おはようございます。
梅つま子です。
英語に親しむようになって、早1年。
先日、英和辞書を買いました。
買ったのは、『コンパスローズ英和辞典』です。
コンパスローズにした理由
評判のいい辞書として、私が高校生のときから有名だった、『ジーニアス英和辞典』があります。
私もこの流れに乗って、ジーニアスにすればいいかな、と思っていました。
でもふと、書店に足を運んでみたんです。
折りしも入学・進級シーズンなので、平台に並べられた辞書の数々。
意外にも、手にとって見ると、ジーニアスはピンと来なかったんです。
気になったのは、収録語とか説明、例文のことではなく、
紙と文字のコントラスト、そしてフォントでした。
私の感覚では、ジーニアスは、紙の白さがあまり目立たなかったのです。
私は、白い紙に黒い字でくっきりはっきり印刷されているものが好きです。
フォントも大事で、字体によって、意味が頭に入ってくるかこないかが、変わってきます。
わかりやすいフォントだと、意味が、頭に直接飛び込んでくる感じがするんです。
これは完全に好みの問題なので、
書店で手にとって見てよかったです。
そして、この、紙の白さやフォントに関して、
「これ、好き」と思ったのが、
『コンパスローズ英和辞典』と、『ライトハウス英和辞典』でした。
『ライトハウス英和辞典』も、学生時代に、先生による「良い」というお墨付きがありましたっけ。
『コンパスローズ英和辞典』と、『ライトハウス英和辞典』の2つで絞り、
語数の多いコンパスローズにしました。
(コンパスローズは約10万5千語、ライトハウスは約7万。ちなみにジーニアスもコンパスローズと同じ、約10万5千語でした。)
辞書の字体なんてどれも同じでは?と思っていたのですが、
見比べてみると結構違います。
リンク先のURLでフォントの違いがわかるので、
興味のある方はチェックしてみてください。
コンパスローズのほうが、スッキリした感じだと私は思いました。
紙の辞書にした理由
単純に、「電子辞書はもう持っている」ということもあります。
何年も前に購入したものです。
主に、オンライン英会話で出てきた単語をチェックしています。
意味のわからない言葉はこれで調べていましたが、
電子辞書だからか、私の使い方の問題か、積み重なっていかないのです。
(私の記憶力の脆弱もあるのでしょうが。)
だけど、私の英語学習はオンラインが中心だったから、
「紙の辞書があるといいのかも」と気づくのにだいぶ時間がかかりました。
でも、「欲しい!」と思ったらどんどん欲しくなり、
手元に届いた日には感激…!
(作業机の乱雑さはお気になさらず…)
辞書の使い方
ちょっとした隙間時間に辞書を開き、
知った単語に赤鉛筆でアンダーラインを引いています。
娘が、「使っていいよ」と、ちびた赤青鉛筆をくれました。笑
ところで、私の好きな英単語に「tangible」という語があります。
「(物体などが)触れられる、有形の」という意味ですが、
辞書はまさしくtangibleなアイテムだし、
単語を覚えていくという作業をもtangibleにしてくれるようです。
電子辞書だと、このtangble感がなくて。
意味を調べて、確かにそのときは納得する。でも、その場しのぎになってしまうんです。
電子辞書が対症療法的であるならば、
紙の辞書は、根治療法的な気がします。
「意味を調べる」ということを超えて、
「語彙を増やす」というところまでたどり着けるように思います。
あるときは辞書をぱらぱらと眺め「self-」のつく言葉の多さに驚き、
5個くらい上げられるかしら?
そのうちの2個くらいは、例文を作れるかしら?と、自分ひとりで英語力テストしてみたりします。
そう。一人遊びが好きな私には格好のお遊びアイテムでもあります。
ちなみに「self-」のつく言葉には、
・self-portrait(自画像)
・self-pity(自己憐憫)
・self-control(自制心)
・self-defence(自己防衛)
・self-employed(自営の)
・self-image(自己イメージ)
・self-awareness(自己認識)
・self-analysis(自己分析)
・self-education(独学)
・self-sacrifice(自己犠牲)
などなどがあります。
そうか、日本語と同じね、と思ったり、そういう言い方をするのか、と思ったり。
眺めているだけで楽しいです。
悪癖の多い私ですが、
「気になった単語は調べる」「辞書を引くのがそこそこ早い」というのは、
自分が持っている行動リストのなかでは、かなり誇れる部類の入る気がします。
とりあえずは、最近の英語学習で出てきた単語に線を引いています。
ですが、『英語達人塾 極めるための独習法指南』によると、
達人を目指して辞書を引きまくっていれば、英和中辞典などは丁寧に使っていても自然にボロボロになるから(ならないようなら勉強が足りないと思ってほしい)、
早晩英和大辞典や大型の英英辞典に乗り換えることになる。
(『英語達人塾 極めるための独習法指南』p.172)
だそうです。
先は長そう…!
それにしても、4,000円しない値段で、こんなにすばらしいモノが手に入るとは。
同じような価格帯のものに、紙おむつがあるけど、
同じ紙製品として、紙の辞書と紙おむつは、ものすごく違います。
かたや、排泄物を吸収してくれる育児の必須アイテム。
かたや、語彙を教えてくれる語学学習の必須アイテム。
どちらも偉いです。
大事なアイテム。
けれど。
辞書が何年も何年もそばにいることを考えたら、
紙おむつは、なんと短い命なんでしょう。
一瞬でその命を終える紙おむつは、紙の辞書のことを、
「いいなあ、辞書に生まれて…」と思っているかもしれません。
ありがとう、紙おむつ。ありがとう、紙の辞書。
どちらもありがたいアイテムです。
短命な紙おむつのことを思い、せめて辞書は、何年もかけて愛します。
とりあえずは、まだピカピカのこの辞書が、
ボロボロになるのを目指します…!
辞書を片手に、楽しく英語を学び続けます☆
今日もいい一日になりますように!