おはようございます。
梅つま子です。
月経カップを使うようになって、3年が経ちました。
この期間に迎えた、約30回の生理で、使ったナプキンはゼロです。
私はただただ、
エヴァカップ(スモール、ラージ)、スーパージェニー(スモール、ラージ)、
そして最近加わった、ディーバカップを使うのみです。
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今日は、そんな私が紙ナプキンについて思うことを書いてみます。
- 月経カップ使用前後の私の変化
- 災害にもいろんな種類があるので、一概に「月経カップは使えない」と決め付けないほうがいいかも
- 私にとって紙ナプキンは、缶詰のようなもの
- はじめに「生理用品ありき」ではなく…
月経カップ使用前後の私の変化
月経カップ以前、私にとって生理とは、
「自分の行動を制限するもの」であり、
「気分を萎えさせるもの」であり、
「余計な仕事を増やすもの」でした。
出かけるなら自分のナプキンのことを考えなきゃいけないし、
お風呂に入る前後は、たれてこないようにしなきゃいけない。
かゆみや蒸れがあって「ヤだな」と思っていたし、
たっぷり経血を吸い込んだ布ナプキンを洗うとき、
洗面所が血の海になるのも、なかなか乾かない布ナプキンを乾かすのも手間でした。
ところが、月経カップを使い始めたら、生理が全くわずらわしいものではなくなりました。
手ぶらでどこへでも出かけられるし、
お風呂も、生理じゃないときと同じ感覚で入れる。
デリケートゾーンが経血に触れないのでかゆみも蒸れもなくなったし、
お風呂のついでにさっと洗うだけ。
定期的なケアとしての煮沸も、琺瑯容器と泡だて器を使ってチャチャッと終わらせます。
しかも、月経カップの扱いが、だんだん上達していく自分自身がうれしい(笑)。
骨盤底筋を使うからか、トイレに行く回数も減った気がするし、
自分の下腹部、鼠蹊部あたりを意識するから、
なんだか、姿勢がよくなった気もする。
もしかして私のダイエットがうまくいってるのって、月経カップのおかげじゃないかしら…!とすら思います。
月経カップがあるから、子どもに生理を教えることにも抵抗がなくなったし、
性教育にもつなげていけるだろうという自信がつきました。
月経カップという、まだまだ知らない人が多いアイテムを使いこなしていることも、鼻が高いです。えへん。
月経カップは、自慢できることの少ない我が生活に咲いた一輪の花ですっ!(笑)
そう…、
完全に、自分の生活に月経カップがうまくフィットした感じだし、
なんなら、「月経カップが私の産後のライフを導いてくれてる」といっても過言ではないです。
災害にもいろんな種類があるので、一概に「月経カップは使えない」と決め付けないほうがいいかも
私は今後も、閉経するまで月経カップを使いますが、
紙ナプキンは、紙ナプキンのほうが便利だと思う状況になったら使うかもしれません。
災害にもいろんな種類があるので、
災害=月経カップが使えなくなる、というわけではなさそうだなあとも思っています。
月経カップを清潔に使うためには、水は必要だけども、
布ではないから、何度も洗ったりすすいだりを繰り返すものではなく、
何リットルも必要なわけではありません。
これまでの経験で、安心安全に使えるレベルの清潔さの保ち方もわかったので、
災害下でも、一定の条件があれば使えそうだと思っています。
なので、「災害には月経カップは使えない」とは決め付けないでおきたいなと思います。
逆に、災害時に紙ナプキンが使いにくいこともあると思います。
考えたくはないけれど、ゴミ処理場が機能しなくなったり、
ゴミ収集システムの不具合など、
ゴミが出しにくい状況になるかもしれません。
コロナ下で、紙ナプキンが品薄になった状況を考えれば、
「災害になったら月経カップは使えない」と決め付けるのではなく、
状況によって、複数の生理ケア方法を手持ちの札として持っておくと、安心だなあと思います。
私にとって紙ナプキンは、缶詰のようなもの
先日、「生理は個性だ」とうたった紙ナプキンメーカーのCMが炎上しました。
そのことで私は、「紙ナプキンを買い続けてほしい人たち」のことを考えました。
CM作成にあたり、
「どうしたら紙ナプキンを買い続けてもらえるか」を、
きっとその人たちは考えたことだろうと思います。
でも紙ナプキンを買う人たちは、
耳ごこちのいいCMに惹かれて紙ナプキンを買うのではなく、
その生理ケアの方法が自分に合っているから、紙ナプキンを買うのだし、
そのメーカーの紙ナプキンが優れているから、紙ナプキンを買うんだと思います。
ちょっと突飛なたとえではありますが、
私は、紙ナプキンを「缶詰」のような存在だと捉えています。
缶詰に、なにも悪いことはないですよね!
美味しいし、栄養もある。
でも。
「毎食、缶詰で生活」となるとゴミも出るし、値段もかかってくる。
備えて安心だけど、毎食食べるものじゃなくてもいいかな、
と思ってます。
もちろん、あくまでも、私にとっては、です。
私の個人的な感覚です。
私が月経カップユーザーで、普段の生理ケア方法が100%月経カップだからです。
でも、これはいろいろですよね。
紙ナプキン100%で過ごしている人もいれば、タンポン50%、紙ナプキン50%の人もいますよね。
もしかしたら、
「月経カップも使えるけど、月経カップはスポーツをするときだけ。普段はナプキンを使ってる」という人もいるかもしれない。
いていいと思う。
それが自分にとって心地よい、自分の生活に合ってる、と思えることが大事だなと思います。
また、生理用品は一つに絞らなきゃいけないわけじゃなく、
紙ナプキン、布ナプキン、タンポン、月経カップそれぞれのよさがあると思います。
いくつかの選択肢があるということは、
そのアイテムを開発してきた人の努力があるからで。
だからこそ、私たちは今その便利さを享受できるのよね、と私は考えています。
なので、「私はこれしか使えない」とこだわりすぎるよりも、
ひとつひとつの生理用品の利点を理解して、
「いざとなったらこれも使える」と、
普段使わない生理用品も使える自分でいたほうが、
いざというときに救われるように思います。
私は月経カップアンバサダーなのですが、
「すべての、月経のある女性が、月経カップを使うべし!」とは思っていませんし、
生理ケアには複数の方法があることを知っていて、
自分なりの根拠があり、
自分で選び取っていること。
もし、自分が普段使っている生理ケア方法が使えない状況になったら、
他の方法にすることもできること。
が大事なんじゃないかなと思うんです。
紙ナプキンメーカーさんには、
ぜひ、がんばっていただいて、
これからも優れた紙ナプキンが、
いつでも手に入るような状況を支えてほしいなと思います。
はじめに「生理用品ありき」ではなく…
日本にはありがたいことに、いくつかの生理用品の選択肢があります。
その選択肢のなかで「自分はどれがいいかな」と考えることはとても大事だと思ってます。
でも、自分の生理を既存の生理用品でなんとかカバーしようとせず、
「これっておかしいかも?」と疑ってみるのも大事だと思います。
たとえば、経血がとても多いことを過多月経といいますが、
これは、早めに医師に相談したほうがいいとされます。
以下の引用は、産婦人科医の宋美玄先生のメッセージです。
「昼間でも夜用のナプキンを使わないといけない」とか、
「ナプキンが1時間もたずに経血であふれてしまう」という人は、
過多月経を疑った方がよいでしょう。
なかには、経血の漏れに備えていつも着替えを持ち歩く人もいますが、
そういう人は過多月経である可能性が高いです。
(中略)
過多月経は、経血量が多いだけ、と軽視されやすいのですが、
放っておくと重い病気を進行させる可能性もあります。
過多月経かなと思ったら、早めに婦人科を受診してほしいです。
受診は、いつでも大丈夫です。生理中でもかまいません。
過多月経かも、と疑ったら、まずは月経カップを試してほしい理由。産婦人科医・宋美玄先生に聞く、過多月経への対処の仕方 | インテグロ株式会社
我慢できないほどの痛みや経血量の多さ、PMSに代表される精神的な不調があるなら、
既存の生理用品をあてがっておけばOK、ではないんです。
早めに婦人科を受診することが勧められることなんです。
生理がつらい場合、どんな生理用品を選ぶかの問題ではなくて、
医療的なアプローチで、治療すべきもの、改善できるものだと、
きちんと理解しておきたいと思います。
自分の生理って、基本的に自分しか見ないし、量も痛みも誰かと比較できないので、
「こんなものかも…」と思ってしまいがちですよね。
でも、あまりにも生理がつらいのであれば、
「しょうがない、みんなこんなもんなんだ」と受け入れないで、
まずは婦人科に相談してみてほしいです。
誰でも、自分の生理を婦人科で相談できる権利があるし、自分に合った生理ケア方法で生活する権利があるはず!と考えます
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月経カップは実際に入れてみる前に、たくさん触って練習することが大切。
「これなら使えるかも!使いたい!」という気分をアゲアゲにして(笑)、
取り掛かってみてください!!
今日もいい一日になりますように!