おはようございます。
梅つま子です。
先月の、10月20日、21日は、保育士試験(平成30年度後期、筆記試験)だったんですよね。
受験された方、お疲れ様でした…!
私はといえば、保育士試験、今年の前期になんとか無事、合格しておりました。
(何気なく合格したみたいに書きましたけど、『児童家庭福祉』という一科目、めちゃめちゃ苦戦しました。3回目の受験にて、なんとかぎりぎりの合格ですっ~!汗)
保育士試験合格までの紆余曲折は、↓こちら↓にまとめましたので、よかったらどうぞご覧ください。
手続きを済ませ、送られてきたのがこちら。
手元に、保育士証が届きました…!
保育士としての登録が済み、晴れて「保育士」を名乗れることになりました!
ようやく「保育士 梅つま子」が誕生しました!(仕事未経験ですが!)
合格記念として、梅つま子流「実技のコツ」書きたいと思います。
めちゃめちゃ我流ではありますが、どなたかのお役に立ちますように!
- 保育士試験の実技
- 今日は、「言語」からいきます!
- ちなみに、「おむすびころりん」はこういう話
- コツ1:登場人物の心情の変化をグラフ化してみる
- コツ2:トラップに気をつける
- コツ3:ベースはどこかから借りつつも、自分らしさも足していこう
- コツ4:本番は表情豊かに
- 言語にあわせて、こちら「造形編」もどうぞ!
保育士試験の実技
実技試験は、筆記試験9科目を突破した人が受験できます。
「音楽」「言語」「造形」の3つから、ふたつを選ぶことになっています。
「ピアノは絶対じゃないの?」と聞かれることが多いのですが、いいえ、違います!
ピアノがまったく弾けなくても、保育士になれますよ!
また、「音楽」はギターでもいいので、ピアノは弾けないけどギターなら弾ける、という方は音楽受験できます^^
この3科目は、ざっくりいうとこんな感じ。
【音楽】→課題曲2曲のピアノ(ギターかアコーディオンも選べる)弾き語り
【言語】→指定の昔話を、3歳児がわかるように素話(すばなし)で3分で語る
【造形】→試験会場で出されるお題に合った保育園児と保育士の絵を45分で描く
ちなみに、私が選んだのは、【言語】と【造形】です。
50点満点で、30点以上合格。
【言語】は40点、【造形】は42点をいただいて、無事1回目の受験で合格できました。ほっ。
保育士試験の結果通知、ドキドキしながら開封しました。
— 梅つま子@はてなブログ/トレ友会 (@umetsumako) 2018年8月6日
…合格してました!♪ヽ(´▽`)/
あ、合格とは思えない点数ですが、実技は50点満点で30点以上が合格です😃#保育士試験 pic.twitter.com/KZFjIWXutU
今日は、「言語」からいきます!
「おむすびころりん」の素話(すばなし。台本も小道具も使わずに、暗記だけで話すこと)、梅つま子流の覚え方です。
※素話は、指定された話の中から選びます。必ず、その年度の「保育士試験 受験申請の手引き」をご確認くださいね!
最初、暗記したいテキストをネットで探して、覚えようとしたのですが…。
(「おむすびころりん 台本 保育士試験」などと検索するといろいろ出てきます)
脳が拒否して、覚えられない!
覚えられるように、工夫をすることが必要でした。
ちなみに、「おむすびころりん」はこういう話
昔話なので、ストーリー展開や結末などにいくらかの差はありそうなのですが、私が覚えたものでいうと、ざっとこんな話です。
■おじいさんとおばあさんが暮らしていた
■おばあさんの作ったおむすびを持って、おじいさんは山へ仕事に
■いざおむすびを食べようとしたら、取り落としてしまい、慌てて追いかける
■落としたおむすびは転がって穴の中へ
■穴の中から思いがけず「おむすびころりん」の歌声、おじいさん喜ぶ
■もうひとつおむすびを穴に転がす
■穴の中から「もひとつころりん」の歌声、おじいさんさらに喜ぶ
■手持ちのおむすびがなくなり、大いに困る
■穴の中から「おじいさんころりん」の歌声、おじいさん歓喜して穴の中へ
■ねずみによる歓待を受ける
赤字と青字のところは、おじいさんの気分をあらわしてます。
赤が嬉しいところ、青が悲しいところ。(ざっくり。)
コツ1:登場人物の心情の変化をグラフ化してみる
上記の青字で、おわかりでしょうか…!
おじいさんは、このストーリーの中で、2回だけ落ち込むんです。
その2回とは、
1.おむすびが転がってしまったとき
2.おむすびを穴に入れ続け、手持ちのおむすびがなくなってしまったとき
です。
これをグラフにしてみました。(あ、数字は適当です。笑)
おじいさんは、おむすびが転がったとき、そして、手持ちのおむすびがなくなったときにテンパる。
しかし、あとは基本的に、このおじいさんは、「右肩上がりにハッピーになっていくおじいさん」なのです。
語るときに注意したのは、以下の2点です。
1.ストーリーの中で2回ある、落ち込むところは比較的ゆったりしたスピードで丁寧に語ること。
2.物語を追いかけていくと、おじいさんがハッピーになっていくことを念頭におくこと。
このグラフを作り、全体のストーリーのイメージを頭に置いたことで、その後、ぐっと暗記が助けられ、覚えることができました!
コツ2:トラップに気をつける
覚えやすくて難易度低めにみえる「おむすびころりん」ですが、思わぬトラップもあるのでご注意を…!
1.「おにぎり」と言いたくなっちゃう
私のアタマは、”あの三角のご飯に海苔をつけたものは「おにぎり」だ”とかたくなに認識しているので、ぼんやりしていると「おにぎり」と言ってしまいます。
おにぎりころりん、だと、だいぶ印象が変わりますね…。
2.歌が単純ゆえに、間違えやすい
4回出てくる、ねずみの歌う歌を飛ばさないようにすること。
そして、順序を間違えないようにするのが大事です。
1回目の歌:おむすびころりんすっとんとん ×2
2回目の歌:おむすびころりんすっとんとん もひとつころりんすっとんとん
3回目の歌:おじいさんころりんすっとんとん ×2
4回目の歌:ぺったんぺったんすっとんとん ×2
全部、ちょっとずつ違います!
これを間違えると、話があっという間に終わってしまったり、ループしたりしてしまいます(笑)
私の場合、「もひとつころりん」を忘れて「おむすびころりん」にしてしまったり、「おじいさんころりん」に飛ばしてしまったりしました!
どんなストーリーを選んでも、自分の思い込みや、引っかかりやすいところをあらかじめ理解して、罠にはまらないように気をつけましょう。
コツ3:ベースはどこかから借りつつも、自分らしさも足していこう
一から台本を作りあげるのは大変なので、土台となるものはネットや本などから入手すると、だいぶショートカットできます。
しかし、そのまま丸覚えするのではなく、ちょっと手を加えるだけで、台本はぐっと覚えやすくなります。
その一つとして、「難しい語彙を、簡単にすること」をお勧めします。
例:山に芝刈りに出かけました → 山に仕事に出かけました
例:おむすびの包みをあけると → おむすびの入った袋をあけると
例:召し上がれ → 食べていってね
…こんな感じに。
言いにくい言葉、かみそうな言葉があれば、言い換えたり、3歳児に理解しやすいような言葉を選ぶと、とっつきやすいものになります。
より自分らしい語りにもなると思います。
あとは…、基本的なことになりますが、規定の3分間に収まるように練習あるのみです!
グッドラック!きっと覚えられますよー!
コツ4:本番は表情豊かに
本番当日。ここまで来たら、楽しむのみです!
私が心がけたのは、以下のことです。
■ 入室・退室時には元気に「失礼します」
■ 話を始めるときは「今から~のお話を始めるね」、終わるときには「おしまい」
■ 表情豊かに、笑顔で
■ 子どもたちに目線を配るように
■ 聞き取りやすい、ゆったりした声で
昔話を聞いてもらうチャンスはそうそうないので、「大人の昔話発表会を楽しむ」くらいの気持ちでチャレンジされてみてはいかがでしょうか。
言語にあわせて、こちら「造形編」もどうぞ!
「梅つま子流、保育士試験のコツ 造形編」はこちらにあります。
「造形」、色鉛筆の選び方から、人物の描き方のコツまでたっぷり書きました。
どなたかのご参考になりますように。
今日もいい一日になりますように!