明日も暮らす。

明日も暮らす。

シンプルで暮らしやすい生活を目指しています。オンライン英会話(英検1級)と空手(黒帯)が趣味。大学院博士課程修了(人文科学)。2児の母。

娘との会話で急に思い出した、幼稚園時代のトラウマのこと。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

おはようございます、梅つま子です。

 

幼稚園に通うようになって、

「幼稚園児」のアイデンティティが、にわかについた娘。

他の幼稚園のことも気になるようで、

「ママの幼稚園はどうだったの?」と、話題にのぼることになりました。

 

ママの幼稚園…。

 

実家から徒歩10分くらいのところにあった、某幼稚園に通っていた私。

ごく普通の幼稚園だったと思います。

 

最初は、園庭にあった、一番好きだった遊具の話などをしていたのですが、

何の拍子か、「楽しいことだけじゃなくて、嫌だったこともあったよ」という経験を語ることになりまして。

 

何年もずーっと記憶の隅に、心の底にしまってあった、トラウマ的な2つの出来事が、

急に思い出されたのです。

 

1.「つま子ちゃんじゃないよ」事件

教室で、歌だったかダンスだったか、

輪になって活動する機会があったんです。

向かいに、お友達の「ユミコちゃん(仮)」の姿が。

ユミコちゃんが手を振ってくるので、

私も手を振り返しました。

 

すると、活動が終わったときに、ユミコちゃんがトコトコと私に近づいてきて。

「さっき、つま子ちゃんに手を振ったんじゃないよ?

マリちゃんに振ったんだけど」

…と言うではないですか!!!

 

f:id:umet:20180429033515p:plain

 

何なの、ユミコ~(笑)!

つま子(推定4才)、返す言葉がない。

 

そこはさ、

(あ、マリちゃんに手を振ったのに、

つま子も振ってきた。…まあいいか)

で、いいじゃん!!スルーしてくれよ!!(涙)

 

この、ユミコのこと、今もフルネームで思い出せます。

ほんと、嫌だった~っ!

 

2.麦茶事件

お弁当の時間に、何をとち狂ったか、4歳の私。

自分のお弁当に、コップの中の麦茶をジャーっと入れてしまったことがありまして。

 

なんでそんなことしたんだろう…。

ふざけてたのか、あるいは、魔が差したのか。

今となっては不明です。

f:id:umet:20180429033614p:plain

でも、まあこれは、私が悪い。

 

そして、この副園長先生は、

「そのまま食べなさい。全部食べなさい」って言ったんです。

 

麦茶でひたひたになったお弁当を、泣きながら食べたことは覚えているのですが、

いたたまれなくて、居場所がなかった、

そのときの空気というか時間の流れ、今も覚えています。

 

この副園長先生の私への対応は、

「自分がした行動の責任を取る」という教育実践なのだろうかなと、今では思います。

 

作ってくれた親の気持ちになってみなさい。

お米や野菜やお肉の気持ちになってみなさい。

作れもしないのに、ありがたく食べるしかない身で、

せっかくのお弁当を無駄にするということが、どんなに悪いことか。

 

私もどこか、心ここにあらずな、妙な園児だったのでしょう。それは認める…。

 

でも、今の自分が、4歳の自分に成り代わって謝って、全部食べるから、

せめて半分くらいでとどめていただけなかったか…。

 

今でも、このことを思い出すと、

うわー、何てことしたんだろう、という気持ちと、

何てことされたんだろう、という気持ちがないまぜになって、

沼の底にいるみたいになってしまいます。

 

そして、この副園長先生のことも、フルネームで覚えております!(笑)

 

トラウマ体験なんて、大げさな言葉を使ってしまったけど、

されて嫌だったことって覚えているものですね。

今でも本気でこのことを思い出すと、ちょっと泣きそうになることに気付きました。

 

「幼稚園児」だったからつらかったのかも

思えば、こういう、

「何?なんなの?」

「こんなことって、アリ?!」

「他にもう少し、方法がなかった?」

「私にも改善ができたかもしれないけど、どうしたらよかったの?」な事件って、

幼稚園児~小学生くらいに経験するのが、一番キツイ気がします。

 

中高生になってくると、

「聞いてよーーー!!こんなことがあってーーー!!」

「まじ卍ーっ!!」(←…合ってますか?^^;)

とか何とか、言える友達がいたりして。

一緒になって怒ってもらったり悲しんでもらったり、そして笑い飛ばしたりすることで、何とか乗り越えるパワーを生み出すことができたり。

 

でもなかなか幼稚園児だと、出来事を受け止め、意味を見出すことは難しくて。

 

自分も悪いところがあるんだとしても、

言われっぱなし、されっぱなしはキツイ。

 

そんなことを思い出したのでした。

 

再び思い出すことができてよかったのかも

娘の幼稚園が始まり、「私の幼稚園時代」も、再び記憶に風穴が開いたような、そんな感覚です。

思い出して愉快な経験でもないんだけど、

「こんなことがあって、嫌だったんだよー!」と言えたことで、

新鮮な空気が入ってきて、

あのときの「つま子4歳」が、少し救われたかな。

 

…と思うのは、

私はこの2つの事件を、親に話していないからです。

話しそびれたか、

話すことで、余計傷つくのを恐れたのか。

説明する言葉を持ってなかったからか。

その全部かも。

 

親にも話さなかったことを、今回、子どもに話すことで、

もしかして、私の心の中の「つま子4歳」も、娘の「マイ4歳」と一緒に、

もう一度幼稚園に行きなおしているのかもしれません。

f:id:umet:20180429071107p:plain

ちょっと変な感じだけど、

娘の幼稚園入園で、私の心の中の「つま子4歳」も、もう一度幼稚園に行き始めたのかな。

 

そんなことを考える春、なのでした。

 

楽しい一日をお過ごしください! 

 

梅つま子

 

 

↓モノだけでなく、心のほうも、シンプルライフ、修行中です。 

にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ

↓暮らしのブログメディア「もの、ごと。」に参加しております。

プライバシーポリシー

© 梅つま子