おはようございます。
梅つま子です。
図書館の返却棚にあって目がとまり、
そのまま借りてきた本です。
蛍光イエローが目立つ表紙。
孔子や野口英世、ドストエフスキー、ピカソ。
誰もが知る偉人たちの「失敗」が紹介されています。
調子に乗るとかこだわりすぎるとか、理想が高すぎるとか、人の意見が聞けないとか。
歴史に名を残す人物の、意外なほど身近な欠点が、
くすっと笑えるように書いてあります。
「お父さんお母さん」の失敗も(太字強調は梅つま子)。
お父さんお母さんは、みんなを産み、ここまで元気に育てたというだけで、それはもう立派な偉人なのです。
「でも、子どもが生まれたら、育てるのは当たり前でしょ?」もし、そんなことを思っているとしたら、大間違いです。
誰もがやっているから当たり前などという考えは、今すぐにすてましょう。
(『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』168 から169ページ )
誰もがやっているから当たり前、じゃない。
子どもと一緒に生きてきたこの10年を思います。
この10年の中にたくさんの失敗をしてきて、
でもなんとか生きてきて、
たくさん泣いてたくさん妥協したなあ。
偉業は誰もが残すものではないけど、
失敗は誰もがするわけで。
失敗から見る人生もなかなかチャーミングなものじゃないか、と思うのでした。
アルフレッド・ノーベルについての章に書かれたこの記述が心に残りました。
生きていれば、自分のことをよく言う人もいますし、悪く言う人もいます。
有名になり、多くの人に注目されるようになれば、なおさらです。
周りの意見など気にせず、平気でいられるような心を持った人を「図太い人」と言いますが、幸せを感じながら生きていくためには、誰も多少の図太さは必要です。
では、どうすれば身につけることができるのでしょう。
それは、どんなことにも手を抜かず、つねに「自分はやれるだけのことはやった」という気持ちを持つことです。
そうすれば、図太さは自然と身につき、「ま、しょうがないか」と思えるようになっていきます。
(『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』107ページ )
私が失敗しながら、それでもやり続けたことによって、
「ま、いいか」と思いながら、
多少なりとも図太さを身につけ、やり続けることを選択できているのだとしたら、
それが、「私であること」を作っているのかも。
私の事例を失敗図鑑に載せるなら、何を書くかしら…。
この記事を書いていたら学校帰りの娘が入ってきて、
パソコンの横のこの本を取り上げて、
寝ころがりながら音読を始めました。
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大人も子どもも気になって手に取っちゃう本みたいです
今日もいい一日になりますように!