おはようございます。
梅つま子です。
前回に引き続き、ぬか漬けの話です。
図書館で借りてきたこちらの本に、参考になることがたくさん書いてありました。
もう何年もやっているぬか床です。
調べたら2018年から始めたので、もうすぐ5年目に突入。
新しいアイディアはありがたいものです。
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昆布と大豆(海のものと山のもの)、そして香りのためのしょうがを入れます。
(『ぬか漬け帖』表紙裏)
大豆!
(海のものと山のものという考え方なんだ…!)
大豆はおやつとして、
蒸したものを凍らせて食べてますが、
大豆をぬか漬けに入れるとは…!
詳しく説明がありました。
乾燥大豆
乾燥した大豆は、多すぎる水分を吸ってくれます。おそらく栄養的にも良いのだろうと思います。季節やぬか床の調子などは気にせずに、水が多くなってきたと感じたら、ひとつかみ入れておきます。大豆は煎ったりする必要はありません。そのままで大丈夫です。水を吸って柔らかくなれば、食べられます。
(『ぬか漬け帖』 38から39ページ)
煎る必要もなく、そのまま。
まるでぬか床に向かっての鬼は外、福は内ではないですか。
生大豆がOKなら、これがダメなわけはない。
アーモンドも実験してみよう!
いきなりひとつかみはちょっと怖いので、
ぱらぱらと数粒から試してみよう。
さて、これがどうなることやら。
2日ほど入れておいたものを、
取り出したのはこちら。
特に大豆はふっくらと膨らんでいます。
そしてアーモンドは表面が黒い!
比べてみるとこんなに違います。
食べてみると、
大豆のほうは枝豆に近かったです!
確かに枝豆は大豆を若いままで収穫したもので、
味は似ていて当然。
うっすら酸味のある塩味がいい感じ。
それにしても、あの硬いコロコロした大豆が、
火も通さずに、
普通に軽くかんだだけでつぶれるほどにやわらかくなるなんて不思議。
枝豆だって2~3分くらいは、沸騰したお湯に入れておかないとやわらかく食べられないのに。
そして生の大豆なら、一晩水につけたうえで4~5分も加圧しておく必要があるのに。
入れておくだけでこんなにやわらかくなるなんて、
ぬか床の菌の働き、すごい。
アーモンドのほうはしっとりして、
やさしい味。
香ばしさが薄まり、食べやすくなりました。
おやつ代わりに普通に食べてもいいし、
細かくして、ほうれん草のゴマ和えに添えたり、ゴマ代わりに使ってもいいかも。
マヨネーズにも合いそうな味だなと思いました。
ぬか床に、新たな仲間が加わりました。
そして、なるほどなあと思ったのは次の箇所。
ぬか床をかき混ぜていると、自然に和食が多い食生活に変わってきます。さらに、お漬けものに合わせるなら、やっぱりごはんがおいしい、そして具だくさんの汁物があれば一食が揃います。そんな食事を続けていると、体調が整います。健康のためにぬか漬けを食べるのではなくて、いつのまにか体調が気にならなくなっている―こういう流れの方がよいものです 。
(『ぬか漬け帖』10から11ページ)
ぬか漬けを始めてから、
そして具体的には、毎朝一本のにんじんのぬか漬けを食べるようにしてから、
とてもいいです。
毎朝1本のにんじんのぬか漬けができてしまうので、
食べないと追いつかないので、
自然に、食べるしかなくなる。
にんじん一本を食べるということは、
それだけ時間もかかるし、そこそこおなかにもたまるので、
今までチョコレートや甘いものに手を伸ばしていたのが、
格段に減りました。
ぬか漬けを作る、食べる、かき混ぜる、という流れの中に身を置くと、
自然に体調が整っていくようです。
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薄い本ですけど、知恵がたくさん詰まっていました
今日もいい一日になりますように!