明日も暮らす。

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シンプルで暮らしやすい生活を目指しています。オンライン英会話(英検1級)と空手(黒帯)が趣味。大学院博士課程修了(人文科学)。2児の母。

【レビュー】月経カップ、快適に使えるようになりました!~つけ方、はずし方、使い方、メリットとデメリット~

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今年の8月に購入した月経カップ。

だいぶ扱いに慣れ、快適に使えるようになったと感じます。

今回の記事では、月経カップの使用感や、月経カップを使う生活、メリット・デメリットをまとめたいと思います。

(ずいぶんと長い記事になってしまいましたが、自分にとっては生活がガラッと変わるくらいの大きなことであり、力を込めて書きました(笑)ので、お付き合いいただけるとうれしいです!)

 

 

そもそも月経カップって何?

月経カップが不明な方は、こちらをどうぞ!

ナプキン、タンポンに次ぐ第3の生理用品といわれているそうです。

月経カップ(げっけいカップ)とは、ナプキン、タンポンに替わる生理用品である。経血カップとも。英語ではMenstrual cup(メンストラルカップ)と呼ばれる。主にアメリカ、イギリス、カナダなどの英語圏で製造・販売されている。鈴の形をしていて、タンポンと同じように膣の中に入れて使用する。天然ゴム(ラバー)、医療用シリコンなどの素材で作られる。代表的なものにKeeper(天然ゴム)、DivaCup(シリコン)、Mooncup(シリコン)などがある。そのほとんどが再利用可能で10年以上使用できる。 

月経カップ - Wikipedia

 

これを買いました

 ドイツ製の「メルーナ」という商品です。

「メルーナ」は、(ほとんどの月経カップがそうだと思いますが)いくつかの大きさややわらかさの選択肢から選べるようになっています。

大きさ

「M」を選びました。

「S」のほうが入れやすく、「L」のほうが容量がある(もれる心配が少ない)です。

初心者なので「S」にしようかとも思いつつ、「M」くらいの容量が入れられないと、月経カップを使うメリットが得られないのではないかと思い、「M」を選びました。

やわらかさ

「クラシック」という、中間的なやわらかさのものを選びました。

柔らかすぎると体の中で曲がったまま開きにくく、もれてしまう心配があるんだそうです。

他方、硬すぎると入れにくく、体の中で違和感が生じる恐れがあるようで。

中間的なやわらかさのものにしました。

初めてのものは特に、悩んだら中間のものにしています。

ここは完全に好みで選べるところだと思いますが、経血の色がはっきり確認できるのがよいかなと思い、白(半透明っぽい色です)を選びました。

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画像お借りしました。

並べると壮観、このカラフルさ!

うちの子は右から2番目ですっ

 

下部の形状

輪になっている形状の「リング型」を選びました。

引き抜きやすく、持ちやすいので、初心者向きだと思います。

力を入れてつままなくても、指から逃げずにしっかりつかまえることができ、簡単に引き抜ける安心感があるので、これを選んでよかったと思います。

リングのところが肌に触れる違和感は、私はそれほど感じません。

ほかの商品も見たところ、下部にリングの形状があるのは、メルーナだけでした。

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つけ方

最初は、格闘しました…

弾力のある「O」の字型の筒状のものを、なるべく細い筒型に変形させようとするとき、どうするでしょうか?

「O」を、一回平らにつぶして、真ん中を折って「U」の字の形につぶしませんか?

それが月経カップの「U字型(U字折り)」(Cフォールドともいうみたい)です。

どうやら、これが一般的な折り方らしいです。

そんなわけで、私もU字につぶしてみたんですよ。

そしたら…入らない!

Uの字だと、表面積が大きすぎるというか…。

いろいろ試行錯誤した結果、いわゆる「パンチダウンフォールド(カップのフチを内側に織り込む)」という折りたたみ方が入れやすかったです。

また、最初はクラウチングスタートのような姿勢をとってやっていたのですが、

トイレの便座に座ったまま、前から入れるのが、私にとっては一番やりやすいとわかりました。

今は慣れたので、ゆっくりやっても1~2分あれば、着脱できるようになりました。

 

入れやすい入れ方をマスターしました!

この動画の3分07秒からの、「JAPAN着物フォールド」という折方が参考になりました。


 

つけ方を探るために役に立ったのがこちらのサイトです。

マンガ形式で書いてあってわかりやすかったです。

月経カップ挿入・取出方法・まとめ(PDFファイル)

(このマンガはつけ方のほか、外し方のコツを知るのにも役立ちました。)

特に、ここ大事でした!↓

しっかり折ってしまうと膣の中で戻らない場合があり、すぐ経血が漏れてきてしまう原因になるので、私はなるべく浅く、カップのフチだけを内側に折り込むようにしています。

月経カップの使い方(つけ方)〜図解〜 | 生理ラクラク!月経カップの使い方

なお、マンガの中では、おしり側からの入れ方になってますが、

私は手前から入れたほうがやりやすかったです。

 

外し方

便座に座って、床と平行に引き抜きます。

腹圧をかけて、リングの先端が出てきたら、リングを引っ張り、

本体が見えてきたら、本体をU字につぶしながら引き出します。

本体の形がつぶれていることで経血がこぼれますが、下は便器なので問題なしです。

 

洗い方

使い始めは、洗面所で外して洗い、つけていました。

これが正直、めんどくさくて…。

ウォシュレットで洗うという発想

ブログを購読させていただいているくたびれはてこさんが、月経カップの洗い方について、このように書いていました。

中性洗剤で洗って煮沸消毒と書いているところがあったが、わたしは家のウォシュレットで水洗いしてそのまま使っている。この辺の感覚は個人差があると思う。
スクーンカップはつぼみ型挿入がおすすめ - はてこはときどき外に出る

ウォシュレットで!一瞬、えっ!と思いましたが、ビデというのは、直接体に水をかけているわけだから、挿入する器具を洗ってもいいか。

私も抵抗のないタイプのようです。

 

ウォシュレットで洗うことで、トイレ内ですべてを済ますことができ、すごく楽になりました。

今までは洗面所で脱着を行っていたのですが、トイレと洗面所を行き来せずに済むので非常に楽になりました。

 

洗浄

生理期間が終わったら、洗浄して、次の生理まで乾いた状態でしまっておきます。

哺乳瓶の方法をイメージしていただければわかりやすいかと思いますが、

■薬液(ミルトン)

■電子レンジ

■煮沸

これらの方法があるようです。

私は、煮沸を選んでいます。

月経カップが入るくらいの容器(布ナプキンをつけおき洗いするのに使っていたステンレスのもの)でお湯を沸かし、その中に3~5分くらいつけておくだけです。

このとき、火をいったん止めないと、月経カップ本体が溶けてしまう恐れがあるので注意です。

 

月経カップってどうなの?QアンドA!

以下、QアンドA形式で、月経カップについて、私なりの使い心地や感じ方、考え方をご紹介していきますね。

自分が月経カップを使い始める前の自分と対話する感じで書いてみました。

月経カップに興味はあるけど、始めるきっかけもなく、あまり身近に感じない、という方に読んでもらえたらうれしいです。

Q.初期費用・維持費は?

A.初期費用は月経カップひとつ(3000円ちょっと)。維持費はゼロ!

初期費用こそ、ちょっとした投資にはなりますが、維持費は魅力のゼロ円です。

これは私がもともと布ナプキンユーザーだったからだと思います。

紙ナプキン使用者の方が、いざ月経カップを使おうと思うと、月経カップがもれても大丈夫なように、布でも紙でもいいですが、おりもの用の薄手のナプキンをあてておいたほうが安心かと思います。

月経カップの維持費は、洗浄にかかる費用くらいです。

費用といっても、私は煮沸をしているので、多少の水道代、光熱費はかかりますが…微々たるものですね!

ちなみに、私の場合、漏れても安心の布ナプキンはつけています。なので、月経カップ派といっても、布ナプキンも同時並行で使っています。布ナプキンは、2年くらいで買い換えています。

こちらを愛用していますが、これからは使い古しのシャツやワンピースの生地を使って、手作りしてもいいかも!と思っています(プラスナップの出番です)。

Q.メリット・デメリットは?

A.メリットは、管理するものの少なさ。そして、自分の体を把握できる楽しさです。

紙ナプキンを使っていたときは、在庫管理が大変でした。

昼用と夜用2種類を買って、切らさないように、残量を毎月気にしていました。

布ナプキンにして、在庫管理のわずらわしさからは解放されましたが、

布ナプキンは、煮沸できない夜用ナプキンがちょっとやっかいでした。

それを手放せて楽になりました。

「ほほー、こんなにたまった!」とか、

「おっ、もうほとんど終わりかけだな!」とか、経血量が目に見えてわかるのは楽しいです。

それから、紙ナプキンのゴミが出ないこと、布ナプキンのようなつけおきの洗濯物がでないことも大きなメリットです。

デメリットは、いつでもどこでも取り替えられるわけではないことかな、と思います。

具体的には、駅の公衆トイレなどは、ちょっと難しいです。

 

Q.違和感や痛みはない?

A.ほとんどありません。

違和感というのは気にすれば気にするほど感じるかもしれないです。

「あれ、ほんとに正しい位置に入ってる?」、

「なんか痛いかも?」と考えると、なんだか疑わしくなってくる、痛いような気がしてくる(笑)

それなりの大きさのものが入っているので、「何もつけてないように感じるーっ!」というほどではないです(まだ私は今のところ)。

でも着脱のとき以外は別のことをしていて、歩き回ったり、他の事をしたりしてすごしていると、月経カップのことを忘れています。

なので、違和感もほとんど感じません。

月経カップを使用し始めてすぐのときに、「出すとき痛い!」と感じていましたが、

■便座に座りながら外す

■ある程度引っぱって、本体が見えたら本体の形をつぶしながら引き抜く

を意識したら、あまり痛みを感じずに取り出せるようになりました。

 

Q.生理の期間中ずっとつけているの?

A.2日目~終わりかけ、3,4日くらいつけています。

初日と最後の1,2日くらいはつけずに過ごしています。

その人の月経のタイプにもよると思いますが、私は2,3日目以外はあまり出ないので、そんな風にやっています。

(自分の感覚では、あまり出血がないのに月経カップをつけていると、痛みや違和感につながりやすい気がします。)

月経カップがその威力を最大限に発揮するのは、一番多い日だと思うのですよ。

一番多い日の日中と、夜です。

そのかなりの量を、ナプキンを汚すことなく、液体のまま捨てられる気持ちよさ!

寝ている間は、何の違和感もなく、つけてることも忘れて寝ています。

次の日の朝の心配(シーツ汚してないかな?)が楽しみ(どれだけたまってるんだろう!)に変わる感じです。

 

Q.布ナプや紙ナプとの違いは?

A.経血を吸わせて処理するのがナプキンです。

ごくごく大雑把に言うと、

■紙に吸わせて、紙を捨てるのが紙ナプキン

■布に吸わせて布を洗濯&再利用するのが布ナプキン

■液体のまま捨て、カップを洗って再利用するのが月経カップ

です。

私は娘を妊娠した2013年から布ナプキンを使っており、まずまず快適に過ごしていましたが、

布ナプキンを使っているときに、

「せっかく液体として出てきてるんだから、液体のまま処理できたらラクじゃない?」という気持ちが出てきたのが、月経カップを試してみたくなった理由のひとつです。

月経カップがあると知ってからは、経血をいったん布に吸わせる、というのは、

時間と手間のロスのようにも感じていました。

月経カップを使い始めたことで、ほとんど布ナプキンが汚れなくなったのもメリットです。

Q.体調面・精神面での変化は?

A.体調面、精神面ともに快適です!

私はもともと生理が軽めのタイプで、生理中の痛みはほとんどありませんでした。

紙ナプキンのときは、かぶれ、かゆみが気になったこともありました。

布ナプキンにしてから、皮膚のトラブルはなくなりました。

さらに布ナプキンも、さほど汚れなくなったので、自分史上最高に快適です!

なにより、自分の体を管理できている気持ちよさがたまりません!

 

Q.寝るときはどうしてる?

A.つけたままです!

寝る前にカップを空にしておいて、

夜はつけたまま寝ます。

夜に違和感も感じることもありません。

もれてシーツを汚す心配もありません。

 

Q.小さな子どもがいても負担なく使える?

A.最初の練習期間だけじっくりできれば、あとは問題ないです。

トイレにまでついてくる小さい子がいる時の生理は、紙ナプキンでも布ナプキンでも月経カップでも、「ママ、それなに?何やってるの?」と聞かれそうな場面が、瞬間的には出てくるのではないかなと思います。

月経カップの装着に慣れるまでは、装着にあたふたしているときに子どもに呼ばれ、洗面所で、あせりながら「ちょっと待ってて、ママすぐに行くからーっ!」という時間がありました。

(その後は、夫がいる時間にゆっくり練習しました。^^;)

月経カップは、お風呂の洗い場でも見えないし、もれないし、ゴミも出ないので、むしろ子どものいる生活にぴったりの手軽さかもしれません。

 

Q.旅行のときはどうする?

A.悩ましいところですが、私は月経カップを使うと思います。

旅行の期間や、生理の開始時期なのか終わりかけなのかにもよりますが、1泊の家族旅行くらいの短くてゆったりした旅行だったら、多い日に当たっても、月経カップで乗り切ると思います。

(下に布ナプキンを敷いておき、多少もれるのを覚悟します^^;)

もし旅行が、海外旅行とか出張だとか、よく知らない場所や、よく知らない人と過ごす旅行なら、紙ナプキンが気楽なのかなとは思います。

(ただ、紙ナプキンであったら完全に自由か、というそうではなくて、ナプキンを、ポケットかバッグに入れておかなければならないですよね。ナプキンがポケットから落ちる心配もあるし、そもそも服にポケットがない、というときもある…)

月経カップを付け直すときは、「駅の公衆トイレなどは難しい」と書きましたが、水の入ったペットボトル(本体と自分の指を洗うためのもの)があれば大丈夫だと思います。

いずれにしても何らかのわずらわしさが付きまとうのはぬぐいがたいのかな、と思います。

私の場合は、家に紙ナプキンの在庫がないので、紙ナプキンを新たに買う負担は大きく感じます。

なので、月経カップを選びたいところです。

なかなか取り替えるタイミングがなくて、ちょっとくらいもれる心配があったとしても、水の入ったペットボトルを持ち歩くほうがいいかなと思ってしまいます。

 

Q.経産婦じゃなくても使える?

A.人によりますが、使えると思います!

私は帝王切開で出産しており、経膣分娩での経験がありませんが、Mサイズの月経カップを使っています。

ただ、中高生からでも使えるか?というと、(自分の中高生時代から考えて、ですが)ピアプレッシャーもあるし、月経カップの操作や心理的なハードルから、ちょっと難しさはあるだろうなとは思います。

「なかなか入らない!」

「取り出すときに痛い!」

「正しく入っているのかな?」

「もれていたらどうしよう(←これは紙でもありますけど)」

「急に生理になったらどうしよう」などの、生理にまつわる心配は、若いときには特にしんどいものだったように記憶しています。

なので、あてるだけでよくて、コンビニでも売っていて、公衆トイレでもどこでも捨てられる紙ナプキンは、中高生くらいの子にとっては一番手軽で負担なく使えるものなのかな~と思います。

 

まとめ

自分にとっては、紙ナプキン→布ナプキン→月経カップ、という移行の流れが私にとってはとてもスムーズで、今の月経カップの生活がとても快適です。

自分の体で試してみなければ、合う合わないがわからないので、月経カップどんな人にもおすすめ!とは言いにくいのですが、ひとつのチェックとして、こんな人なら楽しく月経カップが使えるかも!と思った点を、最後にご紹介しておきますね。

 

こんな人におすすめです

■消耗品の在庫管理が苦手

■トイレの収納が狭くて紙ナプキンを置く場所に苦労している

■皮膚のかゆみ、かぶれを感じやすい

■目に見える結果が出ることが好き

■自分の体を扱う技術を身につけることに興味がある

■経血量が多くて不快に感じることがある

■布ナプキン生活をもっと快適にしたい

 

月経カップは、選択肢のひとつ。

月経カップを使うにしても、使わないにしても、

皆様が生理の期間を快適に過ごせますように!

 

長~い記事を読んでくださって、ありがとうございました!

どなたかのお役に立てたらうれしいです。

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