おはようございます。
梅つま子です。
湯シャンを始めて、1週間ほど経ちました。
結論ですが、「とてもいい!今後も継続したい!」です。
私の湯シャンのやり方
1.ブラシで梳く
ブラシで梳くことによって、汚れを落ちやすくしています。
使っているのは、タングルティーザー アルティメット。
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タングルティーザーは、柄のついていないものを最初に使ったのですが、断然、柄のついているアルティメットがつかいやすいです!
柄がついていないものはコンパクトなんだけど、梳いている拍子にポーンと飛ばしてしまうことがありました。
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これから買うなら、「アルティメット 」一本でいいと思うくらいです。
ブラシの一本一本がしっかりしていて、絡まったホコリも取りやすい形状です。
2.シャワーで髪を洗う
普通のシャンプーのときと同じです。
地肌をマッサージするように洗っています。
3.乾かす
少しだけヘアミルクをつけて、乾かしています。
読んだ本
この本を読みました。
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全編通して、「シャンプー不要論」が綴られています。
読んで、特に「なるほど」と思い、参考になった部分を挙げておきます。
(太字強調は梅つま子によるものです)
酸化物や過酸化物などは水に溶けるので、 水で洗っていると酸化しやすい脂性成分から順に脱落していきます 。
ロケットが発射後、何段か切り離していくような感じですね。
こうして、最後まで残り、毛先まで守り続けるのが、皮脂の脂性成分の中でもかたくて、水にも流れにくいワックスなのです。
ワックスはおそらく一年も二年も、毛の表面にとどまって、毛先を守り続けていると思われます。
酸化した油脂はただの水で洗いさえすれば流れ落ちるので、頭皮を酸化物で傷めることはありません。
毛髪を健康に保つためにシャンプーを使う必要は全くないのです。
そもそも毛穴を有する皮膚は、汗や皮脂などを体外に出す「排泄器官」です。
体の中のものを外へ出すために存在する穴であり、外から何かを入れるためのものではありません。
何かを受け入れるようにはできていませんから、口や胃のような自浄作用を備えていないわけです。
『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ"が原因だった! 』(55から56ページ )
日本古来の黒髪の美を求めるならば、むしろシャンプーは使わないほうが、カラスの濡れ羽色のような自然な光沢を放つ美しい髪を手に入れることができます 。
皮脂に含まれるワックスなどが毛の一本一本をしっかりコーティングするからです。
シャンプーを使わなければ油脂をつける必要もないでしょう 。
いま巷はヘアケアをはじめ、様々な健康法や美容法の情報で溢れかえっています。
このような情報の洪水に流されたり、だまされたりすることなく、自分の頭で考えて、自分なりに判断するためにはどうしたらよいのか。
人体とは?いきものとは?生きるとは?といった視点に立ち返ってみることだと思います。
すると、多くの場合、答えがおのずから見えてくるはずです。
『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ"が原因だった! 』(63から64ページ )
野生の動物はせっけんで洗っているわけではなく、水浴びをしているだけなのに、いえ、水浴びをしているだけだからこそ、つややかで美しい毛並みを保っているのです。
実際に髪にどういういいことがあるかは、本書の70~75ページを中心に書いてあります。
ここをさらっと読むだけでも、シャンプーが不要な理由がわかるようになっています。
髪への6つのご利益
その1.皮脂腺が縮むため髪へ十分な栄養がいく
その2.毛髪をつくる大本、「毛根幹細胞」が元気になる
その3.頭皮が厚くなるので、毛が根を深く張れる
その4.常在菌が増えるため頭皮が「健康&清潔」になる
その5.皮脂が髪に残って「整髪力」がつく
その6.ベタつきとにおいが解消する
『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ"が原因だった! 』(70から75ページ)
実際に湯シャンしてみて、感じたメリット
1.髪が爆発しない
くせっ毛で、髪の爆発は運命だと思っていたのですが、ある日「こんなに苦労しているのに、この結果はおかしい」と思いました。
ものすごく入念に(翌朝楽になるだろうなと思って)ブローしたのに、ものすごく裏切るような爆発っぷり。
こんなのおかしいよ、と改めて思って、やぶれかぶれで湯シャンしてみたら、次の日、しっとり落ち着いている。
普通の寝グセや、多少のハネなどはあります。
でも、ぜんぜん落ち着いている。
何だこれ。シャンプーしないほうがいいじゃん。
てなもんです…!
2.朝のブロー時間が短くてすむ
朝、爆発していないんで、さっさと済みます。
なんならドライヤー使わなくていい日さえあるくらい。
朝の忙しい時間に、少し余裕が生まれるようになりました。
3.夜のブロー時間が短くてすむ
そこまで徹底的に乾かさなくても大丈夫です。
夜の時間を有効につかえるようになりました。
4.子どもに「髪をきちんと洗って」と言わなくてすむ
「地肌までシャンプーが届くようにしっかり洗って!」と6歳の娘に言っていました。
まだ上手に洗えていないので、中まで濡れていない様子を見ては「もう…洗えてないじゃない」とため息をついていました。
でも、シャンプーをしないほうがずっと髪の調子がいい自分を感じて、娘へ言うことも180度変わってしまいました。
今は娘にも、「お湯で簡単に洗えばいいよ」と言っています。
5.お風呂時間をゆったり楽しめる
シャンプーの時間、コンディショナーの時間がなくなったので、湯船につかっている時間が長くなったんです。
「お風呂でしなければならないこと」が格段に減りました。
今までは、時間が惜しくて「とりあえずシャンプーとコンディショナーだけしよう」と思い、お風呂時間にシャワーだけしかできないこともありましたが、そんな心配をしなくてよくなりました。
たっぷり張ったお風呂のお湯に身を沈めて、ゆったり楽しむお風呂時間を楽しんでいます。
お風呂って、シャンプーしないと、すごく暇なんですよ。
お風呂場ですることがあんまりないから、お風呂でのストレッチにも身が入ります。
子どもとの、お風呂の中でのおしゃべりも増えました。
6.スタイリング剤が少なくてすむ
今のところ、まだスタイリング剤ゼロにはなっていません。
でも、消費がかなり減りました。
はねたところだけ少しつけたり、全体のボリュームを整えるために少量つけたりしています。
こちらのヘアミルクが、髪全体にいきわたらせるのに便利で使っています。
これをさっとつけるだけで、くせっ毛がしっとり落ち着きます。
7.シャンプー・コンディショナーが減らない
シャンプー、コンディショナーは、スタイリング剤よりもさらに減りません。
使わないんですもの。当たり前ですね。
シャンプーもコンディショナーも、きちんと洗いたくなったときのために、念のためにとっておきます。
でも、いずれにせよ、頻繁に購入、詰め替えしなくてすむのは便利です。
デメリットというか、慣れないこと
いいことだらけですが、まだ湯シャンに慣れていないので、「洗ったあとも指どおりがさらっといかない」ことに違和感は残ります。
「本当に洗えてる…?」と思い、何度も何度もシャワーをかけてみたり。
でも、しっかりすぎるほどお湯で洗った次の日はバサつきがひどいので、「あ、やりすぎたんだ」とわかります。
髪が洗った後もマットな質感。
洗えば、それなりにさっぱりはしますが、シャンプーしたときのさっぱりとは感じが違う。
次元が違う。
たとえて言えば、炭酸水と普通の水くらい違います。
やっぱり炭酸水の刺激に慣れてしまえば、水でスカッとすることは難しい。
一度覚えた快感を忘れるのはなかなか難しいものがあります。
そして、これまで、シャンプーするという習慣が染みついていたから、「シャンプーしない」ということに、うっすらとした背徳感すら感じるのかも。
逆に言えば、こんなに楽でいいの?という快感でもありますけれども。笑
考えたこと
人間の体のこと
「人間の体って、鉄のフライパンとか木のお皿みたいなものなのかも?」と思いました。
鉄のフライパンとか、木のお皿は、いい意味でテキトウに使える。
表面のさっと汚れを落とせばいい。
そして、洗剤で完璧に汚れを落とすと、かえって傷めてしまい、劣化が早くなる。
素材そのものが持つ力を信じて使いたいもの。
いいもの、いい方法がよく広まるとは限らない
布ナプキンとか、月経カップにも同じことが言えると思います。
シャンプーとかコンディショナーとかを買い続けてほしい人がいて、その人たちが大きな力を握っている以上、次から次へと「いいシャンプー、いいコンディショナー」が出てくるんだろうなと思います。
雑誌を開いても、おすすめシャンプーは載っていても、「湯シャンがいいよ!」と言う情報は出てきません。
消費者に、消費してもらわないと困る人たちがいるからでしょう。
家族は家族のやり方がある
やってみたらとてもいいものだったので、家族にも勧めたいものです。
実家の母や姉にも「湯シャンはじめてみたけど、いいよ!」と伝えてみたのですが、あんまりピンと来ていなかった模様。
実家の母は、長年悩まされてきた脂漏性湿疹が「いつかの」というせっけんを使ってみたらで治った!と言っていたし、「自分にあったシャンプーを探したい」と思う派みたいです。
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やっぱり、これまでずっと行ってきた習慣をガラッと変えるのは大きなこと。
だから、なかなか受け入れるのは難しいのかも。
終わりに。シャンプーなしでいい、なしがいい、と思える自分でいたい
シャンプーなしのほうが髪の状態もいいし、シャンプーをしないようになって、普段の生活が楽だし快適になりました。
だから、シャンプー生活に戻るつもりはありません。
それに加えて、シャンプーなし生活のメリットとして、こんなことも考えました。
地震や台風などの災害のニュースを聞くことも多い昨今、「シャンプーなし」の生活って、自分の「耐性」を高めることにもつながるかなと。
おそらく、今までの自分のままで、避難所などで生活しなければならないことになったとき、「シャンプーできなくて気持ち悪い」と思うはずです。
でも、今となっては、シャンプーのすっきり感は、もはや遠いものになっています。
そんなにガッチリガシガシ洗わなくたって大丈夫、と思えることは、おおげさだけど、自分自身を信じる力にもなりそうです。
私の場合は、自分にあっていました。これからも続けていきたいと思います
今日もいい一日になりますように!