明日も暮らす。

明日も暮らす。

シンプルで暮らしやすい生活を目指しています。オンライン英会話(英検1級)と空手(黒帯)が趣味。大学院博士課程修了(人文科学)。2児の母。

勝間和代『勝間式 超ロジカル家事』を読みました。生活に反映できそうなことがたくさん。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

おはようございます。

梅つま子です。

 

今日は、この本を読んだレビューです。

勝間和代さんの本をきちんと読むのは初めてです。

 

家事、とタイトルにはありますが、

料理のこと、掃除のことだけじゃなく、お金のことや人間関係のことにまで触れられていて、「毎日の生活習慣への考え方、その作り方の本」として私は読みました。

 

「ロジカル」 のタイトルに敬意を込めて…

普段だらだら書きがちなこのブログ(!)ですが、

私の感想のなかでも、

1.なるほどと思った

2.取り入れたいと思った

3.自分の意思を確認した

この3つに絞って読後の感想を書いていきたいと思います。

 

1.なるほどと思った

「収納破算」

ものを収納し切れなくなった家は、 ソファや床が収納場所と化してきて、

だんだん足の踏み場がなくなっていきます。

私は、それを「収納破産」と言っています。

(中略)

収納の多い家に引っ越すと、一時的には収納破算状態から解放されますが、スペースと時間の問題で、またものがあふれ出しました。

まるで、低カロリーダイエットと同じ現象です。カロリーが低いものを食べ続けると、一時的にはやせますが、正しいダイエット法ではないので、その後、ほぼ必ずリバウンドするからです。(p.154-155)

我が家は今のところまだ収納破産はしていないのですが(…よね?と自分に問いかける。汗)、

キッチンやリビング・ダイニング、子ども部屋がきちんとリセットされないまま翌日を迎えることはあります。

それは、なんというか…いたたまれない感じです。

ダイエットにたとえると、ちょこちょこ食べの間食がやめられない人みたいな感じです(まんま、私のことだよ…!!)

きっちりリセットして、きちんと片付いた空間=何も食べない時間を作る工夫をしないと、この生活習慣はやめられなささそうだな。

収納破算しないのはもちろんのこと、部屋の散らかりも、きちんとオンオフつけられるようにしたいです。

散らかるのはいいんだけど、片付いた状態まで持っていく癖をつけないと、いつのまにか散らかった状態がデフォルトになりそう。

 

コンロ調理とは、「開放空間における調理」

今はヘルシオや温度調整ができるIH鍋、リクック(ノンフライヤー)などの調理家電のみを使い、コンロを使った料理は一切していません。

すると、台所にある変化が起きました。

台所全体が油っぽくなったり、においがつかなくなったのです。

これまで年中掃除していた換気扇周りは、常にピカピカです。

コンロを使わないので、毎日の面倒なコンロ台の掃除も不要になりました。

料理をするときは油も使いますし、魚も焼きますが、油やにおいはすべて、調理家電の中に閉じ込められるので、床の壁や床のどこにも飛び散らないのです。

そのため、台所の床も油っぽくなりません。

コンロを使わないようになって初めて、これまで開放空間で調理をしていたから、汚れが飛び散っていたのだなぁと気づきました。(p.68)

コンロで料理をするのが当たり前だったので、それが開放的空間における調理だなんて改めて認識することもありませんでした。

その点、ヘルシオとかホットクックとかシャトルシェフなんかは、鍋のなかにすべてを閉じ込める、閉塞的空間における調理なんですね。

だからまわりの空間を汚さないのか。

 

フライパン調理に関しては下記のような記述もありました。

鶏肉をフライパンで焼くと、フライパンから来る

「伝導熱」

と呼ばれる、下からあたためる熱しか原則届きません。

そのため、上部と下部の温度差が大きくなり、内部にはなかなか熱が行き届かないことになります。だから、ひっくり返す手間や、ふたが必要になるのです。

いっぽう、これをオーブンレンジで作りますと

「輻射熱」

「対流熱」

と言われるような、具材を全体的に空気で包み込むような熱が生じるため、

まるでかまどのような状態になり、全体をじっくりとおいしく作り上げることができます。

しかも、ひっくり返す必要もないのです。(p.85) 

うーん、なるほど。

確かに鶏スペアリブなんかは、ころころ転がして、じっくり中まで火を通す必要があるんですよね。

そうはいっても、私、フライパンでの料理が好きで…。

好き、と思っているのも、これ、単なる慣れの問題かな? 

勝間さんの書きぶりを見ていると、調理家電はとっても便利そう。

これまで鍋でやっていた料理はすべてIH鍋におまかせ、フライパンでやっていた料理はすべてオーブンにおまかせ、ということになります。

そうすればIHコンロやガスコンロは全く使わなくなるでしょう。

私が今、唯一コンロを使っているのは、伝導熱だけで焼きたい料理、たとえば、オムレツくらいです。(p.91) 

フライパンで作るのが当たり前の料理、たとえば焼きうどんとかも作れるのかしら。 

今は子どもたちはそれほど品数食べないけど、

小学校くらいになって量と種類を食べるようになったら、

何かしらこういうハイテク調理もっと家電取り入れてもいいかな、という気になっています。

 

しかし、まだガスコンロ調理派の私は、今のところ圧力鍋に夢中です。

by カエレバ

 

ストレスを1年以上がまんしない

あらゆる病気の原因にストレスが含まれることからも、もっともいい健康法は、ストレスがかかる人間関係を作らないように努めることです。

人間関係のストレスに対してもあきらめずに、ぜひ、積極的な問題解決を主体的に試みてください。

ストレスを放置すると”怒り”に変わり、怒りっぽい人になってしまいますから。

ロジカル家事の1つの終着点は”おだやかな人”になることです。(p.261)

家事の本でストレスの扱い方指南に出会うとは!

私の考え方の癖で、「人間関係のストレスは自分が悪い」、と思ってしまうところがあるんですけれども、「積極的な解決を主体的に」と言ってもらえると、

まずはとりあえず、自分の身を守ろう!という気になります。

おだやかな人になりたいですもん(笑)

 

続いて、自分の生活にもすぐに取り入れたいこと。

2.取り入れたいと思った

食洗機の乾燥をやめる

あるときふと「高温洗浄するから、洗浄後は自然乾燥でもすぐ乾くはず。この乾燥コースはいらないのではないか?」と思い至ったのです。(p.51) 

なるべく食洗機を稼動させる時間は短めに、と思い、クイックモードにしてはいました。

でも、乾燥はまったくゼロでも確かに問題ないかも。

我が家でも、食洗機を使うのは夕飯後で、取り出すのは朝。

食洗機に入れている数時間の間に乾きそうなので、乾燥はこれからはやめてみます。

 

たぶん、我が家では今のままだとぎっちり食器を詰め込みすぎで、これだと食器が重なり合いすぎて、乾きにくそう。

「食洗機をまわす回数を増やして、乾燥はやめる」の合わせ技なら、現実的だと思いました。

 

 餃子は先に具を載せる

餃子の皮をまな板などの上に広げて並べたら、その上に具をポン、ポン、ポン、と。(p.83)

 

餃子、こうすれば、いちいちスプーンを持つ手間・置く手間がなくなりますね。

この方法なら、最初に場所を広げることさえできればいいわけで、

時短になりそうだし、流れ作業を楽しめそう。

勝間さんはアイスディッシャーを使われているようですが、

我が家の餃子メニューは2、3週間にいっぺんだし、我が家では、ほかに用途がないならばアイスディッシャーの購入は避けたいところ。

とりあえずスプーンで様子を見てみよう。

勝間さんが使われているのはこちら、8ccのもののようです。 

 

by カエレバ

 

 

続いては…自分の生き方にもつながるところ。 

1.自分の意志を確認した

家事の実権を握りつづけよう

家政婦さんは、勝手に物を捨てることも、動かす権限もありません。

権限と責任の範囲の問題で、権限がない家政婦さんが責任を持って働いてくれても、

権限を持つ私が片付けない限り、汚部屋がきれいになるわけがありません。

家事のすべては、権限がある私が責任をもってすべてやるのが、最も効率的で理にかなっていると気がついたのです。(p.28)

家政婦さんを雇っていたのに汚部屋化した、という、やや衝撃的な勝間さんのエピソード。

やっぱり「捨てるのか、使うのか、収納するのか」を判断する人がいないと、

いくら水際でいろいろがんばってもダメなのね。

家族の中で、私だけが片付けたり、掃除したり、というのは腹が立ちそうですが、

自分が実権を握って采配を振るってしまったほうが楽なところはこれからも握っていこう。

そして、家族の誰でもできることを広げて、どこに何があるかを周知させて、使ったら戻すを徹底させていこう!

そしてそのためには夫との意思疎通がとても大事になるはず。

たぶん、私が総監督で、夫が総支配人…あれ、逆かな?(笑)

 

これからも自宅になるべくいたい

家を散らかさないコツは、あまり家を空けないことです。

家にいる時間が短くなるほど、家は散らかります。

最低でも週に1回は、丸一日家にいるようにすると、家の中が整うようになります。

(中略)

普段の平日は、起きて家にいる時間を3時間は確保するようにしています。

3時間は私の中で、 家をきれいに保つための損益分岐点です。(p.127)

これ私も実感としてあります。

仕事を辞めて家が整うようになったし、外出が続くと家が荒れる。

出かける前にささっと。そして寝る前にもささっと…とできればいいけど、

子育て中の生活だと「出かける前」「寝る前」は、片付け時というよりはむしろ、散らかり時のような気がします…!

「出かける前」「寝る前」にいかに散らかさないようにするか、考えないとなあ。

インドア派の私はますます、「これからもインドアでいよう」と思うのでした。

 

車、いらない

週1回、もしくは1回未満なら、手放したほうがいいでしょう。

車のような資産は、稼働率が30%を超えないと元を取れません。

たとえば週1回、車で乗って行く先が最寄の駅や近くの病院なら、タクシーを利用したほうが安くすみます。(p.188)

ペーパードライバーを脱しようと思ってがんばっていた時期もあったけど、

今、ホントに車乗りたいか?と言われると…。

ちょっと気持ちが変わってきました。

自分の事故、もらい事故。そして事故の対応を考えると。

普段から冷静さに欠ける傾向のある私が交渉場面に立つのは恐怖すら感じるし、

そもそも練習したところで、高速道路に乗れるようになるとは思えません…。

自転車や電車でも行ける範囲のところにしか行かないならば、車を持つ必要ってあるのかな…。 

 

今乗っている車を廃車にするタイミングで、我が家はノーマイカーライフを推したいと思います。

 

おわりに

普段、ロジカルの対極、いわばエモーショナルの海を泳いでいるような私ですが、

この本を読んだら、自分がしていることの意味を考えたくなりました。

 

看護師の友人が、看護実習中、常に「その根拠は?」と問われる!と言っていたことを思い出しました。

自分の行為がどんな結果をもたらすのかを先回りして読み取り、

どんな結果を求めてどんな行為をすればいいのか考えなさい、

という指導だったようです。

 

私は普段から家事をしている最中、「その根拠はっ?」と自分に厳しく問いただすことなどほとんどなく、

深く考えずにモノ置いたり、適当な順番で洗い物をしたりしていることが多すぎて。 

 

そのつどそのつど考え直すのは頭がパンクしそうだけど、

あらかじめロジカルに考え抜いた方法を、自動的に行動に移せるようになると、

家事はかなり省エネで進みそうだなと思います。

 

非ロジカル人間が読んだ、ロジカル家事の本。非常に新鮮で学びが多い一冊でした。

 

 

今日もいい一日になりますように!

 

↓モノだけでなく、心のほうも、シンプルライフ、修行中です。 

にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ

暮らしのブログメディア「もの、ごと。」に参加しております。

 

プライバシーポリシー

© 梅つま子