明日も暮らす。

明日も暮らす。

シンプルで暮らしやすい生活を目指しています。オンライン英会話(英検1級)と空手(黒帯)が趣味。大学院博士課程修了(人文科学)。2児の母。

【保育士試験 実技のコツ】「造形」は、描きやすい色鉛筆を厳選しましょう。描いてて楽しくなるキャラ設定も肝心です!

スポンサーリンク

スポンサーリンク

おはようございます。

梅つま子です。

 

「保育士試験に合格したから語らせてください」シリーズです。

昨日の「言語」に続いて、今日は「造形」編です。

www.tsumako.com

といっても、2科目受験なので、これでおしまいです^^

 

 

「造形」って、特殊

「言語」と「音楽」は、覚えてきたものの披露、いわば「発表会っぽさ」が強い。

それに対し、造形は、「課題が、その場でドン!」です。

課題を見るまでドキドキ。

課題文を読んだら、悩んでいる暇なし。

求められているものを察知し、0から構図を立ち上げ、休むことなく手を動かす。

瞬発力や度胸を問われます。

心臓に悪いですが、まさに「試験は、みずもの」を感じることが出来る試験です。

 

…とはいえ、何も対策が出来ないか、というとそんなことはなく、

これまでの傾向から、対策を練ることはもちろん可能です。

 

やっておくといいこと 

■保育場面の描写(室内の場合もあれば、園庭など、外の場合もある)

■保育士と、子ども(複数)の描写

■色鉛筆で着彩が求められる

このあたりは不動なので、

■保育園の保育室内の絵

■保育園の園庭の絵

■保育士の絵

■子どもの絵

これらについて、

色鉛筆を使った構図づくり~輪郭の取り方~着彩

に熟達しておいて損はないと思います!

 

色鉛筆を入手するところから、試験は始まる

「保育士試験」「色鉛筆」で検索し、メルカリでゲットしました。

実際に色鉛筆が必要になったのは今年の春ですが・・・、

実は、色鉛筆、去年の秋には入手していたんです。

なぜって?

去年のうちに、筆記試験は合格するつもりでいたからでーす!

お恥ずかしい~!

(注:実際には筆記試験、今年ようやく、3回目の受験にして合格しました。くぅっ、「児童家庭福祉」め…。)

 

でも、やっぱりこのタイミングで色鉛筆を買ったのには、

意味があったんだと思います。

なぜなら、とても素敵な出品者様から、すごく有益なアドバイスをいただいたんです…!

 

メルカリ出品者さんからいただいたアドバイス 

どのアドバイスも非常に実践的で、役に立ちました。

■下絵は、鉛筆ではなく、明るい色の色鉛筆で書くとよい。

(鉛筆で下絵を描くと、消しゴムで消さないと線が残ってしまうけど、色鉛筆なら、上から塗る色にうまくまぎれてくれる)

■よく使う色は、色鉛筆の両端を削っておくとよい。

■輪郭を描くのは硬い色鉛筆で。

■全体を広く塗るのは、やわらかい色鉛筆で。

■絵本『ほいくえんのいちにち』『ようちえんのはる・なつ・あき・ふゆ』は、構図の取り方、人物の表情など参考になる。

おすすめしていただいた本、私も手に入れましたよ~^^

 

コツ1:使いやすい色鉛筆を選ぶ

では、早速色鉛筆を選んでいきましょう。

色鉛筆は、「家にあるやつ」「文房具屋で安かったやつ」でも、合格できないことはないと思います。

しかし…、きちんと選ぶと、描きやすさがぜんぜん違うということを申し上げておきたい。

あえて言います、適当に選んではいけません!

私は「下絵用」、「輪郭用」、「着彩用」の色鉛筆を、それぞれ用意しました。

意外かもしれませんが、下絵は黄土色で。

輪郭は茶色で。

いずれも黒ではなく、そして、鉛筆ではなく、色鉛筆で描きました。

f:id:umet:20181023184523p:plain

下絵用

by カエレバ

ステッドラー 色鉛筆 ノリスクラブ 消せる色鉛筆 24色のなかから、

「ちゃいろ」を使いました。

※ちゃいろと言っても、黄味の強い、黄土色に近い色合いです。 

 

硬くて、折れにくい。

描いていても、芯の減りが少ない(いちいち削らなくて済む)。

滑らかに描ける。

そして消しゴムで消せるところが、下絵に向いてます。 

輪郭用

by カエレバ
 

三菱鉛筆 消せる色鉛筆 ユニアーテレーズカラー 24色のなかから、

「バンダイクブラウン」を選びました。

こちらは、やわらかい線が出ると感じました。

下絵用のステッドラーのノリスクラブ同様、消しゴムで消えるのも高ポイントです。

 

なお、「輪郭線は絵として不自然になるから描かない方がいい」という声も、どこかのサイトで見たような気がします。

しかし、私の場合、輪郭を描かないと、すごく雑な、幼い印象の絵になってしまいました。

輪郭を描くことで、その後の着色がぐっとやりやすくなるというのも感じたので、輪郭を描くことにしました。 

着彩用

範囲を塗るために使ったのは、父親の形見の水彩色鉛筆でした。

(実家から借り出してきました)

by カエレバ

これはやわらかくて、鮮やかな発色です。

生き生きとした絵になる、と感じました。

なお、水彩色鉛筆は、水を使わなければ試験で使ってもいい、ということになっています。

(年度によって状況は変わるかもしれないので、ご確認くださいね☆) 

着彩用 追加

保育士試験の場合、「室内の壁」と「人物の顔」が、登場回数が多いです。

上記の色鉛筆たちでは、やや物足りなさを感じていました。

そこで、何かいい色鉛筆はないかしら…と、ふらっと入った文房具屋で単品で買った、下記の色鉛筆が…でした!

f:id:umet:20181023184929p:plain

有名な、「ファーバーカステル」の色鉛筆です。 

この2本を選んだことが、のちのち大きく効いてきました!

「実践に強い色鉛筆」だったんです!

室内の壁用
by カエレバ

ファーバーカステル ポリクロモス色鉛筆 205 カドミウムイエローレモンは、とにかく明るい!

そして、塗りむらが出ない!

広範囲をだーっと塗っても、濃さ・薄さの違いがあまり出ません。

濃いところと薄いところが出てしまうと、すごく雑な感じになるんですが、これはそれが出ず、丁寧に濡れました。

色のおかげで、画面全体が、明るく仕上がる。

この色鉛筆を選んだことで、「室内を何色で塗るか」の問題が解決しました。

いつも、紫にするか、水色にするか、緑にするか、ピンクにするか…。

どの色もいまいち上手く塗れず、子どもの服とかぶったりして「うーん」と思っていたところに、この色に出会ったんです。

(そして当日、試験で出たのは、「室内で誕生日会」をしているところ。試験でもお世話になりました!買っておいてよかった。価値ある、一本300円です。)

 

そして、もうひとつ。

人物の顔用
by カエレバ

ファーバーカステル ポリクロモス色鉛筆 132 ライトフレッシュ

今はもう「肌色」とは言わないんですものね。

ライトフレッシュです。人物の顔に最適。

濃すぎず、薄すぎず、すごく生き生きとした発色なんです!

顔がキレイに描けると、テンションあがります。

よし、この絵全体を丁寧に仕上げるぞ!という気持ちになれる。

 

ちなみに、人物の顔は、狭いエリアに、輪郭、目・鼻・口と、混み合って描くことになるので、なるべく色が交じり合わないよう、こんな手順で描きました。

1.三菱鉛筆 消せる色鉛筆 ユニアーテレーズカラーの「バンダイクブラウン」で輪郭を描く。

2.続いて、顔面をファーバーカステル ポリクロモス色鉛筆 132 ライトフレッシュで着彩。

3.再び「バンダイクブラウン」で、目や鼻を着色する。

 

コツ2:試験当日、色鉛筆の置き方

試験当日は、色鉛筆を、虹の色のような順番で、このように配置しました。

こうすると、絵を描きながら、色が迷子になりにくく、とても選びやすいです。

f:id:umet:20181024141607p:plain

両方とも削っております。

(あ、シャープペンシルもあったほうがいいです。用紙に名前を書かされるので。)

 

ちょっと高さがあるのがわかりますか?

f:id:umet:20181024141718p:plain

これ、下に敷いているのは、ダイソーで買った、容器のフタです。

ちょうどよいサイズでした。笑

これです。メラミンスポンジを入れています。

フタだけ持っていって、試験前にセッティングしました。

f:id:umet:20181024141743p:plain

皆さん、ここは工夫のしどころのようで、タオルを敷いている方もいました。

買ったときについてきた色鉛筆のケースは、そのままだと使いづらいことも多いです。

色鉛筆を選びやすい、置きやすい、転がらない工夫があるとよいかと思います。

 

コツ3:保育士、子どものキャラを決める

保育士1名、子ども3名のキャラを決めました。

そして、どんな場面設定にも、このキャラたちを登場させる。

これを決めてから、練習がとても楽しくなりました。

よく、漫画家さんがおっしゃる「キャラが自由に動き出す」感じでしょうか?!

服や髪型、顔つきはもちろん、名前を決め、性格や、背景となる情報も作っていきました。 

保育士1名

桃子先生

45歳

小3の娘

28歳のとき会社を辞めて保育士試験を受けた中途組

29~34歳まで正規職員、その後、退職

産後は専業主婦をしていて、2年前からパートとして復帰

「見守る保育」を心がけ、子どもの自主性を育もうとしている

f:id:umet:20181024140347p:plain

…まあ、どうでもいい設定を、細かく考えました。

ばかばかしいんですけどね…。

でも、不思議!どうでもいいことまで考えれば考えるほど、愛着がわき、生き生きしてくるんですよ。

「好きな紅茶はアールグレー」とかね。細かければ細かいほど、楽しめます(笑)

服も、細かく決めてしまいます。ジャージっぽいズボンに、薄いインナーに、エプロン。

エプロンは格子模様にしました。チェックとかボーダーなら、広範囲を塗らずに済むので、楽ですよ!

子ども3名

子どもも、それぞれ似通わずキャラが立っていたほうがいいので、ここは「みいつけた!」を参考にしました。

優等生っぽさと天真爛漫さのある、たまちゃん

アクティブで正義感の強い、あおくん

まじめでデリケートだけどおっちょこちょい、きみくん

f:id:umet:20181024140432p:plain

わかります?

『いすのまちのコッシー』のキャラから拝借しました。

たまちゃん→レグ

あおくん→コッシー

きみくん→チョコン

みたいなキャラです。笑

 

服も、固定しちゃいました。

いちいち「子どもの服どんな風にしようかな」と悩むのは時間の無駄ですから!

簡単だけどカワイイ模様を工夫すると、アクセントになり楽しいです。 

コツ4:とにかく描く!~私の練習画ご紹介~

あとは、描くことですね。

練習すると、時間配分に慣れること、色鉛筆に慣れること、構図に慣れることができます。

ちなみに時間配分は、私はこのようにしていました。

(制限時間は45分です)

5分 構図を決める

10分 下絵を描く

10分 人物の色を塗る

10分 背景を描く

5分 広範囲の色塗り

5分 塗り残しや細部の仕上げ

あ、私の絵、別に、うまくないですよ~。

見本といえるものにはなっていないかと思いますが、ご参考までに…。

テーマを決めて一日1,2枚、練習しました。

試験当日まで、全部で15枚くらい描きました。

砂遊び

f:id:umet:20181024140356p:plain

砂場で遊んでいるところ。

お団子を作る子、お山を作る子、おもちゃで遊ぶ子…。

ちょっとダイナミックさに欠ける絵になってしまったかな。

背景も単調ですね。

保育士は砂を湿らせてあげるためにじょうろを持っていますが、いまひとつ意図がわかりにくい…。

しゃがんで子どもたちと一緒に遊ぶ保育士や、向こうから葉っぱを持って歩いてくる子どもなどを描けると、もっと画面に物語が生まれそうですね。

歯磨き指導

f:id:umet:20181024140401p:plain

そもそも立って歯磨きは危ないかも^^;

イスに座らせた絵にしたほうがよかったような。

背景の、その月の壁絵は、ちょっとしたこだわりポイントです。

これ書くと、かなりスペースが埋まるし(笑)、保育室っぽさが出ます。

壁にタオルを並べていますが、これだけだといまひとつ物寂しい…。

ボール遊び

f:id:umet:20181024140404p:plain

後ろの女の子が狙ってて危ないですね。

保育士の桃子先生が「危ないよ~」と声をかけてます。

きみくんは運動が苦手なので、控えめに遊んでます。

どんな遊びにもあんまり乗り気じゃない子がいるはずで、その乗り気じゃない子も乗り気じゃないなりに楽しんでいるような絵が書きたいなーと思ってました。

水遊び

f:id:umet:20181024140408p:plain

ペットボトルで遊んだり、ビニール袋に水を入れたり。

プールに入れない子も一緒に遊べるように、バケツをもって参加しているのが工夫といえば工夫です。

複数の保育士を描くのっていいなと思いました。

あと、画面の場所をとるので、背景の面積が減りますね(笑)

この絵も、もし保育士を1人しか描いていなかったらさびしいので、子どもを増やすか水遊びグッズを描くか、園庭の木か花か遊具をかかなければならなかったでしょう。それよりかは保育士を描くほうが私は好きです。

子どもへのまなざしが行き届くし、自分が保育において大事にしたいことを描き込めるので。

背景のタイヤは、滑り台やブランコなどに比べて簡単に描けるけど、インパクトがあるのでいいですね。画面全体もカラフルになりますね。

 

おまけ:本番で描いた絵 下絵 

当日は、こんな問題が出ました。

(平成30年前期)

【事例】を読み、次の4つの「条件」をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】H保育所のお誕生会で、1歳になった子どもたちのお祝いをしています。

きれいに飾りつけられた保育室で5歳児クラスの子どもたちがプレゼントをあげたり、歌を歌ったりするなど楽しく過ごしています。

「条件」

1.お祝いをしている様子がわかるように描くこと。

2.保育室の様子がわかるように描くこと。

3.お祝いをしている子ども、お祝いをされている子ども、保育士をそれぞれ1名以上描くこと。

4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。

 (もちろん試験では着彩しています。)

こんな感じでしたが、満点が50点で「42点」でした。

 

「造形」を選ばれる皆さん、楽しんで取り組んでくださいね!

受験を考えていらっしゃらない方にも、

「え、こんな感じなの?楽しそう。だったら自分も受けてみよう!」という方が一人でもいらっしゃったらうれしいです。^^

そう、保育士試験の実技は…意外と楽しいのでありますー!

 

今日もいい一日になりますように!

 

*:..。o○ 応援クリック、ありがとうございます ○o。..:*

 にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ 

プライバシーポリシー

© 梅つま子