を上げる子もいて、周りの意見を聞いて、子どもたちだけで決めている。
「その位置で練習できるの?」と先生に言われたら、自分たちで考えて、場所を取り直す。
大きな子は、周りを見て、小さい子の位置取りを直してあげる。
そういうの見てるだけで、鳥肌が立つ!!!
指示されて動くのではない。
自分で考えられる、自分たちで決められる。
これだよ!もうお勉強とか、どうでもよくない?!って思ってしまった。
どうでもよくはない。
ともあれ、私はこういうことができる子になってほしいのだ!!!
礼儀スゴイ
身体を鍛えるとともに礼節や伝統を尊重する態度を養うことを通して、礼節、勇気、忍耐力、内省、克己、利他、協調性、思いやりなどの社会的能力や高い徳性を養う豊かな人間教育に効果的であると確信しています。
空手を始めたい方へ - JKA 公益社団法人日本空手協会
「礼節、勇気、忍耐力、内省、克己、利他、協調性、思いやり」ですって、最高じゃないですか。
これがあったら、世間の荒波を元気よくわたっていけるよ。
ガチガチの道場ではなく、先生も気さくな感じの先生だけど、しめるところはしめる感じがきちんとしてます。
ちゃんと挨拶したり、先生の話を聞いたり、月謝袋はちゃんと先生のほうに向けて両手を使って出す。
こういうこと、ホント大事。
体幹スゴイ
片足を上げたまま静かな姿勢を保って、そのまま蹴り。
はたで見ているとなんてことない動きですが、できないものです!
足を上げる時点でふらふらしてしまう。ましてや蹴りなんて。
でも先生はさすがにすごいです、鉄筋入ってるのかと思うくらいぜんぜんぐらつかない。
娘はクラスのなかでも背は高く、身体のつくりはしっかりしたほうだけど、それでも、ホニャホニャのグラグラなんだなとよくわかります。
上のほうの学年の子はやっぱりすごい。
動きがすばやいのもさることながら、それを支える体幹がしっかりしてる。
体幹しっかりしていると、そのあと何でもできるだろうな、と思いました。
走るのも、球技も。
…というわけで「ここには私が子どもの教育に欲しいすべてがあると思えた」のでした。
練習に参加してみて
当日の練習は、型の練習のあと組み手の練習をする、という流れでした。
型は、私から見ても複雑で、かなり難しい。
手と足が同時に動くので、覚えられない。
真似しようもないくらいで、娘はぜんぜんついていけず。
もう心ヨレヨレになった娘は、
「はああ~~↓ できない~~~↓ むずかしい~~~↓↓」と、座っていることもできないくらい、どんどんシナッシナになっていきました。
何とかなだめすかして、せめて最後までここにいよう、途中で退室は避けたい!と、こっちも根性でねばりました。
そして。
もうどうにも何もできなかった型の練習が終わり、拳と足にサポーターをつけての組み手の練習が始まったところ…。
にわかに輝きだす娘の目。
先生がそれを察知し「誰か、サポーター貸してあげて」というと、先生の一言一言にアンテナを張っている、中学年と思しき男の子がささっと駆け寄って「これ貸してあげる、あとで返してね」と。
そして「”あとで返してね”は要らないんだよっ」と、そのママ(これまたかっこいい感じのママ)に注意されるという(笑)
なんだか涙が出そう、みんな優しい。
もちろん、娘は突きも蹴りもまるで入らないし、フワフワなんですけれども。
楽しかったみたいです。
先生に「どうだった」と聞かれてもじもじする娘の代わりに、
「型は難しくてできなかったんですけど、組み手は楽しかったようです」と答えると、
「普通…逆だろう」
先生、失笑!!
私、個人的には断然、型が好きなんだけどなあ!
なぎなたも、型かっこいいんですけど、空手の型もかっこいい。
気合だけで相手倒せそうな感じ。
私をよそに、組み手に俄然色めき立っている娘。楽しみです。強くなれ!
というわけで、2回の練習を経て、入会することに決めました。
まずは楽しく通えるように、娘の気持ちのサポート、しっかりしよう。
具体的なプラン
夫の休日は、平日になることも多いです。
練習日に夫が休みだった場合、息子は夫と一緒に家で見ていてもらおう。
もちろん一緒に来てもいいよ!
夫が仕事だったら、そのときは私が練習に連れて行く。
ベビーカーに乗せて見ているか、あるいは、息子がぐずり始めたときに、娘が大丈夫そうだったら、外に出てお散歩…ということになろうかと思います。
夫の休みは月ごとに変わるとはいえ、同じ曜日の休日が連続してしまうこともあります。
何週間も息子を連れて行くのは、ちょっときつくなるだろうか。
もし可能なら、実母に早めに仕事を切り上げて来てもらって、息子の相手をしてくれていたら助かるのだけど…そこまで望めるか?
ファミサポの力を借りられないかどうかも、要検討です。
で、私はどうするの?
これを読んでる皆さんからの声が、聞こえるようです。
「そんなにいいなら、アンタがやりなさいな」と。
実際、娘が恥ずかしがって、
「ママもやろうよーっ」
「ママが隣にいないと、できない…!」
なんて言うもんだから、一緒になって、端っこでやっていたんです。
そしたら…案の定、楽しい!!
身体を動かすのやっぱりいいなあ。
武道の、張り詰めた空気感。
ホント、気持ちがさっぱりするんです。
ちょっともやもやしたことがあっても、練習にちょっと参加したら、すっきり忘れちゃったくらい。
型がまたかっこよくて。
覚えられないから、youtubeを見てちょっと練習しちゃったくらいです。
できるように、なりたい!!
でも…大人は、誰もいません!!
子どもの付き添いで来ているお母さんたちは100%見学。
娘が練習するのは、幼稚園・保育園の子達の時間帯。
大人の部の時間に練習するのは、時間的に厳しい。
そもそも大人といっても、それは中学生男子のことのようで。
私みたいなママさん初心者なんて皆無です。
娘が心が折れないように、一緒になって裸足になって付き合っている私を見て、
「あ、付き添いは裸足にならなくていいんですよ^^」と教えてくれるママさん。
い、言いにくい!私も一緒にやりたいなんて言いにくい!
わかってる…人の目なんて気にしている場合じゃないことは。
そんなことしていたら、やりたいことなんて永遠にできない。
「で、どうする?やらないなんてことできる?」
と自分に問いかけて、きっと私はこれから先生にメールを書いてしまうんでしょうね。
だめですって言われたら、あきらめよう。
さあ、娘の習い事は、私の習い事ともなりうるのか?いったいどうなるでしょう笑
今日もいい一日になりますように!