おはようございます。
梅つま子です。
5歳の幼稚園児と、2歳の未就園児がいる我が家。
このたび、ファミリーサポート(以下、ファミサポ)を利用することにしました。
利用することになったいきさつや流れ、利用についての私なりの考えをまとめてみました。
(本記事は、ファミサポを利用した一個人である私の体験談・考えとしてまとめたものです。)
- 我が家のメンバー紹介
- いきさつ
- 「ファミサポ」を選ぶまで
- ファミサポ利用のハードルを下げた2つのこと
- 実際に利用してみた
- 使ってみた感想
- これからも利用したいです
- ファミサポを利用する積極的な意味
- ファミサポの「サポートの対象は、子を持つすべての家庭」
- 終わりに
我が家のメンバー紹介
娘
5歳の幼稚園児。4月から年長。
陽気な性格で、とにかく外遊びが大好き。
「公園に行きたい^^」が口癖。
家にいると「おやつちょうだい^^」になりがち。
最近のお気に入りは「ちびまる子ちゃん」と「サザエさん」。
息子
2歳の未就園児。幼稚園に通い始めるのは2021年からの予定。
トーマスとトミカのゴミ収集車が大好き。
穏やかのんびりボーイだけど、イヤイヤ期なので、機嫌を損ねると泣き止まない、物を投げるなどの行動も。
部屋で遊ぶのも好き、電車やバスに乗ったり公園で走り回るのも好き。
夫
サラリーマン。
これまでは、本人希望の技術職についていました。
2月の人事異動で、これまで培った技術が生きない場所に転属になり、がっくりきているアラフォー。
私
ワーママから専業主婦になった人。
専業主婦歴、約3年のアラフォー。
去年からライターの仕事を始めました。
家事育児の達人にあこがれている。
いきさつ
夫の異動。在宅時間が減り、疲れて帰ってくるようになりました
2月の夫の異動により、私の家事育児負担がぐっと増加した我が家。
夫の在宅時間がどれくらい減ったのかな、と計算してみました。
前の職場にいたときの、夫の在宅時間が100とすると、今の在宅時間は79でした。
_人人人人人_
> 2割減 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
結構な減少っぷりです。
さらに、夫の様子も変化しました。
これまでは、帰宅時にすっきりハツラツだった夫。
ところが、今は、帰宅すると、目に見えて、疲れてどんより。
すぐに布団に入って寝たそうに見えることが増えました。
この変化を目の当たりにして、改めて「異動する前までは、夫にとって、仕事はある種のストレス解消であったのかもしれない」と思いました。
自分の裁量で仕事が進められて、かつ、自分の技術が生かせていることが楽しかった様子。
ところが今は、以前までやっていた技術や知識が生きず、彼自身の腕の見せ所がない。
いろんな関係部署との調整が必要な仕事で、自分らしさを出すスキもないらしい。
実際、本人も、「前までの仕事は楽しかった…あれは仕事であって仕事じゃなかった…」と漏らしております。
話を戻して、夫の在宅時間の減少。
その結果、何が起こっているかというと、これまで我が家で出来ていた、以下のようなことをする機会が減り、出来にくくなっています。
・夫の在宅時間に息子を見ていてもらって、私が家事を片付けたり、買い出しに行ったりする
・夫に息子を連れ出してもらって私が一息つく
・夫と、幼稚園降園後の娘が、公園などに遊びに行く
・休日にみんなで出かけたり、外食したりする
しかも、夫の在宅時間にしなければならないこととして、「夫自身の回復」という事項も増えました。むしろこれが最優先。
異動前は、体力90%くらいで、元気で帰宅していたのです。
でも今は50%切ってるくらいの状況で、疲れて帰ってくる。
だから夫は帰宅したらまず寝たいんだろうし、寝てほしい。
しっかり寝て体力を回復することが第一です!
夫が悪いわけではないのです。
しかし、これを、QOLの低下と言わずしてどうする…!と思うのです。
これは夫だけの問題ではなくて、家族の問題だととらえたほうがよい、と考えました。
私の事情。少しだけれど在宅ワークをしています
もちろん多少のことなら、夫の不在時間を私がカバーするのですが、カバーしきれないこともあります。
ここ1年の間に、私が急にダウンすることが2回ほどありました。
めまいとか…。
なぞの体調不良とか…。
頻度としてはごくたまに、ではあるものの、前兆なくして急に不調になるので、そういうときに頼れる先がほしい。
そしてもっと言うと、そもそも倒れないように、日ごろからチョコチョコ休む時間が必要。
それから、ありがたいことに、ワーママというにはおこがましいほど少しかもしれませんが、お仕事をいただいてもいます。
考え、文章を書く時間なので、短い時間でも確実に集中したい。
「在宅ワークだから適当に空き時間を見繕って…」などとするのではなく、私を信頼してお仕事を下さる方にご迷惑がかからないよう、精一杯、質のいい時間を作り、自分に提供できる最良の仕事をしたい、と思うんです。
「ファミサポ」を選ぶまで
これまでは、「夫が仕事、私が家事育児」でおおむね回っていた。
それは夫の余力が大きかったから。
でも、異動した今は、それがなくなった。
その事実を見据えて、夫の回復のために、そして私の負担の軽減と仕事時間の捻出のために、「夫でも私でもない、第三者の力を借りる」という選択肢を検討することにしました。
ほかの手段の検討
保育園の一時預かりは?
過去に一度、息子が1歳のときに使ったことあります。
このときは、半日預けるつもりが、ギャン泣きしている息子を見たら心が痛くなり、3時間で切り上げることになりました。
このときはまだ歩くこともおぼつかなかったし、今よりもっと赤ちゃんぽかった息子。
もう2歳になったことだし、以前よりはもう少し落ち着いて利用できるかな?
暖かくなって、新年度の状況が落ち着いてきたら、利用を始めることも検討してみようかと考えています。
この保育園は、自宅から自転車で10分くらいの距離。
我が家から3番目に近い保育園です。
もう少し近い距離にも保育園がありまして、そちらには園庭開放で時々遊びに行くため、その園を希望していたのですが、残念ながらその保育園では一時預かりをしていない、とのこと。
このあたりはなかなか希望通りにいきませんが、しょうがない。
実家は?
「実家が近い」と言うと、かなりの確率で「実家を頼れていいね^^」と言われます。
しかしながら、実家が近くても、子どもを「ハイよろしくね~」と預けられるわけではないのです^^;
子どもを連れて遊びには行っても、「○時まで見ててもらえる?」という預け方はこれまでしたことがありません。基本的に私が一緒にいます。
実家の母も姉も、仕事がある人。
なるべく負担はかけたくないなあ…と思っています。
もちろん「どうしても」の時は助けてもらえるし、その安心感は半端ないです。
ファミサポの登録は、5年前にしていました
そこで候補に挙がったのが、ファミサポ。
実は、ファミサポに登録したのは5年前になります。
娘がまだ生後7ヶ月の頃、育休明けの職場復帰を前にして、ファミサポに登録しました。
保育園も無事決まったタイミングでした。
保育園という預かり先があったので、ファミサポはまず使わないとは思うけれども、もし万一、急な会議などで保育園のお迎えに間に合わなかったときや、日曜・祝日など、保育園のお休みの日に出勤をしなければならなくなったときなどに「最後の手段」として使えたら…、と思ったのです。
ファミサポに連絡し、生後7ヶ月の娘を保育園に預け、これから復職するという事情を話した上で、「もしも何かあったときのために、登録させてほしい」と依頼したところ、「保険のつもりで登録・面談だけ済ませておく方も多いですよ」と、快諾してもらえました。
その後、在職中にはファミサポ利用の出番が実際に必要になる場面はなく、そのときに面談させてもらった方にお世話になることはありませんでしたが、地域に「もしものときには頼れる方」とのつながりが出来たのは、大きな安心になりました。
…というわけで、ファミサポ登録をしたものの利用はしたことがなく、5年の月日が過ぎまして。
娘は保育園を退園して幼稚園児になりました。
息子も誕生し、はや2歳。
ファミサポに登録した当時とは、我が家の事情はだいぶ変わってきたのです。
ファミサポをどのように利用したいか
日中、5歳の娘は、幼稚園に行きます。通常、9時~14時の預かり時間。
他方、2歳の息子は未就園なので、私と一緒に在宅しています。
そこで、息子の育児をちょっと助けてもらえたら…という気持ちになっています。
2歳息子は、体力がついてきて、外に出たい、遊びたいという意欲が強いです。
昼寝の時間も減ってきた。
他方の私は、ありがたいことに仕事をいただくことが増え、「今日はこれくらい作業したい」という気持ちも出てきました。
週に1~2回でもいい。
午前中の2時間くらい、自分の時間が取れたらありがたい。
それが現在の希望です。
ファミサポ事務局に利用相談をする
ファミサポを使いたいと思っても、利用したい人が多くて協力者が少ない、というのはよく聞く話。
まずは動いてみよう、と思って、ファミサポ事務局に電話しました。
そして、
在宅ワークをするために、平日の午前中、数時間、2歳の息子を見てもらいたい
という希望を伝えました。
ファミサポ利用のハードルを下げた2つのこと
実はこの電話をかけるまで、なかなか利用する気持ちに踏ん切りがつかなかったのです。
しかし、ファミサポについて改めて調べていてわかった2つの事実で、かなりハードルが下がりました。
1.補助金が出る!
夫の会社の福利厚生の制度を読んでいたところ、ファミサポの利用に補助金が出る制度があることがわかりました。
我が家の場合、月に3回くらいの利用について、補助が出るらしい。
補助が出るといっても、利用申請がめちゃめちゃ面倒で書類の枚数が多いとか、夫にも負担をかけるとか、そんな感じだったらイヤだなあ…と思っていたのですが、それほど煩雑ではなさそう。
これを利用すると、保育園の一時預かりを利用するよりも、多少安く利用できることになり、ぐっとハードルが下がりました。
2.ファミサポの子育て広場で預かってもらえる!
ファミサポは、私のようにサポートをお願いしたい「依頼会員」と、子どもを預かる「協力会員」で成り立っています。
預かり場所は、おおむね「協力会員の自宅で預かる」ことになっているようです。
今回利用するにあたって、ファミサポに電話してみたところ、「ファミサポ事務局に併設されている”子育て広場”(通称)で預かることも出来ますよ」ということを教えてもらえました。
(自治体によってルールは異なるかと思います。)
つまり、こういう利用の方法です。
協力会員の方に子育て広場に出向いてもらい、そして私も息子を連れて子育て広場に行く。
依頼した時間の間、子育て広場で、息子は遊び、協力会員の方に見ていてもらう。
約束の時間が来たら、私が子育て広場に迎えに行く。
子育て広場はファミサポの事務局に併設されており、0歳~3歳くらいの子が喜びそうなおもちゃでいっぱい。
児童館のような広さはないものの、小さい子が2,3時間遊ぶにはちょうどいい空間です。
何よりも場所がよくて。
一時預かりで利用した保育園よりも、我が家からずっと近く、徒歩で5分の距離なんです。
常時2,3人のファミサポ事務局員の方がいる事務所に併設されているので、もし万一何かあったときも安心だと思いました。
遊んだことがある子育て広場なら、息子の場所見知りが発動する心配もなく、すぐに遊べるという利点もあります。
「協力会員の方のおうちではなく、子育て広場で見ててもらえる」ということは、特に夫に好評でした。
どうやら夫は、
「知らない人の家に預けるのはちょっと…」
「かといって、家に来てもらうのもちょっと…」
という考えがあったようです。
実際に利用してみた
補助金が出る、そして、子育て広場で見ててもらえる。
この2つが大きな後押しとなって、ファミサポを利用することにしました。
面談まで
まずは電話で、
「在宅ワークをするために、平日の午前中、数時間、2歳の息子を見てもらいたい」
というこちらの希望を伝えたところ、
「子育て広場で見てもらうことも出来ます」
という提案を受け、そのようにお願いしました。
(我が家が子育て広場に近いのと、「自宅で見ることは難しいけれど、子育て広場でならOK」という協力会員さんが(おそらく)いるらしいことから、上記の提案をしてもらえたようです。)
数日後、
「子育て広場で見てくださる協力会員さんが見つかりました」
と、ファミサポ事務局から電話が来ました
協力会員さんの連絡先を教えていただき、私から直接、協力会員の方に電話。
双方が都合のいい日程を決め、面談を設定しました。
面談日までに私は、ファミサポ事務局のHPからダウンロードした書類に必要事項(緊急連絡先、子どもの既往症やアレルギー、好きな遊びなどの情報をまとめる)を記入しておきました。
そして面談当日、預かり場所となる子育て広場に息子を連れて行きました。
面談・実際の利用
協力会員の方は、穏やかで、感じのいい60代の女性でした。
ファミサポの経験も長く、子育て広場でほかのお子さんを見ていたこともあるようでした。
この面談の日に、実際にファミサポを利用したい日も、協力会員の方と相談して決めました。
夫が仕事の日・娘が幼稚園・ファミサポのあるセンターが開室している日…と選んでいくとそれほど選択肢がなくなりましたが、3月中に、「一回2時間で、3回の利用」のお願いをしました。
もちろん、息子も紹介しました。これがこの日のメインイベントです。
この時間も、息子は広場のおもちゃに夢中。
大好きなトーマスのおもちゃがあってうれしいんだよね^^
私と協力会員の方が、ファミサポ事務局の方も交えて談笑しながら話し込んでいるのを見て、息子は「ママのお友達」と認定した様子でした。
そして当日。
息子、ノリノリで子育て広場へ。
「ヨウタくん、よろしくね。楽しく遊ぼうね^^」と話しかけてくれる協力会員さん。
私が去ったら泣くかしら…と思いきや、トーマスに夢中で振り向きもしない。笑
初日、2時間の利用でしたが、一度も泣くことはなかったとのこと。
私が子育て広場に戻ったら、預けたときとほとんど同じ様子で遊んでいた!
(まさか2時間このままだった?!ということはなく、一通り、いろんなおもちゃで遊んだようでしたが^^;)
まだ遊び足りなかったようで、帰宅するときは少しぐずりましたが、ゼリーで釣ってなんとか退室しました。
これです。ひとつバッグに忍ばせておくと安心、いつものぷるんぷるんQoo。
2回目の利用。
子育て広場に行く日=協力会員の方に見てもらいながら遊ぶ日、という図式が早くも出来上がったのか、到着するなり小走りになる息子。
この日は、子育て広場にほかのお子さんも何組か来たらしいのですが、ほかのお子さんが来るたびに、息子は協力会員の方の手を引っ張って、他のお子さんの遊びの様子を遠くから見に行ったとのこと。
すっかり息子の中に、「協力会員さん=僕のお世話をしてくれる人」認定ができたようです^^
使ってみた感想
近いのがありがたい
息子を見ていてもらう子育て広場が近いのが、とにかくありがたいです。
徒歩5分なので、息子を預けたらさっと帰宅して、すぐにやりたいことにとりかかれます。
そして「この2時間!」と気合を入れて、やりたいことに向かうので、息子を迎えにいくまで、集中して、作業が出来る。
なかなかに濃い時間です。
短い時間なのが、かえって使い勝手がいい
たったの2時間だけれども、集中した時間を作れると、その後も一日、すごく気分がいいです。
長い時間預けると「今頃どうしているかなあ、泣いてないかなあ…」と気になりがちなので、2時間はちょうどいいと思いました。
2時間はあっという間で、協力会員の方にも「あら、もう2時間ですか?」と言われました。
長いな、まだかな…と思われているよりは心の負担が少なめです^^;
私のほうも、とても集中できた2時間だったので、
「ありがとうございます、この2時間で、やりたかった仕事がずいぶん片付きました!」
とお伝えしたところ、協力会員の方から、
「そういっていただけるのが嬉しいんです^^」と言われました。
保育園の一時預かりとファミサポの比較
あくまで我が家の場合ですが、以下のように考えているため、「現状では」ファミサポ利用のほうが、相対的にメリットが大きいと考えています。
保育園のメリット
・月6回以上使うなら、ファミサポより安い
ファミサポのメリット
・荷物が少なくて済む
・自宅から近い
・1対1で見てもらえる
繰り返しますが、あくまで、「我が家」の「現状では」です。
月の利用回数はおそらく5回くらいに収まりそうだし、「ちょっとの時間、見ていてもらう」ことが、今は私たち母子にとって負担が少なく、ありがたいことだからです。
でも、
・保育士資格を持った保育のプロに預けたい
・同年代のお友達との接触を増やしたい
・集団生活に慣れさせたい
・まとまった時間、定期的に子どもを預かってもらいたい
・給食を利用したい
などの場合は、ニーズは保育園の一時預かりを利用するほうが合致すると思います。
息子もこれから大きくなって、もっともっと体力がついてきて、子育て広場では退屈…!という気持ちがもし出てきたら、そのときは保育園の一時預かりなり、また別の方法を考えなければ、と考えています。
これからも利用したいです
基本的に週日は毎日オープンしている保育園と違い、協力会員の方あってのファミサポなので、都合が合うかどうかが大前提。
その大前提ありきでの話ですが、1回2時間程度、月に4~5回の利用が出来たらいいな、と思っています。
そうするとその時間で、在宅ワークの仕事や、子どもがいると行きにくい場所への買い物なども定期的に出来るようになります。
短時間でも、この時間が「ある」と「ない」とでは大違いの、貴重な時間となりそうです。
また、娘が幼稚園の年長になると、「下の子を連れて行けないイベント」もどうやらあるとのこと(主に式典関係)。
そういうときにも利用させてもらえたらな、と思っています。
ファミサポを利用する積極的な意味
以前、保育園の一時預かりを利用するに当たり、利用する意義を考えました。
1.息子の、家族・身内以外との接触の機会の確保
2.息子の育児をともに考えてもらえるネットワーク作り
3.少し落ち着いて家事育児がしたい
4.倒れる前に休み、自分の活力を得るため
5.いざというときのため
6.一時預かりを、今後も利用できるサービスとして存続させるため
これはそのまま、ファミサポを利用する意義にもなると思います。
(6番の「一時預かりを、今後も利用できるサービスとして存続させるため」は、「ファミサポを、今後も利用できるサービスとして存続させるため」に読み替えることができそう。ファミサポも、ニーズがなければ今後、交付金が打ち切られることだって考えられます)
これに加えて、地域の個人にお願いする形になるファミサポは、「地域に味方をつくる」ことも意義として考えられます。
買い物や道端で会えば「こんにちは!」と挨拶できる方が一人増えるだけも、気分的に違う。
そして、もともと、保育園の一時預かりには「家族・身内以外との接触の機会の確保」を大きな意義のひとつと考えていました。
ファミサポの協力者の方に見ていてもらうことで、「今日はどんな遊びしてましたか?」と聞けます。
自分がいないところで、息子がどんな遊びをしているのか。
実際に、協力会員の方に、
「スロープのおもちゃにトーマスを転がしてみたら、大喜びしていましたよ^^」
という遊び方を教えてもらったときには、目からうろこでした!
母子ふたりっきりの密室の育児では気づけないことをたくさん教えてもらえて、客観的に子どもを見られるチャンスをもらえてうれしいのです。
2年後、幼稚園に通うようになるまで、日常的な集団生活の機会はないであろう息子。
つまり、4歳半になるまで、です。
彼にとって、協力会員さんとの接触が、少しずつ母子分離の機会になり、
「ママがいないところでも楽しく遊べる」
「しばらくしたらママが迎えに来てくれる」
という感覚を育てることにつながればいいなと願っています。
ファミサポの「サポートの対象は、子を持つすべての家庭」
冒頭に書いたとおり、私は専業主婦です。
ファミサポは、「共働きの家庭が、保育園や学童でカバーしきれないときに一時的に使うサービス」というイメージがあるのかもしれません。
でも、そうではなく、ファミサポの支援対象は、「子を持つすべての家庭」(ファミリーサポートセンター|女性労働協会)」であることが明記されていますので、ここに引用しておきます。
・ 保育所までの送迎を行う
・ 保育所の開始前や終了後の子供を預かる
・ 学校の放課後や学童保育終了後、子供を預かる
・ 学校の夏休みなどに子供を預かる
・ 保護者等の病気や急用等の場合に子供を預かる
・ 冠婚葬祭や他の子供の学校行事の際、子供を預かる
・ 買い物等外出の際、子供を預かる など
私は在宅ワークをしたいということを、ファミサポを利用する理由として事務局に伝えましたが、仕事をしている間のみということは規定されていません。
私の在住の自治体では、「リフレッシュのため」の利用も案内に明記され、OKとされています。
終わりに
どうも専業主婦である家庭で、ファミサポを利用することに世間の風当たりが強い気がしてなりません。
もし、もう日常の家事育児の負担が大きくて、自分が回復する余裕が持てないのに「専業主婦だからファミサポ使うべきではないよね」と思っている(あるいは、思わされている)専業主婦の方がいるならば、「いや、ファミサポ使ってもいいと思う!」と言いたくて、私はこの記事を書いています。
たとえば「受験生だから塾に行く」というのは、多くの人にとって驚く選択肢ではないと思います。
ああそうだよね、受験生なら塾にも行くよね、と受け入れられる。
「えーっ?学校の勉強をしてれば、十分じゃない?わざわざ塾に行くの?」という声は(もちろん、あるかもしれないけど)そうそう聞かない。
それくらいのレベルで、「育児で余裕がないから、ファミサポ(なり、保育園の一時預かりなり、シッターサービスなり)の手を借りる」というのが当たり前になるといいなと思います。
先日読んだ本に、「ストレスは上手に吐き出さないと、育児がむずかしくなります」(『子育てにとても大切な27のヒント―クレヨンしんちゃん親子学』p.150)ということばがありました。
私は思うのです。
「自分が育児の主たる担い手であること」がこの先も変わらないのであればなおさら、日々のストレスを、日々の中で、解消していくシステムを確立しなければ、と。
もちろん、ファミサポに頼らなくても十分、家事育児を回していける方もいるのでしょう。
「専業主婦ならそれくらいしている」
「ファミサポに頼るべきではない」
「甘えである」
といった誰かの基準を自分に当てはめて、自分の育児能力の低さに浸っている場合じゃない。
そんなのどうでもいいではないか。
誰かに頼らないと育児が出来ないことよりも、ストレスを抱えて育児するほうがよっぽど、私にとって、問題なのです。
子どもに対する愛情は無限だけど、気力や体力は有限なんですよね。有限というか、つねにカツカツ。
無限の愛を行動で表すためには、気力と体力が必須。
子どもを産んでからそのことがひしひしとわかったから、「最愛のわが子を虐待する」なんてことも、対岸の火事、とは言い切れないんです。
同じ文脈で、育児に負担を感じているのは、子どもへの愛情の不足を意味することじゃない、ともわかるようになりました。
子育てに負担を感じているのは、愛情の不足からじゃなくて、気力と体力の不足からなんです。
そのことは自慢すべきことでもないけど、恥ずべきことでもない。だってそれが自分なんだからしょうがない。
自分を認めるところから始めないと。
「専業主婦なのに」
「これくらい出来なくてはいけないのに」
…なんて調子で自分を責めていくと、やがて自滅しそうです、私は。
しばらく、私の生活は、家事育児が生活のメイン。
専業主婦としての生活を続けていく気でいます。
専業主婦としての自分をレベルアップさせ、毎日を「回復と成長のゲーム」にしていきたい。
専業主婦としての生活を、「消耗と自滅のゲーム」にすべきではない。
だからこそ、そのための工夫として、ファミサポを使おう。
そういう気持ちでいます。
かつての私のように、「利用したいな、しようかな、どうしようかな…」と思っている方がいたら、私の経験談や考えが、何らかの参考になったらうれしいです^^
では、今日もいい一日になりますように!