おはようございます。
梅つま子です。
私の具合が急に悪くなった話を、先日投稿したばかりです。
【育児4コマ】突然のめまいで子どもの世話ができない!体調不良のときに気づいた、3つのこと。 - 明日も暮らす。
なんと、立て続けに、今度は息子ヨウタ(2歳)が、体調不良になってしまいました。
(おかげさまで、私も息子も今はすっかり回復して元気です!)
そのときの記録を書いておきたいと思います。
さてさて。ちょっと前置きからお話を…。
幼稚園の送迎、スーパーへの買い物、幼稚園での行事、図書館、児童館、習い事。
主婦である私は、毎日、徒歩やら自転車やら、バスやらで、あちこち出かけます。
毎日、まずまずの忙しさですが、決まっていることを決まっている通りにこなすのは、それがどんなに刻まれたスケジュールでも、そんなに苦しくはないんです。
それは、なぜか。
決められたスケジュールの通りに動くので、そこに選択・判断の余地はないから。
意思決定を迫られ、連絡調整に奔走する必要はないからです。
ところが先日、息子が体調を崩し、町のクリニックから紹介状を出され、きゅうきょ大学病院にかかるという経験をしました。
これがまた、選択の連続で、大変だったんです…!
いや、こんなのまだいいほうだろうと思うんです。
救急車を呼ぶ事態や、急な入院だって、乳幼児を育てていると、そこまで珍しくはない話。
私の今回の経験なんて、「ピンチ」としてはまだまだ序の口(?)だろうと思うのですが、急な展開に慣れていない私にはアップアップだった!!という記録です…。
今回は、時間軸に沿ってお話ししてみます。
- 前の夜
- 8:50 幼稚園登園
- 9:00 クリニック予約
- 9:50 クリニックへ
- 10:20 到着&受診
- 10:40 頼れる人を探して電話
- 10:57 迷いながら自転車で走り、大学病院に到着
- 11:20 大学病院での診察
- 11:40 薬を受け取ってママ友宅へ
- 夫が今日の育児担当だったらどうする?
- 何ができるんだろう
- 幼稚園はどうなんだろう
前の夜
息子のウンチ(かなりゆるめ)に、どうやら少し、血が混じってるようでした。
調べると、ウンチに血が混じるのは念のため受診したほうがいいケースが多い様子。
熱もなく、機嫌の悪い様子もない息子。
夫(仕事で不在)と連絡を取り、「念のため明日クリニックに行ってくるね」と決定。
8:50 幼稚園登園
娘を連れて幼稚園に行きました。もちろん息子も一緒。
スムーズに帰宅できるように(公園に行きたい息子が、玄関で靴を脱ぎたくなくてグズるため)、抱っこひもにしました。
9:00 クリニック予約
ネットで予約できるクリニックの予約開始時間と同時に予約。
20番目でした。
いつも混んでるけれど、丁寧で定評のあるお医者さん。
9:50 クリニックへ
ネットで、クリニックの「現在のお呼出し番号」を確認し、あと5番、となったのを見計らってクリニックへ。
思いのほか早く順番が来そうだったので、洗濯はまだすすぎ中だったけど一時停止。
10:20 到着&受診
自転車でクリニックに到着。
スマホで写真を撮っておいた前日の便を見せ、血液検査をすることに。
10分後、結果が出て、
「白血球と血液の炎症の値がちょっと高い。
抗生剤を出して様子を見るか、大学病院の受診を勧めるか迷うところ。
どうします、今から大学病院行けますか?」
と、突然に。
えええ!!!
この日は、娘の幼稚園が11時半にお迎えの日。
今から大学病院に行ってしまえば、お迎えに間に合うはずがない。
「11時までに行けるなら大学病院の紹介状書きますけど、行けますか?」
「午後はダメなんですか?」
「午後は大学病院で初診の診療受け付けていないんです」
なにい…!
想定外も想定外でした。
ちゃちゃっとクリニックに行って、隣の薬局でささっと薬をもらって、即刻帰るつもりでいました。
だから息子のおむつすら持っていない…。
(↑これは私が不用意すぎる。ほんとに二児の母なんだろうかと疑うレベル)
とにかく、大学病院に行ったら、幼稚園には間に合わない、到底間に合わない。
10:40 頼れる人を探して電話
「ちょ、ちょっとすみません。娘の幼稚園のお迎えに行ってくれる人を探します」
と言って、診察室を後にし、実母に電話をかけるも、出ずに撃沈。
夫は昼過ぎまで仕事。
義母も外出中。
だだだ、誰にお願いしたらいいんだろ??!!
焦る頭で、考えに考え抜いて、娘の幼稚園のママに電話しました。
このママ友は、去年から仲良くしているママ友で、
■ お互いの家に行き来がある
■ 下の子がいない
というのが決め手になりました。
上に小学生のお兄ちゃんがいて、いろいろ経験があるので頼りになります。
幸い、彼女がすぐに電話に出てくれて、お迎えと、しばらく預かってくれることを依頼。
急なお願いなのにもかかわらず、心配して、快諾してくれました。
「幼稚園には連絡しておいてね、親本人からの依頼がないと、確か引き受けられないはず!」ということまでアドバイスしてくれました。
この電話のすぐに後に、幼稚園に電話をして、お迎えにいけないことと、預かりを依頼した事情を話しました。
そして診察室に戻り、「大学病院に行きます、紹介状お願いします」と伝え、受付で紹介状をもらって、自転車にまたがりました。
ああ、クリニックに到着したときは、こんなことになろうとは想像もしていなかった!!!
10:57 迷いながら自転車で走り、大学病院に到着
しかし、指定されたのは、娘や息子がかかったことのある大学病院とは別のところ。
何度か行ったことはあるけれど、クリニックから行くのは初めて。
…ぼんやりとしか道がわからない…!
勘でなんとかそれらしい方向に向かい、近づいてきたところで、道行く人何人かに尋ね、「大学病院ですか?私、同じ方面に行くので、先導します!」と言ってくれたありがたい方について行きながら、何とか11時になる3分前に、すべりこむことができました。
クリニックから比較的近い場所にある大学病院でよかった…。
11:20 大学病院での診察
大学病院は意外とすいていました。
どきどきしながらの順番待ち。
10分後に呼ばれ、診察の結果、
「熱もないし、喉もきれい。おなか痛がる様子もないねえ…」
ということで、整腸剤を出してもらい、そして便の菌の培養をするための検査をして終了でした。
11:40 薬を受け取ってママ友宅へ
FAXサービスを使って、処方箋を、ママ友宅から至近の薬局に出してもらいました。
着いたら「薬の在庫がありません」と言われたら悲惨なので、係の方に、あらかじめFAX後に電話をかけてもらい、薬の在庫があることを確かめておいてもらいました。
ママ友宅に着くと、お友達と遊べて、さらにおにぎりとウィンナーをもらってご満悦の娘。
「のりがハートだった~♡」と嬉しそうでした。
ママ友のおうちから帰る道すがらに幼稚園に寄り、担任の先生に事情を話し、今日提出するはずだった提出物を明日提出してもOKの許可をもらいました。
ここまで、時間にしてみればほんの2時間くらいのことなのに、へとへとでした。
帰宅して、洗濯物の続きをしているうちに、夫が帰宅しました。
夫が今日の育児担当だったらどうする?
夫に事情、今日の一部始終を説明しました。
話しているうちに、「もし、夫だったらどうしたんだろう」と気になり、聞いてみました。
たとえば、私が出かけている日で、息子をクリニックに連れて行ったら、急に「今から大学病院行けますか」って言われたらどうする?
娘のお迎えの時間が迫っていたら?
義母も実母も頼れない状態だったらどうする?
この問いに夫は、
「息子が苦しそうにもしていなかったら、今日は大丈夫かなあと思って大学病院はあきらめる…」
と言いました。
だよね、ホラ!
念のため大学病院に行きたい気持ちがあっても、理由をつけてあきらめるよね。
ほかに選択肢がないから。
私に今回、ほかの選択肢があったのは、同じ幼稚園に子どもを通わせているママと友達だったから。
つまり、急な事態に、身内が誰も動けないとき、頼りになるのはママ友なんだよ。
どうだい、ママ友大事だよね。
一瞬、どや顔で私は勝ち誇りましたが、はたと気づく。
勝ち誇ってる場合じゃない。
勝ち誇ってしまったら、育児担当の役割が私に貼り付いてしまう…!
「いざとなったときに頼りになるママ友ネットワークを持っているのはつま子だから、つま子がいつも育児を担当したほうがいい」
になってしまうのは避けたい。
夫は、おおむねの家事育児ができるタイプの父親だけれど、ママ友ネットワークを彼が手に入れるのはなかなか困難だろうと思います。
ママ同士なら、お互いの家に遊びに行きやすいけれど、パパとママとなるとそれができにくいだろうし。
代わりにパパ友ネットワークを作れば?と言いたいところだけど、そもそも幼稚園の送迎に来るパパだって、50家庭のうち3家庭くらい。圧倒的に少ない…。
そもそも出てこないのだから、友達になりようがない。
これを考えると、パパ友ネットワークを作るのは、夫の努力だけではどうにもならなそう。
何ができるんだろう
今回の経験から何を学ぶべきなのか。
ひとつ気づいたのは、
”自分自身が、ほかのママ友が困ったときに、「声かけてみよう、頼んでみよう」と思ってもらえる人であることは、大事だ”
ということ。
こういうのって、お互い様。
頼られる人には、頼らせてくれる人がたくさんいるんだと思う。
普段から、振る舞いが大事なんだなと、こういう状況になって、初めて思いました。
この間、私自身が倒れて動けないという事態があったばかり。
地域に、何かあったら頼れる人を持っておくのは大事なのだ。
幼稚園はどうなんだろう
娘が保育園に通っていたときも、急な呼び出しはありました。
私は保育園から1時間半の職場に通っていたので、電話をもらっても、最速1時間半後にしか駆けつけられません。
それでももちろん私が到着するまで、預かってはもらえました。
延長の預かり保育のない幼稚園ではその点、どうなっているんだろう。
たとえば、想像したくはないけど、こんな場合。
緊急事態で、下の子が搬送された。
私も救急車に同乗して病院に行くことになり、幼稚園のお迎えの時間に間に合わない。
たとえば、遠くに引っ越したばっかりとかの事情で、実家もママ友も頼れない。
そんなとき、幼稚園は、ほかのお子さんが降園した後も、私か夫のどちらかが駆けつけられるまで、しばらく見ていてくれるのかしら…?
今回は切り抜けられたからよかったけれど、自分の持っているセーフティーネットが、緊急事態にどれくらい耐えられるものなのか、非常に不安になりました。
数年前に登録したファミサポ、もう一度見直してみよう。。。
今日もいい一日になりますように!