おはようございます。
梅つま子です。
私は、インテグロ株式会社で月経カップアンバサダーを務めています。
私が月経カップを使い始めた4年前は、
国内でいくつかの月経カップが手に入るだけだった状況ですが、
現在は、いろんな月経カップがオンラインで売られるようになりました。
少し前には考えられなかったけど、月経カップを扱っている店舗も一部見られるようになりました。
月経カップの相場は5,000円前後なのですが、
2,000円くらいの価格で売られるカップも散見されるようになりました。
格安の月経カップが出てきている現在の状況について、
月経カップ関連で動画を100本以上も上げている、月経カップマニアの妖子さんは、
「オリジナルカップ」
「ジェネリックカップ」
「ノックオフ」
の3つに分けて説明しています。
月経カップに興味を持つ方の中には、
「お試しで買うには、5,000円のカップは高いなあ」と感じられる方も多いようです。
日本で主流派といえば紙ナプキン派ですが、
大体5日くらいで生理が終わる人の場合、
見積もって、紙ナプキンを1日4個使えば、4個かける5日分で20個。
量が多くてこれでは足りないという人や、
夜は夜用を使ったり、
タンポン派の人もいるので、
一概に言えませんが、大体1回の生理で500円使うとすれば、
ひとつ5,000円の月経カップを選んでも、
1年弱で元が取れる計算です。
「でもやっぱり安い方がいいや、まずは2,000円くらいの安いほうで試してみて、
うまくいったら後々は5,000円クラスの”いいもの”を選んで長く使おうかな?
と思うかもしれません。
私自身も安いものが好きだから、
こういうふうに考える人気持ちはよくわかります。
でも待ってほしい、
月経カップは、体の中に入れて使うものです。
自分の使う月経カップが、
どこで作られたか、安全なのか、
もし何かあった場合、どこに相談できるのか、
これらをわかって使ってほしいなと思います。
なぜこのように格安で販売されるカップが出てきているのかの事情について、
さらに詳しく知りたい方は、
下記の妖子さんのyoutubeチャンネルで解説されていますので、
参考になさっていただければと思います。
格安カップとは言っても、
ちゃんと洗って使えば大丈夫なんじゃない?と思うかもしれません。
でも例えば、買ってみて手元に届いたカップが、
「カップのパッケージを開けたらなんか異臭がするけれど、これ本当に大丈夫かな?」
とか、
「ちょっと引っ張ったらステムが取れてしまったんだけど!」
などという事態になったらどうしますか?
安いと思って買った2,000円が、結局は全くの無駄になってしまうこともあるかもしれない。
5,000円台のカップは高いと感じられるかもしれないけど、
製造元がハッキリしていて、
安全性を明らかにしているカップは、
何かちょっとでも不安なことがあったら、
相談できるカスタマーサポートがあります。
生理のときはただでさえ不安なのに、
「このカップ本当に大丈夫かな…」という心配で自分に負担をかけないでほしいです。
カップたった1個のことじゃん、と思うかもしれない。
でも、自分の健康に関わるものを、どうでもいいことのように扱わないでほしい。
そういうことが、自分の価値を低くする”練習”になってしまわないかと思うからです。
私も、2つのものを比べて「こっちの方が安いから」で買ってしまったことはあります。
安さ以外にほかの積極的な理由がなくて、
ただただ「安いから」で選んでしまったときに残るのは、
「安いものを選んだ自分」なんです。
そこに心からの笑顔はなくて、
少しずつ、見えない透明なコーティングで、
「安いものをあてがっていればいい、”安い自分”」が、次第にジワジワと出来上がってしまう気がするんです。
こういうことを続けていったら、
私はどういうものを選んだら快適なのかとか、
どういうものが似合うのかとか、
どういうもので自分が幸せになるのかとか、
自分らしさ、自分や価値観が、次第に遠のいていく気がします。
そして、だんだんと、
私って何?がだんだんわからなくなっていって、
自分からも他人からも、
雑に扱われても平気な自分になってしまっていく気がする。
私に関していえば、
特に母親になってからは、自分のことが二の次になる状態に慣れてきてしまって、
自分の時間を持てなかったり、自分の食べるご飯が、子どもの残したものになって…。
お出かけをしても子どもが食べられるからという理由でうどんばかりになったし、
着る服も適当。
自分のケアは後回し。
「自分なんか、その程度でいいんだ。しょうがないんだ」
が積み重なって、沈んでしまうような気分になることがありました。
そうなってしまうと、自分で自分のことを認めるのがだんだん難しくなって、
おしゃれして、人から丁寧に扱われる…ということができるはずだった自分が、
すごく遠い人みたいに感じられてきました。
正直なところ、まだそういう気分の自分は残っているから、
今でも、ちょっとのことでも贅沢に感じてしまうことはあります。
自分を丁寧に扱うことができなくなるというのは、自尊心を失うこと。
もちろん節制は大事、節約は大切だけれど、
自分に負担をかけてまですることなのか、
本当にそれで大丈夫なのかは、
自分で納得していたほうがいいと思います。
私は、月経カップをちゃんとしたものを選んでよかった!と思っています。
月経カップは、生理という、私の体のシステムを支えてくれるアイテムだし、
基本的なアイテムがしっかりしていることが、
自分の自己効力感を根底から支えてくれる気がするからです。
私は、私の人生の中ではうまく行かないことももちろんあるし、
失敗することも多々あるけど、
最強で最高品質の月経カップを使ってて、
もし万一何かトラブルがあったとしても相談できる窓口を持ってる!
ってことでは、負けません!(笑)
私の月経カップ・プライドは、ここだけは、ぴかぴかに光ってます。
すごく小さいことかもしれないけど、
私の、心からの、自慢です。
先日、ツイッターで、この記事が話題になっていました。
アパレルショップでの試着中、
女性が「どっちが似合う?」と尋ねると、
連れの男性は「洋服のことは分からないけれど、
今着てる方が君がうれしそうに見えるなあ」
「だから僕はこっち」と回答しました。
安いカップと、ちょっとお値段がするカップで悩んだら、
「どっちのカップを使っている自分が、よりニコニコ笑っているか」を、
ぜひ考えてみてください。
「とりあえず安物を選んでおけばいいや」、みたいに、
そういうふうに扱っていい自分じゃないはずです。
もし、
「そんなこと言っても、使えるかどうか分からないものに5,000円も払えない」と思っていらっしゃるなら、
インテグロでは、返品交換保証のキャンペーンをやっていますから…!
ぜひこのキャンペーンを利用してほしいです。
このキャンペーンは、うまく使えないと思ったときの相談窓口にもなっています。
生理用品を変えるという大きなチャレンジ体験を、
ポジティブな選択にしてほしいです。
いろいろ考えて「それでも私は格安カップにする」という選択もあると思います。
その場合は、ぜひ、
「安いから」だけじゃなくて、
前向きな理由があるかをしっかり見つけて、選んでほしい。
月経カップを使うのは誰にとってもちょっとドキドキの選択だと思います。
それを、ぜひ、ポジティブなドキドキにしましょう!
明るくて楽しくて、安心な経験にしてほしいです。
愛される理由のあるカップをぜひ手にとってください。
なぜなら、カップを使おうとしているあなたは、
その価値がある人だからです。
ハッピーな月経カップユーザーが一人でも増えてほしいです!
今日もいい一日になりますように!