おはようございます。
梅つま子です。
年末年始といえば、年賀状。
去年までは、せっせと作っていたのですが、今年はもう…なんだか、心の糸が切れてしまいました。
そして、タイトルのとおり、「年賀状をやめる」という決断をしました。
子どものころ
子どものころはといえば、父の指導を受けて、版画でせっせと木版画で作っていました。
亡くなった父はめちゃくちゃ器用で玄人はだし。
1ヶ月くらい前から準備して、何枚もの板を彫刻等で削り、多色刷りの美しい年賀状を仕上げていました。
私もそのころは、図案を決めて父にOKをもらって…楽しくやっていました。
でもね…。
学生のころと違って、もはや、年賀状にまつわるあれこれがいやなんです。
年賀状、ここが嫌
・ただでさえ忙しい年末に気ぜわしい
・家族写真を送らなきゃだめ?
・デザインを決めるのが大変
・プリンターが急に調子が悪くなる/インクが切れる
・この人に送る?送らない?と選別する作業が嫌だ
・年賀状が足りなくなったり余ったりする
・心底会いたいと思っているわけじゃない人にも、スペースが余ったからって「今年は会いたいね」なんて書いたりする自分が嫌だ
・「この人には送ったのに来てない!」と思う自分が嫌だ
・「送っていない人から来ちゃった!」と思う自分も嫌だ
挙げてみたらこんなにありました…!
もう、「嫌」のオンパレードなのでした。
ああ、小さい自分が恥ずかしい。でもホントのことです。
…ゆったりとした気持ちで過ごしたい年末年始なのに、年賀状のおかげで忙しく、イライラしがち。
そもそも、自発的にするべき年賀状なのに、なんだかとっても受身で、義務の気持ちでしか作っていないことに気づきました。
そう、ウキウキするイベントじゃないどころか、年賀状が出来上がったところで達成感すらない。
「To do リストのひとつが終わっただけ」って感じでした。
そして、送ってくださる年賀状について。
失礼ながら、「惰性で送ってくださってませんか?」と思われる数枚もあるんです。
(ああ、新年早々大変失礼な発言ですみません!でも本当にそう思われるんだもの…。)
私が時々詠むのは短歌なのに、「俳句は最近どうですか?」とお尋ねしてくださる以前の上司…。
もうお会いしていないし、いまさら訂正するのもつらくなってしまっています。
もうやめるべきだな、と思ったきっかけ
去年は娘の七五三があったんです。
スタジオアリスで着付けしてもらったのですが、お参り当日、
「無料で撮影できますよ」
との案内も。
あっ、家族で取れば、年賀状にぴったりだな、と思ったんです。
でも、年賀状のために写真を撮るのは、なんか違う。
2019年はたまたま娘の七五三があったからいいけど、来年は?
写真を撮ることが楽しみになるならいいけど、義務感で、特に気乗りのしない写真を撮るのは嫌だな。
そう思ったときに、気づきました。
私はもう年賀状をやめるべきなんだと。
今年やり過ごしても、またどうせ来年、同じ気持ちになるのは目に見えていました。
こうすることにしました
ちまたでは、「年賀状じまい」だとか「年賀状終活」だとかいうのだそうです。
・本年をもちまして 年始のご挨拶状をご遠慮させていただこうと考えております
・今年をもちまして 新年のご挨拶状を最後とさせていただきます
などの文面を年賀状に書いて、終わりを知らせるのだそうな。
そうしようと思ったのですが、なんかそれも、自分らしくないように感じました。
そこで、取り出してきたのがこれ。
趣味で集めていた、絵葉書がいっぱいつまった箱です。
学生時代から集めてきた絵葉書。
というわけで、今年からの年賀状は、
「年賀状を送ってくださった方や、こちらからご挨拶したい方に、絵葉書を送る」
ということにしました。
絵葉書は、2箱にいっぱいあるんです。
この先、何年分の年賀状になるだろう??
冬らしいもの、おめでたいもの、お正月を感じさせるものなどなどを選びました。
もともと、自分が心を動かされて手元に置いておいた絵葉書だけあって、どれも好きなデザインです。
驚くくらい楽しく、絵葉書に向き合っている自分がいました。
この人には、どの絵葉書にしようかな?
なんて書こうかな?
…あら、楽しい!
年賀状で楽しい気分を味わうの、久しぶりです。
好きなデザインの絵葉書に、せっせと言葉をつづって。
「会いたいね」の言葉に、嘘いつわりなし。
「年賀切手」を貼って出します
年末年始も開いている郵便局にお散歩がてら行って、お正月ならではの「年賀切手」を貼って出そうと思います。
うん、これくらいの作業なら、楽しみながらできます。
年賀切手、ご存知でしたか?
こんなにかわいい切手のデザインなんです。
(画像:特殊切手 令和2年用年賀郵便切手 | ゆうびん.jp)
そして、なんと。お年玉付なのは、葉書だけではないのでした。
なんと、お年玉付切手もあるんですよ。
(画像:特殊切手 令和2年用年賀郵便切手 | ゆうびん.jp)
終わりに
12月、場合によっては11月から準備されている方からみたら、何たる体たらくなんでしょう。
でも、これは私のことだもの。
自分の心に無理なく、年賀状と付き合うことにしました。
そして、会いたい人、付き合っていきたい人とのやりとりは抜かりなく。
大学からの親友とは、年賀状のやりとりはもうしないけど、新年会がてら会う約束をしました。
2020年、私は、ずっと苦しく思っていた「年賀状」にこだわるのを、やめました。
義務感からの年賀状じゃなく、気持ちを届けたいと思います
今日もいい一日になりますように!