こんにちは!
梅つま子です。
今日は、母が薦めてくれた本のことです。
突然ですが私。
昔は、正直言って、母のことを、「あまり面白みのない人」と思っていました(失礼な娘でごめんなさい…)。
でも、今になって、こんなに人当たりがよく、親切で、我慢が利いて、それでいて正直な人はいないよね、と思うようになりました。
そして、だいぶ大人になってから気づいたのは、私は、母と、笑いのツボと趣味と考え方が似てるんだなということです。
性格は似ていないような気がしますが…。
いくつものポイント、ポイントで、母とは共通点が多いです。
で、そんな母が、この本を薦めてくれました。
大人になってやめたこと 一田 憲子 扶桑社 2019年04月30日頃 売り上げランキング :
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内容は平易なので、この記事では、「これ、私にも実践できるかな」「この考え方いいな」と思った箇所の引用をササッと挙げておきますね。
(太字強調は梅つま子によるものです。)
興味がある方はご一読を。
すぐ読めて、生活にすぐ生かせるものが多かったです。
とにかく寝る
最近の私は…とにかく寝ています。
そう、もったいないくらい、寝ています。
以前の私なら、「朝か夜の、どちらかは活動しなきゃもったいない」と思っていました。
でも…あれこれ考えず、「幸せに寝る」ことって、一日をいいものにするか、しないかの、大きな転換点になると気づきました。
今、私の周りにある「いいこと」を思い浮かべるだけで自然に「は~、今日もいい一日だった」と眠りに落ちることができるようになりました。
(『大人になってやめたこと』「反省をやめる」 34ページ)
ぐずぐず考えず、「寝る」ということを重視した結果、今けっこう好調です。
「まだまだ」をやめる、というこの考えにも通じます。
ずっと「まだまだ」と思っていると、絶えず不安で、絶えず満たされず、心が疲弊してきます。
40代の頃は、ずっと「もうそろそろ自分に満足してもいいんじゃなかろうか?」という思いと、「いやいや、満足しちゃったら終わりでしょ」という思いの間でを行ったり来たりしていたように思います。
(『大人になってやめたこと』「「もっともっと」をやめる」 41ページ)
私にも、やりたいことはいろいろある。
だけど、とりあえずいったん打ち切ることを恐れないように。
そして寝る!
合言葉は「まあ、いいか」です。
自分との付き合いを大切にする
周りの人のことも大事なんだけど、自分のことも大事です。
忘年会や新年会、パーティーなどがとても苦手です。
大勢の人がいる中で、自分がどう過ごしていいのかわからない……。
適当に楽しめばいいのに、自意識過剰になって、「ここにいる私ってどう見られているだろう?」などあれこれ変なこと考えてしまう。
多分元来社交的ではないので私は役割を与えられないと他に馴染めないのだと思います。
(中略)
最近では自分の心がワクワクと動かない限りは、会食や集まりのお誘いは、申し訳ないけれどなるべくお断りするようになりました。
「相手に悪いから」と無理をして出かけると必ず、「あ~あ、行かなければよかった」と思うものだと学習しましたから。
おそらく、私は「本音」で話さないと、人との交流を楽しめないという、めんどくさい人種なのだと思います。
今興味を持っていること、最近感動したこと、これからやってみたいこと……。
本音と本音を交換する集まりでは、自分一人では考えもしなかったアイデアを聞けたり、そうそうと共感したり、意外な視点からヒントをもらえたいと、ワクワクと心が弾みます。
そんなときには「ああ、行ってよかったなあ」「あの人と出会えてよかったなあ」と嬉しくなります。
(『大人になってやめたこと』「付き合いをやめる」54ページ)
不特定多数のいる場にうまくなじめない。
このことは、わかってました。
そしたら、そういう場所には、行かなくてもいいんですよね。
このことに気づいたのは、最近です。
「あ。誰も私に期待してないな」ということに、やっと、やっと気づいたから!!!(おっそーい…)
以前は、義理とか義務とか、考えすぎていました。
行かなきゃだめかな、と思ったりしなくていいんだ、とわかりました。
「もったいない」くらい、環境を整える
私という人間は、とてもとても貧乏性なので、「あるもの」で何とかするのが当然だと思ってしまいます。
いい原稿を書くには、スキルではなく、「自分の心と頭と体が一番クリアな時間」という「環境」を整えるのが一番の近道だということがわかりました。
(『大人になってやめたこと』「おかずを1品作るのをやめる」95ページ)
でも、一田さんのこの考え方に賛成!
「自分の心と頭と体が一番クリアな時間」という「環境」、大事。
そのためには、そこに投資することも必要。
そうじゃないと、結局、何もしないんですよ。恥ずかしいけど。
認めよう!そうでもしないとできないのが自分なんだと…。
自分の「できなさ」を、前向きに受け止めようとしています。
恐れずにアウトプットする
「まだだめ。もっと準備してから…」と思うから、どんどん何もできなくなる。
きっと人はずっと備えている方が気持ちが楽なのだと思います。
(中略)
不要な備えを1つ、2つ手放すことは、自分が寄りかかっていたつっかえ棒を外すということ。
するとより自由に身軽になって、ダイレクトに「目的」にアクセスできるようになる。
そうすれば、やりたいことが叶う時間がもっと早くなる気がするのです。
(『大人になってやめたこと』「小分け冷凍をやめる」111ページ)
不要な備えで着ぶくれているのが、今の自分かも。
(そのくせ、必要なものは足りてなかったりして!)
人目を気にせず、要らない備えを外していきたいものです。
管理の時間をとる
生活には「管理」というものが必要だと気がついたのは、ごく最近のことです。
欲しいものを手に入れて、暮らしの中に仲間入りさせると、新たな時間が始まるようでワクワクするけれど、実は大事なのはその後。
新しく加えた「それ」をどこにしまうのか、今まで持っているものとどう組み合わせるのか、これからの毎日でどういう風に使うのか、どうやって手入れをし、きれいに清潔に保つのかを考えなくてはいけません。
(『大人になってやめたこと』「古道具を買うのをやめる」141から142ページ)
インプットは楽しいんですよね。。。
だから、それを処理する時間は後回し。
買い物でも読書でも、何でも、そう。
買うは買うけど、その後のことをあまりしていない。
読みたいものもたくさんあるけど、読めるのは一握り。消化できるのはもっともっと少ない。
反省です。
もうこれは、あらかじめ「管理」を組み込むしかないですね。
それをルーティーンの中に入れ込んで…。
うーん、もうすでに「それってどうしたらいいかな」と考え込みはじめている私がいるけど。
でも、「そういうもの(管理とか、めんどくさいこと)を、「楽しいもの」としてこなしたい」と思っている自分がいます。
そういう地味な作業をしている時間が「あー、幸せ」って思えたら、いいなあ。
はてさて。
幸せって、何でしょうね??
だんだん「幸せとは条件が揃って『なる』ものではないということがわかってきました。
(『大人になってやめたこと』「じゃがいもを丸ごと茹でるのをやめる」98ページ)
いろんなことを「やめる」なかで、見えてくるかな?
一田憲子さんのこの本は、ふっと日常を振り返らせてくれる本、でした。
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今日もいい一日になりますように!