おはようございます。
梅つま子です。
読んだ本の紹介です。
『どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた』という、
魅力的なタイトルの本です。
「幸せ」と「科学」ということばが一つの文のなかに収まっているのって不思議な感じがする。
吉田 尚記/石川 善樹 KADOKAWA 2017年09月21日頃 売り上げランキング :
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先日読んだ、『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』の吉田尚記さんと、
予防医学の石川善樹さんの対談です。
石川善樹さんはマインドフルネスの翻訳書を読んだことがあります。
さて本書は予防医学の見地から、幸せについてアプローチした本なのですが、
本書中には、予防医学に基づいた、感情についての知見が散りばめられていました。
太字強調は梅つま子によるものです。
石川 何を面白く感じて、何に対して怒りを感じるのかは、みんなそれぞれに違う。
僕のように「おもしろい」で進める人もいれば、「怒り」を言動力にしてどこまでも突き進める人もいるし、「猜疑心」が行動のモチベーションになる人もいる。
だから自分を本当に動かしてくれる感情はなんなのか、それを理解しておくことは絶対に人生の役に立つはずです。
(『どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた』p.65)
私はネガティブな思いが原動力になることはほぼなくて、
いつもとにかく気楽でいたい。
気楽でいないとアイディアが出ない。頭がまわらない。
暗い気持ちや心配事があると、心が食い尽くされてしまう気がします。
分けて考えることも苦手なので、一つの心配事があると「わああ…(もうだめだ…)」って思ってしまう(生きづらいな)。
なので多分私を動かすのは、楽しい、快適な気持ちです。
何かを計画していてワクワクしているとか、
これから行く場所があるとか、会う人がいるとか、
そういうときの、いそいそした気分が自分をいつも支えています。
吉田尚記さんも、私の考え方に近く、
ご機嫌でいたい、という考えを本書の中で示しているのですが、
石川善樹さんは、ネガティブな感情にも役割があると述べています。
「怒り」は、切羽詰まった状況を短期的に解決したいときはすごく重要ですよ。
怒りや憤り、恐怖は、人の思考を進めて、面白い思考を生んでくれる。
(『どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた』p.51)
なのだそうです。へえ…。
そういえば、自分の経験でも、
なにか覚悟ができたり、自分に対する理解が進んだのは、
何かが起こって、自分の心に暗い大きな影が差したときなのかもしれない。
じゃあ、こういう怒り、憤り、恐怖のような感情を、自分が積極的に利用できるか?と自問すると、
「だとしても無理」
という答えが即座に導き出されました。
ネガティブな気持ちをとどめておくことができない心なんだろうな…。
かといってこの先ずっとネガティブな思いを抱かずに生きていくことも出来ないと思うので、もしそういうことがあったら、
「これは思考を進めて、面白い思考が生まれるチャンス!」と思っておこう。
対談形式なのでサラッと読める本でした
今日もいい一日になりますように!
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