ワンオペ育児と、夫が在宅していて2人で育児する日の、私が感じる苦労の差は、
単純に2分の1どころではないです。
なんで2人いるとラクなのか、何が違うのか、
感じたことを思いついたままに書いてみます。
1.大人が2人いれば、子どもを1人ずつ担当して世話できる。
子どもが2人いる場合。
お父さんは山へ、お母さんは川へ、じゃないけど、
夫と私2人で、2人の子どもを手分けして面倒を見ることができる。
授乳の関係で、これまでは夫と娘、私と息子、というペアが多かったけど、
授乳間隔が開いてきた最近では、夫と息子、私と娘、というペアも増えてきて(この間行ったディズニーシーもそうだ)、新鮮です。
そしてやっぱり、格段にラクです。
一人ずつなら、多少のわがままを聞いて、子どものペースにあわせてあげられることも多いです。
他方、1人で2人見るときの緊張感はけっこうあります。
食事の世話、トイレの世話。わがままをたしなめる場面もあるし、危険なことをしてないか注意する場面もある。
うまくいこうがいかまいが、時間は流れて、どんどん次のタスクがやってくる。
こっちも疲れがたまってきた午後、子どもたちに同時に泣かれると、精神的にも大惨事につながりかねない。
2.家事ができる。
夫が2人を見ている間に、家事ができます。
ご飯を作ったり、洗濯したりなどの、毎日やらなければならない家事は、
細切れにして休み休み(子どもに中断されるから一気に終わらせることはできない)、夫が不在の時も自分1人でやれるけれど(やるしかないから)、
息子のハイハイが激しくなってきた最近は、
危険なものや、手間がかかるものは、夫がいる時間じゃないと怖くてできません。
揚げ物とか、換気扇の掃除とか…。
ワンオペしているときは、夫がいるときに稼いでおいた家事貯金を緩やかに消費しつつ、赤字を出しながらの低空飛行で何とか維持している感じ。
子ども関係のあれこれも、夫がいれば割と簡単にできるけど、ひとりだとしんどい。
髪を切るとか、長靴を買いに行くとか。。。
3.自分のやりたいことができる。
夫が2人を見ている間にお風呂にも入って、しっかり体を洗えるし、しっかり湯船につかることができる。
お風呂にゆっくり入ることは、その日いちにちを豊かに終わらせ、疲れを翌日に持ち越さないために大事なことです。
湯に浸かると何であんなに精神が回復するのだろうか。ただの温めたH2Oなのに。(pha『ひきこもらない』p.72)
それから、ちょっとメールの返信がしたいとか、ちょっと郵便局に行きたいとか、ちょっと読みたい本があるとか。
一つ一つは大したことじゃないんだけど、そういうことができることがとっても嬉しい。ストレス解消になる。
4.話ができる大人がいる。
家にいながらにして、大人と世間話ができる。素晴らしいことだ。
5.ゴロンとなれる。
これは夫が2人を見ている間に自分が休めるというよりは、みんなでゴロンとする時間が持てる、ということ。
夫もゴロンとし、私もゴロンとしていると、”なんか今はみんなでゴロンとする時間らしい”と子どもたちが勝手に感じ取って、
娘も息子も一緒に寝そべってゴロンとしてくれることが多い。
これはほんとに幸せな時間。
どうやら、大人2人が同じことをしていると、行動に説得力がうまれるらしい。
もし、私がただ1人でゴロンとしてたら、確実に子どもたちにお腹に乗っかられる。
息子にめがねを奪われ、娘に「ままどっか行こうよ☆」って言われるのが関の山。
ワンオペ育児で2児の面倒を見てると、数の上で子どもチームに負けるのでね…。
6.判断を夫にゆだねることが出来る。
「パパに聞いてごらん」、とか「パパがいいって言ったら、いいよ」とか言えることって、楽です。
2院制みたいなものかな。
まぁ、私が「パパに聞いてみな」と言ったことで、夫がダメと言う事は、あまりなく。
パパ院では、おおむねほとんど可決されていることが多いような気がする。
逆に、パパ院の方から提出される議題で、ママ院では結構容赦なく否決することもある。
食事前のおやつとかね。だめよ。だめだけど、夫・娘ペアのときは、結構やってると思う。それはそれでいいとも思ってる。
7.感情も体力も回復できる時間を作れる。
2人いると、一人はピットインできるんですね。
イライラしたり、疲れ切っちゃったよ、というときに、
ちょっとお茶のいっぱいでも飲ませてもらう。
特に、イライラしたときに、”だめだ、いったんこの場を頼むわ…”、と託せるのはとてもありがたい。
穏やかに育児ができればそれが1番いいけれど、どうしたって怒ってしまうことはある。
そういうときに夫がいて、「ママは怒っているわけじゃないんだよ、危ないから注意したんだよ。」とフォローしてくれると大変ありがたい。
子どもも私も、不必要に長く起こったり泣いたり、傷ついたりしなくて済む。
もちろん逆もそうで、夫が疲れちゃったときはこっちが一人でがんばる。
まあでもそれは普段やってることだから大丈夫。
7つ挙げてみたけど、まだまだありそう。
休日に2人で家事育児ができた日に、
もし夫が、”こんなの簡単じゃん、平日は穏やかに家事育児してるんだな”、なんて思っていたら、それは全然違うと言いたい。
世の中のパパさんのなかには、週末、ママさんと一緒に育児して、
「まあまあ平和にやれてるなー、こんな感じなら仕事の方がずっとストレスフルだな~」と思っていらっしゃる方もいらっしゃるかと思います。
もちろん仕事は大変だと思います。
でも違うんですよ、平日、ママさんがワンオペしているときはおそらく、お二人で子どもを見ていらっしゃるときような、比較的おだやかな様相ではないこともあるんです。
少なくとも、私のような低スペック母には、結構きつい現場です。
平日は家事なんかできないから、昼はレンジでチンしたうどんとかになりがちだし、
感情を回復させる隙がないから常にイライラしがちだし、
クオリティは、夫がいる日の8割引くらいかな…(体感で)。
それくらいひとりでやってるよ、というお母さんたちもたくさんいるとは思いますが、
私にとってはきつい。
主婦レベル「下の中」くらいの人間のつぶやきでした。