明日も暮らす。

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シンプルで暮らしやすい生活を目指しています。オンライン英会話(英検1級)と空手(黒帯)が趣味。大学院博士課程修了(人文科学)。2児の母。

小1娘の「筆箱がない!」に付き合って登校したときの話。

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おはようございます。

梅つま子です。

 

先日あったことの防備録です。

 

 

事の発端

朝、登校前の娘が、忘れ物のチェックをしていると、

「筆箱がなあい!」

とあわて、騒ぎ出すではありませんか…。

 

確かに、いつもあるはずの紫のペンケースがない。

by カエレバ

 

ここからはもう、ノンストップでした。

「先生に怒られる~~~(涙)」

「もう学校行きたくない~~~(涙)」 

 

なんでしょ、もう。 

こんなことで?としか思えないことで大騒ぎするんだから…。

 

筆箱なんて捨てるわけないんだし、名前だって、でかでかと書いてあるんだから、

家にないならほぼ100%教室にあるわけで。

 

「絶対持って帰ってきたもん…!!(涙)」

 

それはね、昨日とか一昨日の記憶と混同しているんだよ。

 

よく、筆箱がないくらいのことで泣けるね?と思うくらい、すがすがしくワンワン泣いておりました。

 

こういうのって大人になれば(あるいはあるタイプの子どもは)、

「おそらく学校にあるな」

とすぐわかるし、

まあ、まかり間違って本当にどこかにやってしまった場合の保険として、

何かの袋に鉛筆2,3本と消しゴム、赤青鉛筆を入れて持っていけば万事オッケーなのである。

 

「ママのペンケース貸してあげるから、持って行きな」

と伝えても、

「箱のじゃなきゃダメなんだもん…!(涙)」

と言って聞きません。強情め。

 

娘との6年を超える付き合いで、

「これはもう、なんともならない」

ということがひしひしとわかりました。

 

一緒に登校

過保護なのかな…とも思いましたが、

このままでは娘はテコでも動かないし、

欠席や遅刻になるよりはマシだと思い、

「わかったよ、ママも行くからさ、一緒に行こう。

きっと学校にあるよ。

なくてもさ、ママ、先生に謝ってあげるから」

 

これでようやく娘は泣き止みました。

まだ寝てる息子を、エルゴの中に半ば強引に押し込みました。当然重い。16キロくらい。

 

実は数日前、「もうエルゴいらないかなあ」と思ったところだったんです。

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まあでも何かのときに使うかもしれないし?と思ってとりあえず取っておきましたが、

こんなに早く「何かのとき」が来るとは。笑

 

そんなこんなで、まだパジャマで睡眠中の息子を抱っこして出発。

 

行く道でも、娘の口からは、

「大丈夫かなあ…先生に怒られちゃうかなあ…」

がやみません。

 

私などはかえって、

”この程度のことで母親と一緒に登校している”

ということのほうがどうなの?と思ってしまうのですが…。

娘はしっかり私の手をつないできました。

 

通学路の子どもたちはいい意味で無関心で、みんな三々五々、学校に向かって歩いていくだけ。

 

校門を入ると校長先生が、昇降口の近くで子どもたちにあいさつ。

「どうされました?」

くらい聞かれるかと思ったら、

3歳児を抱っこしている私を見て、

「そろそろ抱っこがきつくなってくる年齢ですよね~ッ!^^」

とだけ。

特に、用件も何も聞かれなかった!!

校長先生…ママ友かと思うくらいフレンドリーではつらつでした。

 

よく見ると、他にもお父さんと登校している子がチラホラ。

でも別に子どもたちも先生も、特段それが珍しいことのように見てこないのが、私にとっては新鮮でした。

 

なんだろう…。

何か、癒される。

 

ホラやっぱり教室にあった!!

教室に着き、先生に事情を説明。

一緒に筆箱を探してくれ、何のことはない、娘の筆箱はちゃんと机の中にあったのでした。

 

ホラ…!!!(怒)

そんなことだと思っていたよ。

 

同じクラスの子達はここでも特に、私にも、母親と登校した娘にも目を留めることなく、それぞれにランドセルを片付けたり、提出物を出したりしていました。

 

ホッとした表情の娘に、

「あってよかったね。じゃ、ママ帰るからね」

と伝えていたとき、

先生が一人の女の子に、

「あら~、ハルカちゃん(仮)、後ろの席の子にまわなきゃいけないプリント5枚、全部家に持って帰っちゃってたの?」

という声が聞こえました。

 

なんだ…みんな一年生なんだね…

 

ものすごく安心しました。

 

終わりに

小学校が優しい場所でよかった、と思いました。

私も今でこそ図太くなって、「忘れ物なんか大したことないじゃん」と思えるけど、

昔は「忘れ物をしたら200字」という罰則があり、

漢字200字の書き取りを課せられていました。

しかも私は小心者だったので、

「忘れ物をしたときのために」

と、忘れ物をする前からせっせと200字を書き溜めていましたっけ。

 

それに小学校1年生のころ、私は同じクラスの男の子にいじめられていて、

いつもひざから下はあざだらけで真っ青でした。

特に何もしていないのに、上履きの先で蹴られたりしていたんですよね。

あれは、なんだったんだろう?

なんで私は「やめて」って言えなかったのかな?

そして先生や親は気づいていなかったのかな?

そんなことも今となってはわからないけれど、

やっぱり思い出すと、そのときの自分がかわいそうになり、こみ上げるものがあります。

 

忘れ物をしてもいいし、

怒られるかもしれなくて怖いんだったら親と行ってもいいし、

まあ、なんだったら学校に行かなくてもいいのかもしれないし。

こうやって娘とともに、私も小学校生活を体験していくことが、 

おそらく過去の私を癒していくことになるんだろうなと思うんでした。

つらい思い出よ、上書きされよ。

 

この日以外、なんだかんだ娘は楽しげに学校に行き、楽しげに学校から帰ってくるけれど、

これから娘の生活の中心となる学校に、暴力がないことを心から願います。

つま子

学校が、子どもの多様なありかたをゆるす、優しい場所であったらいいなと思うのでした☆

今日もいい一日になりますように!

 

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