明日も暮らす。

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シンプルで暮らしやすい生活を目指しています。オンライン英会話(英検1級)と空手(黒帯)が趣味。大学院博士課程修了(人文科学)。2児の母。

友達とおしゃべりしている感覚で、40代の自分の自己理解ががんがん進む本を読みました。

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おはようございます。

梅つま子です。

 

本を読んで、 

心の中でサイレント号泣してしまいました…!

 

 

冒頭からして共感がとまらない…

コロナ下で、友達と会って話す機会がゼロに等しいからか、

自分の身の回りについてワーッとしゃべる、この感覚、すごく飢えています!

by カエレバ

 

もう、冒頭から、

小島さんのおしゃべりのような語りに引き込まれ、

涙すら出てきそう。

(以下、太字強調は梅つま子によるものです)

子育てに正解はないし、親はついこの前まで親ではなかった素人です。

だけど人間を一人育てるというとんでもない仕事を、

ぶっつけ本番でやらねばならないのです。

勤め先では、子どもを持つのは勝手だが職場に事情を持ち込むなよと言われ、

ご親切な人たちからは、やれ親がそばにいてあげないとぐれるだの、

保育園はかわいそうだのと脅されて、

いつも誰かに見られているような緊張の中にあります。

 

私と夫は自分の中のなけなしの善なるものを差し出して、

息子たちを歓迎しました。

その過程で互いの闇を覗き合うこともありました。

以前とは関係が変わってしまった二人でも、

我が子を自分と同じように大事に思ってくれるのは、

この世でたった一人、パートナーだけだということは信じられます。

『仕事と子育てが大変すぎてリアルに泣いているママたちへ! (日経DUALの本) (2-3ページ)

 

自分の親としての資質に悩んだり、

子育てがうまくいっていないと思ったり、

一度でも経験がある人なら、

きっと、「私のことだ」と思い当たるところがあるのではないでしょうか。

 

子育て生活で理解する、自分のこと

本書には、小島さんが経験されたミッドライフクライシスのこと、

40を過ぎて診断を受けたADHDのことなどが語られています。

 

もちろん境遇も経験も、私のそれは、

小島さんのものとは異なるはずなんだけど、

小島さんの語り口がとても情熱的で臨場感があるので、

「それは私のこと…!」と、ついつい思ってしまいます。

 

子育てには向き不向きがある。

子どもとの相性もある。

子育てをことさらに美化するつもりもない。

でも、子育てが自分と世界一の関係を結びなおすためのかけがえのない学びの場になることは、あると思う。

人の成長ってつまりは変化することだけど、

私が子育てを経験して最も大きく変化した点は、

「生きてるってことは、思い通りにならないことだ」という若い頃には到底受け入れがたかった事実を受け入れられるようになったことだ。

(中略)

100%理解し理解されることをゴールだと思い込んでいた私が、

「わかり合えなくても生きていける」という衝撃の事実を学んでしまったのである。

そうしたら、

人の尊厳を重んじるとか、

多様性に寛容になるとかいうことがどういうことなのか、

前よりもよくわかる気がしたのだ。

『仕事と子育てが大変すぎてリアルに泣いているママたちへ! (日経DUALの本) (126ページ)

 

本書の焦点は、ミッドライフクライシスを迎えている小島さんに当てられたものであり、

それはすなわち、子育てのパートナー「夫」との関係でもにあります。

 

私はずっと、夫のおかげで幸せになれたのだと思っていた。

自己評価が絶対零度だったので、こんな人間と一緒に生きてくれる人なんて夫以外にいないと思っていたし、

彼なしでは幸せになれないと思っていた。

だからずっと夫のことを「仏様のような人だ」と思っていた。

ところが夫は生身の人間なので、私にひどいことをした。

そしたら自分の人生がゼロになって、私は壊れてしまった。

で、ここ15年ほどずいぶん苦しんだのだが、

仏のふりして裏切りやがってと思うから許せないんだとわかった。

夫はただの男で、私の幸せは私が決めるもの。

そう気づいて、夫の信者をやめた。

私の神様は、私の欲望。信じるべきはそっちだった。

たとえ正しくない神様でも。

『仕事と子育てが大変すぎてリアルに泣いているママたちへ! (日経DUALの本) (150ページ) 

 

きっとこれは私にも当てはまることなんです。

子育てで夫と衝突することはあったけど、

それは勝手に夫に「仏様」を当てていたのかな…。

 

そうだとしたらそれは夫にも悪かったし、それではお互いの距離は縮まらないよね。。。

人の話として聞くと、どうしてこう、心にスッと理解できるんでしょうね。笑

 

私の「正しくない神様」に対しても、

この本を読んで、ちゃんと向き合う気持ちになりました。

正しくないってわかってる。

俗っぽいなあ、わがままだなあ、勝手だなあと思うこともある。

 

だけど私の「こうしたい」という願望、欲望(=私の、正しくない神様)は、

私にとって、かけがえのないエンジンでもある。

 

それをしたり顔で放置していると、

内部で沸々と沸騰しちゃって、大変なことになるってこともわかってきたところ…。

 

正しくない神様だけど、ちゃんとした態度で、祀らないといけない、と思うのです。

 

こういうこと書いてくれる本ってあまりないので、

小島さんに感謝しています!

 

小島さんは私よりちょっと年上の存在。

リアルだと、あまり接する機会がないんですよね。

 

でも、5~10歳くらい年上の女性から学びたいことが、今の私には、ものすごくあるんです。

もうひとつ、小島さんがこう書いてくれたことも、すごくうれしかったです。

 

女性たちは社会の周縁で、より早く、より長く苦しんできた。

女性のいる場所は、課題解決の最先端の場であり、

膨大な知見と傾聴されるべき物語が集積したアーカイブでもある。

『仕事と子育てが大変すぎてリアルに泣いているママたちへ! (日経DUALの本) (206ページ)

 

読書はそもそも自己理解を進めたいがためにするものでもあるけど、

こんなに、今の自分に必要な本にめぐり合えるとは~、と感動しております。

by カエレバ

 

つま子

読んだ後、気持ちがスッキリ。友達とたくさんおしゃべりした後のここちよさを味わうことができました

今日もいい一日になりますように!

 

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