おはようございます。
梅つま子です。
先日、大学院時代の恩師と仲間に会いに行きました。
仲間の一人が職を得たのと(狭き門を潜り抜けて、某有名私大にポジションを得た優秀なお友達です!)、もう一人の仲間が第一子妊娠。
おめでたい会でした^^
そんな会をきっかけに、「学生時代のように読書会しよう!」ということになりまして!
久しぶりに仲間と会い、私にとっても棚からぼたもちの、嬉しいお土産つきの会となったのでした。
今も第一線で活躍している仲間と、自分のこと
仲間が全国で活躍したり、新たな門出を迎えるのは嬉しいこと。
他方、同じゼミで、同じ頃論文を書いていた私は、アカデミックの世界を離れ、目下のところ専業主婦の道を歩いています。
退職当時は「私、落伍者のよう…(涙)!みんなは第一線で活躍してるのに」とくすぶっていた心も、だいぶ晴れてきました。
それは、退職して3年経った今、私が「自分にとって正しい選択をした」「今が楽しい」と即答できるから。
「キャリアを途中であきらめた」「もったいない」とは思わない私がいます。
むしろ、あのときに辞めて救われたんです。
続けてたら十中八九、体か心、もしくは両方を壊していたと思うから。
この日、お祝いの会は新宿で待ち合わせ。
一次会が終わった後に、帰り方面が同じおふたりに「どっか寄ってかない?^^」と誘ってお茶しました。
ナンパのようだね。笑
久しぶりの自由時間を満喫しました!
大学院を修了してからは、実に8年もの月日が流れているのですが、同じ時期に同じ苦労をした仲間はかけがえのないもの。
変わらぬテンションでおしゃべりできました。
同じ師匠のもとで学んだ仲間同士、考えたことをすぐ理解しあえる安心感。
このブログに綴っているようなとりとめのないことも、たくさんおしゃべりする中で、「また、読書会がしたいね」という話になったのです!
本は複数で読むと学びが深まる
ふり返ると大学院時代、自主的にいろいろな本を読みました。
院生なんだから当たり前のですが。
そのなかでも、仲間と一緒に読んだ本が格別に面白くて、心に残っていて。
いずれも、一人だったらそれほど心に残らずに、スーッと読んでしまっただろう本の数々。
だけど仲間と読んだことで、「ここは、どういう意味だろう?」「こういうことかな?」というやりとりがたくさんできました。
簡単にいうと学びが深まった。
そして私はやがて、「本は、誰と読むかが重要なんだ」という認識を持つようになりました。
一人で読むよりも、格段に面白い。
一人で読んで理解したことが、仲間と見解を重ねあうことで、ものすごく広い応用力を持つようになる。
私にとって、「現実」が分析可能で、考察すべき価値を持つものであり、ものすごく面白いものだと思えるようになったのは、まちがいなく大学院の仲間との読書会のおかげです。
その結果、一人では読む気がしなくなるという情けない弊害も。笑
大学院の仲間は今では、学生ではなくて、教える側です。
「最近の学生たちはあまり読書会をしないようだよ」
「学生の間に多様性もあまりないんだよね」
といった話を聞きました。
読書会に対して、プラスの気持ちを持っている私たち。
あの時楽しかったよね、という話題から、
「また読書会をしない?」という話が誰からとも出ました。
そして僭越だけど私から提案させてもらった本は、こちらです。
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すごく気になっているんだけど、一人で読める気がしない本。
二つ返事で「読もう!」と言ってくれました。ありがたい…!
この記事を書きながら、気づいたこと。
読書会久しぶり…なんて思ったていたけど、実はわりと最近したてたわ!
ブログご近所のがっちゃんと。
「無理だよ、哲学書は、今の私には読めないよ」
「子どももいるし、本を読む時間も取れないし、オンラインミーティングする時間も取れなさそう」
という後ろ向きな言葉を発さないですんだのは、がっちゃんとのこの企画のおかげだな。
現実世界で会ったこともないがっちゃんと同じ本の読み合わせができる(考えてみたら、とんでもないよな。)くらいなんだから、かつての仲間とも読書会できるだろう、という自信になったんだな、きっと…!
今回の読書会は、働いているほかの二人が春休み中に読めればいいね、ということで。
…ということは3月中ですね!
最近トンと手にすることのない哲学書だから、家事育児の間にまずは読破できるのかどうか…というレベルなのですが、自分の文脈で読み解いて、ブログにも感想をまとめられるといいなあと思います。
現役で、毎日頭をフル回転させてバリバリ働いている仲間の足を引っ張らないようにがんばります^^
自分に当てはめて読むつもりです
この本、タイトルは『暇と退屈の倫理学』。
自分の問題として読むつもりです。
今、中盤まで読んでいるのですが、3章に、「暇と退屈の類型」が出てきます。
そこに「暇がある/暇がない」「退屈である/退屈でない」の2つを軸に、
- 暇があり、退屈である
- 暇があり、退屈していない
- 暇なく、退屈している
- 暇がなく、退屈していない
の4パターンの人間が区別されています。
この3つめの「暇がなく、退屈している」って、まさに自分の問題ではないのかと!
家事育児で忙しく、時間も余裕もまったくないのに、どこかで自分の退屈をもてあましている、満たされてないのは、まさに私ではないかと!
…というわけで、にわかにこの本が、「私の問題を扱ってる本」のように見えてきたわけです。
本書を読んで、何か事態が進展したり解決したりするかしら。
実生活に応用できることがあるかしら。
そんなことも報告できたらと思います^^
さて、まずはちゃんと読破できるかを心配しよう。
哲学書、ゴツい読書は久しぶりだからなあ…。
▼ママ友とはよく遊んでます。実益バリバリのおかず会。▼
▼ウクレレも始めました。…私、遊びすぎ?!^^;▼
今日もいい一日になりますように!