おはようございます。
梅つま子です。
唐突ですが、ちょっと身の上話を。
私は現在、専業主婦です。
多少の仕事と収入はあります。
でも、自分が専業主婦だ、と思えるくらい、家にいて家事育児をしている時間が長いです。
専業主婦になる前は、フルタイムで働いていました。
大学院まで行って、ようやく築き始めたキャリア。
働くことを大事に考えていて、一生現役で働いていくつもりでいました。
でも、流産をきっかけに、このままでは第2子が産めないかもなと思って仕事を辞めました。
- 退職して2年半が経ちました。
- 私にとって、あるべきものがある
- 私にとって、ないほうがいいものがない
- 仕事を辞めたら、想定外の楽しさがあった
- ワーママであるべき、という規範は強いものだけど…
- 同じ立場の人がいる!!
- がっちゃんの経歴
- というわけで…
退職して2年半が経ちました。
辞めた直後は、アイデンティティがぐらぐらしていました。
でも今は言えます。
自分にとってはいい判断でした。辞める経験をしてよかったです。
退職した直後、言われてもっとも嫌だったのは、
「もったいない」という言葉。
退職して1年半。仕事再開は遠いなあ、と思う。 - 明日も暮らす。
でも、この言葉も、気づいたら、もうあまり何も感じなくなっていました。
もし言われたとしたら、私の返しは「ああ、そうねえ、もったいないって思うかもねえ。 私もだいぶ葛藤したからなあ。」くらいです、今は。
最近、すごく自由になってきた気がします。
「もったいない」と言われても「うーん、でも辞めて、今、楽しいんだよね」と答えるだろう私がいます。
ついでに「第3子は?」って言われても、動じなくなりました。笑
失ったキャリアは、たぶんもう2度と、この手に取り戻せないだろうと思います。
同じポジションにはもうつけないし、同じ収入ももう得ないと思う。
私がかつていたその業界では需要より供給が多くて、優秀な人たちが、今もしのぎを削って業績を上げています。
私にも、もうあのバトルフィールドに再び参入していこう、という気持ちはぜんぜんありません。
こんなことを言うと、負け惜しみに見えるのかも。
でも、「そんなこと言って、悔しいんでしょ?キャリアを失った負け惜しみでしょ?」と言われたとしても、もうそこまでアイデンティティを揺らがされることはなさそう。
↑さすがに面と向かってここまで言われない。笑
なんでかな?と自分の気持ちを掘り下げてみます。
私にとって、あるべきものがある
気持ちが軽くなり、家族や友達との関係がゆるりと丸くなりました。
自分にストレスを与えるコト・モノ・人との距離をとるようになりました。
そしたら、興味の向くままに、やりたいことができるようになりました。
私が今持っているものは、こういうもの。
- 家族との時間。
- 気づいたことを、すぐに実行できる時間。
- ふと思いついたときに、友達に連絡を取ること。
- いらないものを捨てる時間。
- 何が自分にとって「いらないものか」を考える余力。
- 新しく買いたい服やモノのことを考える時間。
- よりよい自分のことを考える習慣。
- 新しいレシピにチャレンジしてみようと思える余裕。
- ママ友を家に誘ってみようと思えること。
- 会いたい人に会いに行く勇気と元気。
これらは、働いていた頃の自分にはなかったものです。
今考えても、なかなか無謀な働き方をしていた…。
私にとって、ないほうがいいものがない
私を苦しめていたものがなくなりました。
- 持ち帰り仕事。
- 返しても返してもキリのないメール。
- 急な会議。
- 不毛な噂話。
- 「自分のことを悪く言われてる」疑心暗鬼
(そしたら、ほんとに言われてたというオチ…。怖い世界よ)。 - 仕事のことを考えてよく眠れない夜。
- 家族の不調を、「何で風邪を引くかな(怒)?!」と疎ましく思ってしまう気持ち。
- 何も考えずに口に放り込む甘いもの。
(あっ…これは今も撲滅しきれていない?!) - とりあえず仕事に着て行ける服を買うためだけのネットショッピング
(ちなみにちなみに、今しているネットショッピングは吟味に吟味を重ねたものです、念のため~!)。
働けば働くほど消耗していくような自分がいました。
仕事を辞めたら、想定外の楽しさがあった
「辞めたら、こういうことがしたい」と思っていたこと以上に、いろんなことにチャレンジできています。
- 受けてみたい試験を受けられた。
- 空手を始めた。
- 会ってみたい人に会うことができた。
- あんなに「辞められない」と思っていた、アイデンティティの極みであった仕事すら手放すことができて、自分の新たな面を見ることができた。
やめる前には想像もしなかったことを、今の私はしていて、新しい自分が出てきたんだな、と思えています。
ワーママであるべき、という規範は強いものだけど…
「女性の活躍」とか「生産性」とか言われてしまうと、ほんとに「スミマセン」って感じなのですが、私は、私に関して言えば、辞めてよかったんです。
「もう少しがんばってみれば?」「もったいない!」「辞めるのはいつだってできるよ」と言われることは多かった。
でも、「辞めても大丈夫なんだよ」は、あまり言ってくれる人がいませんでした。
このブログには「退職 保育園 どうなる」などのキーワードで来てくださる方もいるようで、
「私が仕事を辞めたら、子どもの保育園はどうなるんだろう」って考えていらっしゃる方もいるのかなと思います。
そういう方がいらっしゃったら、私は全力で、
「辞めても大丈夫だよ!!!」と言いたいんです。
そりゃもちろん、「そんなことを言うけど、経済的に無理なんだよ」と言われる方もいらっしゃるかもしれません…。
周りが簡単に背中を押せる、そんなに簡単な決断ではないですよね。
私もできればキャリアを追求したかったので、辞めないで済むならそれに越したことはなかったです。
ローンもある…。
でも。
もし、心を病んだら、体を壊したら。
きっと、思ったよりも回復には時間がかかるんです。
仕事を辞めるのは、無謀な選択なのかもしれない。
でも、もしかしたら、見方を変えたら、大きな落とし穴を回避する選択なのかもしれない。
新たな人生への近道なのかもしれないです。
同じ立場の人がいる!!
私の周りでは、あまりこういう人がいなくて。
「子どもが生まれても、働き続けている」
「子どもが生まれて、専業主婦になった」
「子どもができる前に、専業主婦になった」
「子どもが生まれて、一度は仕事を辞めたけど、また働き出した」
という方が目立ちます。
「子どもが生まれて、一度はワーママを志したんだけど、事情があって仕事を辞めて、専業主婦になった」人って、あまりいない。
いないんだけど…
いた!!
ここにいましたよ~~
がっちゃん!!
ブログ「gu-gu-life's blog」の、がっちゃんです!
がっちゃんの経歴
がっちゃんて、こんな人です。
新卒で入社した会社で、人生初の挫折を経験する。
それでも仕事でやりがいを感じたい、という思いか捨てきれず、再就職。
その後、結婚や出産を機に退職するも、家に居ることが辛く、また仕事を諦めきれずに悶々とする。
長女が8ヶ月の時に社会復帰するも、2人目の妊娠時に切迫流産と診断される。
「仕事は好き。でも体や家庭環境、2人目、3人目のことを考えると、今は一旦家にいるべきかもしれない。」と思い、退職。
その後、第2子、第3子を無事に出産。
現在はミニマリストという方法で日々の暮らしを楽に、人生を楽しく生きられるよう心がけ、ブログに綴っている。
がっちゃん、ちょっと明日語り合おう!
お互い、ワーママ離脱組というか、リタイア組というか。新入り専業主婦組というか。
仕事を辞めて、専業主婦になった時期も大体同じくらい。
ワーキングマザーから専業主婦への転身。
私たちに、何があったのか、今何を考えているのか、これからどうしていくのか―。
おしゃべりを、深く意義のあるものにするために、あらかじめ、お互いに「宿題」を渡しておくことにしました。
がっちゃんにもらった、5つの質問はこれです!
1.「仕事をやめる」ということ。それに対して、当時は率直にどう感じた?ゲスな話、劣等感や焦り、挫折はあったかな?
2.実際にやめて3年弱が経つけど、今はどう思ってる?
3.また働きたいと思う?もし働きたいなら、どう働きたいかな?子供との時間、家とのバランス、自分のキャリア、雇用形態とか。
4.仕事をしてた時と今の家族との関係性に変化はあったか?特に子供との関係。
5.「働くこと、仕事」と言うことを、子供たちにどう伝えていきたいか?
がっちゃん、質問ありがとう。
明日は赤裸々トークしようね(笑)
というわけで…
明日の当ブログ「明日も暮らす」は、上記のがっちゃんからの5つの質問に、つま子が答えながらの対談になります。
そして、明日の「gu-gu-life's blog」では、つま子からの5つの質問(がっちゃんブログでご覧いただけます)にがっちゃんが答えてくれる形で、2人の対談を展開しちゃいます!
仕事、退職、専業主婦、妊娠・出産、子育て、価値観、人生観…にまつわる、二人のぶっちゃけトーク。
これまでと、今と、これからのこと。
年末のどさくさにまぎれて、今考えていることをすべてぶちまけた!みたいな対談になりました。笑
カオスをお見せするようで、これ公開してもいいのかな?公開だけに後悔しないかしらっという気持ちもありつつ、もし今悩んでいらっしゃる方に何かをお届けできたら…という気持ちで投稿します。
お見せするからには…お楽しみいただけたらうれしいです!
【追記】12/14、記事公開いたしました!
では!
寒いですけど、今日もいい一日になりますように!