こんにちは。
梅つま子です。
昨日、娘の通うダンス教室に、退会届を提出しに行ってきました。
退会届といっても、ペラッとしたA6くらいの紙に、
娘の名前と私の名前、クラス、使っているバス停などを書くだけ。
退会理由にぴったりしたものはなかったけれど、
「学業」にマルをして完了。
あっさりしたものでした。
2023年の3月いっぱいで退会です。
4月から4年生になる娘は、「決まった曜日に、習い事という決まった用事がある」ことを、
ちょっと億劫に感じることがあるようです。
6時間の日も増えるしね。少し余裕をもたせておきたい気持ちはよくわかる。
親の私は、こみ上げるもの、というか、「一時代が終わった感」があります。
娘がここに通うようになったのは、2016年でした。
下の子はまだ、おなかにいた。
保育園を放り出され(私が退職になり、保育園に通うための要件を満たさなくなったので。放り出されたというのは、多分に私に被害感情がありますね…でも気持ちとして、そんな感じ)、
行く場所のなくなった私たち親子に手を差し伸べてくれたのは、
バスで通う、スイミングという習い事でした。
家で洋服の下に水着を身につけておいて、バスに乗り込み、
娘をコーチに託し。
無事に他の子どもたちの群れにまぎれて水に入った娘を見届けたら、
そそくさとスーパーへ。
30分ほど買い物をして、両手にエコバッグを抱えて戻ると、濡れた髪の娘が、にこにこしながらバタバタ戻ってくる。
タオルを忘れて借りたこともあったし、
水着やコート、傘、水筒を置きっぱなしにしてしまったこともあった。
あらゆる忘れ物を経験して、いつも快く対応してくれたコーチたち。
そうやって、どこの社員でも職員でもなかった私、
どこの園にも通っていなかった娘、
まだ誕生してもいなかった息子の3人が、
なんとか明日につながっていった。
何者でもない私たちが、平日の午後の半分を過ごさせてくれたところだった。
この教室は、
自治体の子ども館よりも、幼稚園のプレよりも、
私の育児を助けてくれました。ありがとうしか言う言葉がないよ。
6年で、水泳に、体操に、ダンスに。彼女はいろいろ渡り歩いた。
これからの人生も、そこそこ体の動かすのが好きな、健康な人であるといいね。
「またもし、気持ちが向いたら、ぜひ通ってくださいね」と言われながら、
そういう日は来ないかもしれないけど、
そう言ってくれる人がいることは、うれしいなと思うのでした。