先日、謎の左乳の激痛に見舞われた話を書きます。
始まりは、いつもちょっとした違和感から。
ん?痛いかな?くらい。
それが、みるみるうちに、
これやいかに!どうしたことだ!いかなることよ!(;゚Д゚)
という大激痛に成長してしまいました。
左乳の中心を狙って注射されているような痛み。
無理やり擬音化するならば、
ヂィィイッグーン!!
っていう痛みです。
痛すぎて、痛すぎて。
もう無理、左乳を息子に含ませるのが怖い。
授乳前は、深呼吸して、
飲ませるぞ、飲ませるぞ、と構えに構えて、
えいやああ!とくわえさせ、
ぬおお!と鬼の形相で耐え、
ダン!ダン!ダンッッッ!!!と3回くらい地団太を踏んでいる間に、
どうにかもっとも痛い時期をやり過ごす、という感じでした。
それなりにおっぱいトラブルというものは経験はあって、
いつもなら、目視ではっきり確認できる白斑ができていて、
この白斑がなくなれば痛みの終了だな、
とわかるのですが、
今回はなぜか、白斑がない。
でも、乳首の上半分の側面の奥のほうに、何か詰まっているような感じがありました。
何か硬いな、詰まってるな、とわかりながら、でも見た目では特に何もなく。
授乳していなくても、ちょっと押すと痛い、そんな状況でした。
さらには、左わきの下のリンパ辺りも、連動して痛みがあるような気がして。
もうもうとにかく痛い。
通常の状態が思い出せないくらい痛い。
それでも、結局は吸わせることが一番の治療になる、とどこかで読んだように記憶しており、無理して授乳を、むしろいつもよりも頻繁にしていました。
よくなるんじゃない?すぐ引くんじゃない?と期待しながら、
この痛みが変わらずに2日ほど続いた後、
もう駄目だ。観念して病院に行こう・・・。と思いました。
ふり返れば、
娘の授乳期間は1年7か月くらい。そして息子、約8か月。
娘の時と通算して2年2か月くらいの授乳生活で、
実はこれまで一度も、乳腺外来とか助産院とか、桶谷とかに行ったことはありませんでした。
何というか、敷居が高く感じてしまって。
すごく混んでいるみたいだし…。
普段なら、風邪でも怪我でも、
「治したいならまず行かなきゃしょうがあるまい!」と思うくせに、
乳が痛いとすごく弱気になりました。
痛いだけでこんなに弱っているのに、何かネガティブなことを言われたら立ち直れないよ…( ;∀;)と。
でもそんなこと言っていられない痛み。
最寄駅の近所に、乳腺外来があるクリニックがあることと、
そこからさらに自転車でしばらく行ったところに桶谷があることを調べて、
まず乳腺外来に行ってみて、そこでも無理だったら桶谷にしてみよう。
とまで考えて、その日は眠りにつきました。
そして当日。
夫が休みだったので、夫に子どもたちを見ててもらいつつ、
はたと、
あ、そうだ。子宮がん検診に行かなきゃいけないんだった、と気づきました。
7月までに行かなければいけない受診券だったのです。
子ども2人引き連れては、検診に行くのはちょっと大変。
夫が休みじゃないと。
でも、いざ夫が休みだったら、検診のために休日を使うのはもったいない気が。
せっかくなら何かイベントを入れたい。買い物かお出かけしたい。
・・・そう考えちゃうので、子宮がん検診に行ける適した日って、正直なところ、なかなかないなーと思っていたんです。
こんなこと書いていますが、でも検診大切!皆さんもぜひ行ってください!
考えてみればチャンス。そうだ先に子宮がん検診行っちゃえ!
そして子宮がん検診をしているところなら、乳のトラブルも専門家だろう!
ついでに、その婦人科で、この痛みのことも相談してみよう!
これぞ一石二鳥!!
と、我ながらグッドアイディアが浮かびました!
そこで、近くの婦人科の医院に行きました。
私が行ったその婦人科は、産科もあるようでしたが、
街中に割とよくある、医師が老齢のためもうお産はやらないよ~というタイプのところで、案の定割とすいていました。
「子宮がん検診で来たんですけれど、乳腺炎かもしれなくて。ちょっと見ていただけませんか。」と伝えたところ、すぐ通されて診てもらえました。
いざ診察。
医師は、『いすのまちのコッシー』に出てくるジョーブ先生みたいな先生で、
「うん、これねえ、乳腺炎じゃないね!」
とあっさり。
「乳腺炎だったら熱が出て大変なんだよ!アナタ熱はないんでしょ!」
と。
そう、熱は全く出ていなかったのです。
「でも痛いんです!ほらここ、詰まっている気がするんです!
何か左脇も痛いんですっ(´ェ`;)」と食い下がると、
「ここ?左脇のこの部分は、リンパじゃなくて筋肉のところだよ。何か運動でもした?」
と。
まさかの筋肉痛疑惑…!
「どちらにしろ、マッサージするしかないねえ。お風呂とかで」
とのことでした。
乳腺炎じゃなくてよかったけど、
結局、原因不明のまま。
でも、「乳腺炎じゃない」と言われると何かホッとしている自分がいました。
その後また、痛みをこらえて授乳を続けると、
痛みのある部分が、白くみみず腫れのようになってきました。
いかにも、”ここが原因です”って感じの腫れ。
この時点で、痛みは、ピーク時の50%くらいになっていました。
「明日、痛みがひどかったら今度こそ病院に行こう」と思いつつも、
日に日に痛みが引き、みみず腫れも小さくなってきたので、
乳腺外来も桶谷も、心の中から遠のいてきたころ、
地団太を踏まなくても授乳できるようになり、
痛いことはまあ痛いけど、ちょっとピリッとするような痛みくらいになり。
10日くらいかけて、ようやく通常運転になりました。
結局原因は不明のままですが、
白いみみず腫れの形から察するに、
吸わせるときの息子の口の形、吸わせ方の問題だった気がします。
「アヒル口」(という言葉も最近聞かない)で吸わせなければいけないところを、
閉じた唇で吸わせていたため、強力に圧がかかって、
奥で詰まったのかなあ、と自分では思っています。
それにしても、白斑でもない、乳腺炎でもない、乳の痛みというのが、
正体がわからなくて怖かったです。
そして、いつもならノーストレスの授乳が、
乳が痛いというだけで、ものすごいストレスフルな時間に様変わりしてしまう恐怖。
息子を抱っこして無印ソファにボーンと横たわる、私の幸せな授乳時間が、
授乳後、「あと3時間くらいは授乳しなくていいんだ( ;∀;)」と思う苦痛な時間に変わってしまって。
そして、痛みがなくなると、
「おっぱい?ん?そういえば痛かったっけ?(・∀・)」
ってなります。
出た、産後の物忘れ力、すさまじや…。
ちなみに、今回の症状は、りんごさんのかつての記事に書かれている症状とすごく似ていました。
そうそう、つねられるような痛み。私は注射みたいと思いましたが、つねられるというのも近い!
生理再開前のホルモンバランスを、りんごさんは指摘されたみたいなのですが、
私の場合はもう数カ月前から生理再開しているので、
私にも当てはまるのかどうか?
でも、ホルモンのいたずらで、ここまで過激に物理的な痛みが生じるのなら、
ホルモンってやつはホントにやばいやつだ…(゚∀゚)と思いました。
とくに名前のつくものではなかったようだし、
ただただ時間が解決した、今回の激痛。
ほんと何だったんだ、というようなおっぱいトラブルの話でした。
一つ何か言えるとするならば、
「子宮がん検診に行くついでに、おっぱいトラブルを相談できるかもしれないよ!」
ということでしょうか。
私の場合、行って即、痛みが軽減した、というわけではないのですが、
専門家に見てもらい、とりあえず乳腺炎ではない、ということがわかったのはよかったです。