裏おはようございます。
梅つま子です。
図書館からこの本を借りてきました。
タイトルのインパクトよ!
粗忽者なので、
知らずに、私は失礼なことをたくさんしているだろうな…
と自分の至らなさを思うこともあるし、
相手に対して、
「私、今軽んじられてないだろうか」
と思うこともある。
適度に緊張感のある、いい意味でピリッとした関係を結ぶのが、
私はうまくないのだと思います。
気遣いが至らず余計なことを言ってしまう軽率さもあるし、
つい相手の好意に甘える弱さもある。
さらには、私自身が怒らない人として付け込まれることもある。
それが私だと思う(悲しい…)。
なのでこのタイトルの本、
ああ、きっと私が学ぶべきことがある!と思って手に取りました。
とても面白かった!
特に響いた箇所を引用します。
気が利く人と、気が利かない人の差は何なのかといえば、ずばり「相手のことを想像して的確に動けるか」というシンプルな違いにすぎません。
決して難しいことではなく、「自分が相手の立場だったらどう思うか」という自問自答ができればよいのです。
(『その言い方は「失礼」です! 』192ページ)
想像力が鍵…。
「自分が相手の立場だったらどう思うか」という自問自答は、
それ自体はそれほど難しくないはずなのに、つい忘れてしまうのは怠慢なのですよね…。
反省。
そして、「はっ」としたのはこの考え方。
人間関係も投資(目の前の相手を思いやりながら丁寧に対応すること)と同じと考えている人達は自分にとって必要な人や、「もっと話してみたい!」と思える人たちからのリターン(信頼)を得ることになります。それにより、腹の底から笑い合える楽しいひとときや、心地よい会話、より快適に生きていくための情報や刺激などが得られるのです。
(『その言い方は「失礼」です! 』213ページ)
人間関係も投資、というこの考え方!
一見、なんだか味気ないというか冷たい感じもしないでもないんだけど、
私がこの数年やろうとしてきたのは、実はこういうことだったのかもしれない。
自分がどういう人に囲まれてどういうふうに過ごしたいのかと、
人間関係の築き方はぴたりと重なるんだと思います。
昔からの友達でも、仕事で出会う初めての方でも、
相手をきちんと尊重することができるか。
実は以前に読んでいたこの本でも、同様のアイディアがありました。
この本にあったのは、仕事において、「業者かパートナーか」は大きな違いをもたらすとの主張。
業者であれば、言われたことを言われたとおりにやるだけ。
しかしパートナーであれば、自分から提案をし、約束をします。
そうやって考えていくことは、目の前の相手を尊重することであり、
それによって仕事のクオリティがあがっていくと書かれていました。
誰にとっても、自分の未来を考えてくれる人は貴重です。
(『考え方の工夫』p.90)
自分から提案と約束をしていくと、仕事のほうが自分に近づいてきます。
(『考え方の工夫』p.90)
最初の本『その言い方は「失礼」です! 』にも、こういう記述があります。
コミュニケーションに真剣に投資するということは、目の前の人を「仕事で接する相手」と一括りにするのではなく、個々の相手を敬い、常に礼儀正しく接することなのです。
(『その言い方は「失礼」です! 』215ページ)
2冊の本での主張がつながった気がしました。
複数の本を読むとこういう「アハ体験」がありますね!
最後に、これは自分が心にとめておきたいなと思ったこと。
礼儀について、もう一つ大切なことがあります。それは、他人には求めないということです。恥ずかしながら、私は恩着せがましく「次の人のためにドアを開けてあげたのに、会釈もないのは残念だ 」と感じることもあります。客観的に見ると、相手に頼まれたわけでもなく自分で勝手にしたことであり、相手にしてみたら必要がなかったことかもしれません。相手に会釈を求めた時点で、それが本当の礼儀からかけ離れていることだと肝に銘じています。礼儀に則って行動することは、自分の中で「気づけてよかった」と納得することに意味があるからです。
(『その言い方は「失礼」です! 』217ページ)
あくまでも自分の行動だけのことで、相手から何が返ってくるかは別の話。
これはなかなか切り離せないことではあるけれど。
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周りの人にどう対応していくかの考えが深まる本でした
今日もいい一日になりますように!