おはようございます。
梅つま子です。
月経カップユーザーになって2年超。
現在は、インテグロ株式会社で、月経カップアンバサダーとしてのお仕事をさせていただいております。
月経カップをどう使ったらより快適になるかな?と考えるのは、自分のひとつのテーマになりました^^
今日は、月経カップの使い方の練習について書きたいと思います!
月経カップって?
体の中に入れて溜め、取り出して再利用可能なタイプの生理用品です。
ベルのような形をしています。
月経カップは、開いているほうを上にして、折りたたんで挿入します。
「大きい!こんなものが入るの?」とびっくりされる方もいますが、折りたためば、婦人科の検診のときに入れるプローブと同様の太さになります。
弾力があり、よくしなる素材でできているので、細く折りたたむことは簡単。
というわけで、物理的に入れること自体は、それほど難しくなくありません。
使いこなすにはコツが必要
「入れる」こと自体は、そんなにハードルが高くはなさそうな、月経カップ。
ただし!
ここが重要なのですが、「定位置に入れる」「必ず開くようにする」「痛みのないように取り出す」のは、ちょっとしたコツが必要なんです。
「変な位置に入ってるみたいで、なんか違和感…」
「使ってみたけど、うまく開かない」
「取り出すときにアイタタタ…」
は、頻繁に聞くユーザーの声です。
そこで!
「定位置に入れる」「必ず開くようにする」「痛みのないように取り出す」ために練習する方法を考えてみました。
・月経カップを入れるのが怖いと感じられている方
・月経カップを使いこなせる気がしない方
・月経カップを使ってみたけど、どうもうまく使えない方
・うまく開くときと開かないときがある方
・使いこなせないから使うのをやめてしまった方
・取り出すときに痛いのがつらくて月経カップを使いにくくなってしまった方
などなどにお伝えしたい!
その月経カップ、捨てないで!
怒りのレビューを書く前に、ちょっと待って!
必ずや、うまく使えるようになります!
月経カップは孤独な戦いになりがち
月経カップはすごくプライベートな空間で使うものなので、誰かが直接お助けすることはできないアイテムなんですよね。
加えて、感覚は一人ひとり違うので、「おしりの方に向かって入れる」とか「下腹に力を込めて、いきむ」とか言ってみても、その感覚が同じかどうかはわからない。
「ねえ、これで合ってる?」と聞かれても、わかりません。
本当に正しくできているかを、ほかの人が判断することはできません
というわけで、月経カップへの習熟は、ある意味、一人でやるしかない孤独な作業。
もし、うまく使えずにくじけてしまうと、「月経カップは私には使えなかった」という結論になってしまいます。
これはとても、もったいないです!
月経カップ自体がある程度のお値段がするものだから、使えなくてもったいないというのもあるけど、せっかく増えそうだった生理ケアの選択肢が増えないのももったいない!
ここはぜひ、孤独な作業を、できるだけオープンに協力しあえたらうれしいですよね!
しかーし!
練習とはいっても、月経カップは、生理のときのみに使うもの。
生理期間じゃないときには使えないので、生理期間外の時期に、月経カップを使った挿入や取り出しの練習ができないことになります。
そこで私が編み出したのは…手を使って練習する方法です!!
手を使って手軽に練習できます
使うのはただひとつ!
左手です!
左手を膣に見立てるのです。
(私の利き手が右手なので、左手を使っています。左利きの方は、右手を使ってくださいね!)
入れる練習
準備
準備は簡単。
1.左手(利き手ではない手)を下向きにひねります。
2.親指と人差し指で輪を作ります。
これだけです!これで準備は完了!
手は、真下ではなく、輪が45度下を向くような感じにセッティング。
手をひねりすぎると痛いので、痛くない位置にして、リラックスしてくださいね。
指はOKマークを作る感じで、ふわっと輪にしてください。
中指、薬指、小指も、力を抜いてリラックス。
月経カップを折ります
親指と人差し指で作ったこの穴に、折りたたんだカップを入れます。
折り方は、自分がチャレンジしたい折り方を選んでください。
よく使われる折り方は、セブンフォールドやパンチダウンフォールドです。
注意:片手では折り曲げられませんので、折り曲げるときは、左手も使って大丈夫です。^^
指の輪に入れていきます
折り曲げたら、指先で、折り曲げた月経カップをそのままの形でキープしながら、穴に向かって、ゆっくり入れていきます。
月経カップの先端で、指で作った輪をグイッと押し開けていくような感じです。
そのまま、カップの3分の2くらい、左手の空間に入れてみましょう。
おおむね入ると、ほっと安心してしまいそうですが、実は、ここからが大事です!
月経カップは中に入れ、指を離すと、元の形に戻ろうとします。
そこで、「月経カップが元の形に戻ろうとするのを、指で手助けしてあげる」のです。
そうすると、うまく開きます。
つまり指の仕事としては、ふたつの役割を担っているんです。
1.最初、先端を入れるときの指の仕事は、折りたたんだ月経カップをしっかりキープすること。
2.つぎに、3分の2くらい入ったあとの指の仕事は、月経カップが中で開くのを手助けしてあげること。
おそらく「中で月経カップがうまく開かない」と感じられている多くの方は、指にずっと最初の仕事、「折りたたんだ月経カップをしっかりキープすること」ばかりさせていることが考えられます。
月経カップの口の、一番大きい直径の部分が入ったら、あとは、月経カップを細くキープする役割はいったん忘れて大丈夫。
月経カップが中で開こうとするのを、指で助けてあげることが大切です。
これをしないと、月経カップが中で開くかどうかが、月経カップ自体の力に頼る、つまり運任せみたいになってしまいます^^;
うまく開かせるために大事なポイント
では、具体的には、指先で何をすればいいかというと、
・少し回転させることを意識して入れる
・カップの底部をつまんで月経カップの形を戻すイメージで、形を整える
これです!
ぜひ、このふたつをやってみてください!
回転するのも、つまむのも、ちょっとで大丈夫。ちょっとクイッとさせるくらい。
月経カップ自体が、正しい位置に収まろうとするのを、ちょっと助けてあげる、位の気持ちでぜひやってみてください。
そして、この状態を目指します!
カップがうまく開かなかったら
では、うまく開かなかった場合はどうなるでしょうか?
これも、手で再現できます。
入れ終わった後で、こんなふうに、カップの底が曲がったり、ゆがんでしまっていたら、中でカップ全体が折り曲がっていることが考えられます。
このまま使うと、経血は漏れます。
なので、カップの形を直してあげる必要があります。
そこで、いったん、少しカップを引き出します。
全部を取り出さなくても、カップの下3分の1くらい出した状態で微調整が可能です。
もちろん、一回きちんとやり直したかったら、全体を取り出してやり直してくださいね!
ポイントは、「少し回転させながら入れること」「底部をつまんで形を戻すこと」。
回転は、ちょこっとひねる感じに。
そして、月経カップが中で正しく開くとこんな感じになる、というわけです。
ところで、こうやってカップの入れ方を手で練習すると、正しく開いたとき、月経カップがパコッと開くのが、手のひらと指に伝わると思います。
正しく開いた感覚、ごく軽いポコッとした感覚を覚えて、イメージをつかんでください。
これが生理のとき、膣で再現されれば、うまく開いた証拠です!!
これができたら、次は取り出す練習に移りましょう!
取り出す練習
まずは、入れた状態からスタート
取り出す練習は、当然、入れた状態から始めます。
手を使うメリットが、この「子宮からのビュー」が確認できること。
月経カップを入れる場所である膣の奥には、ご存知、子宮があります。
もし、子宮口から膣を見下ろすことができたら、月経カップはこうやって見えるはずなんです。
子宮ビュー。笑
このまま引っ張ったら痛い!
月経カップは、膣の中でしっかり開いているので、このまままっすぐ下ろすと痛いことが想像できると思います。
つまり、入れるときにしっかり折り曲げたのと同様に、出すときにも折り曲げる必要があるということです。
ここ、盲点だけど大事!
膣の中の月経カップを、指先だけで折って取り出す
挿入するときには、月経カップの全体に触れながら折り曲げることができるのに対して、出すときには月経カップの先端~底から3分の1しか触れることができません。
なぜなら(当たり前だけど)月経カップは、膣の中に入っているからです。
膣の中の月経カップを、どうやって折り曲げるのか。
もちろん、指先です!
指先の力だけを使って、月経カップの底から3分の1くらいにぐっと力を込め、月経カップ全体を折り曲げる必要があるんです。
そのために、親指の力を使います。
ステムを少し引っ張り、本体の下から3分の1が見えてきたら、月経カップに親指を当てます。
親指をぐっと押し込み、差し込んだ親指の両脇を支えるように、人差し指、中指が来るようにします。
そして月経カップの口を「U」の字に曲げることを意識してみてください。
親指は下に向かって、そして人差し指と中指は上に向かってぐっと力を込めて、Uの字を作ってくださいね。
ステムは引っ張りすぎないで
よく聞くのが、「引っ張ったら、ステムが切れてしまった!」という声。
月経カップにおいて、ステムはあくまで補助的存在なんです。
力いっぱい引っ張っていいものではなくて、月経カップの底を引き出すときに取っ掛かりにするだけの場所です。
ちょっと引っ張って、底が出てきたら、いつまでもステムを引っ張っていてはいけません。
ステムが千切れてしまうし、グイグイ引っ張ったら、何より自分が痛いと思います。
(ちなみに、ステムは千切れたら使えないのかというとそんなことはありません。肌に当たって痛いからと、あえてカットして使う方もいます。)
というわけで、ステムはちょっと引っ張るだけ。
月経カップの本体、3分の1くらいが出たら、あとは指先の力で月経カップを折り曲げるのです。
指先でしっかりつまんだら、回転させながら取り出す
折り曲げるときは、「指先の握力」を意識してみてください。
このときも、入れるとき同様、回転を意識するといいと思います。
ちょうど、赤ちゃんが生まれるときに旋回しながら出てくるイメージです。
赤ちゃんが生まれるのは頭からで、頭が出るのが一番大変といいます。
それで考えると、月経カップは、最後に出てくる口の部分が、一番直径が大きいので、最後が一番大変なわけですね!
そう考えると、月経カップは逆子ちゃんなのかな。笑
子宮ビューでは、月経カップがハート型になっているのが見えます。(笑)
ここまでしっかりと折り曲げられていれば、出すときもそれほど痛みを感じないはずです。
もし、さらに楽に取り出したいなら、月経カップをこの状態から少し傾けて、ハート型の右でも左でもいいので、片方ずつ出すようにすると、さらに楽だと思います。
その場合、下に経血がこぼれても大丈夫なように、便器に座った状態や、おふろで取り出すこと推奨です^^
まとめ
ポイントは、以下のとおりです。
・月経カップを入れる練習、取り出す練習は、手を使ってできる
・入れるときも、出すときも、少し回転させることを意識する
・入れるときは、先端が入ったら、あとはカップを開かせるように指を動かす
・月経カップが開いたときのパコッという感覚を覚える
・出すときは、親指、人差し指、中指で月経カップをUの字にする
・傾けて、Uの字の片方ずつ出すようにするとさらに楽
このポイントをマスターしたら、きっと今よりもラクに月経カップが使えるようになるはず^^
手を使う練習方法は、道具要らずで、どこでもできて手軽なのがいいところ。
ぜひ、手を使ったイメトレをしてみてくださいね。
また、衛生の観点から、練習の前に、手をよく洗うことをオススメいたします☆
皆様の快適な月経カップライフを応援しています!
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今日もいい一日になりますように!