明日も暮らす。

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シンプルで暮らしやすい生活を目指しています。オンライン英会話(英検1級)と空手(黒帯)が趣味。大学院博士課程修了(人文科学)。2児の母。

【停滞中】育児ポートフォリオが書きづらくなってるので、その原因と対策を考えてみました。

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おはようございます。

梅つま子です。

 

当ブログをご覧くださっている方のなかで、お気づきの方がいらっしゃるかどうか…なのですが。

ここしばらく、「育児ポートフォリオ」を書いておりません…!

絶賛サボっております…!

(絶賛はおかしいか。笑)

 

あ、育児ポートフォリオというのはですね。

梅つま子が2016年2月から書き始めた、子育て記録のようなものです。

 子育て-育児ポートフォリオ カテゴリーの記事一覧 - 明日も暮らす。

今年の5月に書いたのが最後なので、6月、7月、8月と、

もう3回スルーしているようです!

あらら!あかん!

 

 

今回、考えることになったきっかけ

さすがにこのおさぼり傾向を自分では気づいていたものの、

どうしようかな~。

と、思うくらいで留まっていたのです。

 

それが先日、育児ポートフォリオの話題で、ブログ友達のやっさんに絡んでんでいただきまして!(後述するめぐちんさんとの会話に誘ってもらえました)

 

やっさんは、育児ポートフォリオの意義を、あるいは私以上に落とし込んでくださっています。

やっさんのブログから引用しますね。

育児ポートフォリオとは??
子どもの成長と自分の成長を毎月振り返ることで、以下のような効果を狙っています。

1.子どもの小さな成長に気づくことができる。
2.子どもだけでなく自分の成長にも気づくことができる。
3.無我夢中で忘れやすい日々を後から振り返ることができる。
4.毎月の自分の目標(どんな小さなことでも)を意識するようになる。

育児ポートフォリオNo.21 〜2歳2ヶ月の記録〜|やっさんたっさんの子育て隊

この要約力よ…!やっさん、優秀すぎやしませんか?

 

そして、ツイッター上でやっさんとお話されてためぐちんさんが、すぐに私の育児ポートフォリオの記事を読んでくださって! 

早速読んでくださって、あなうれしや~!

しかも、最初のところに注目してくださって。 

 

こうやって、せっかく育児ポートフォリオを続けて書いてくださる方がいて、興味を持ってくださる方がいるのに、私が足踏みしているのはなんとも歯がゆい!

というわけでちょっと今回「ポートフォリオを書く営み」についてふり返ってみよう、と思ったのでした。

 

そもそもなんで書き始めたのか

こちらの記事に書きました。

 育児ポートフォリオを作ってみよう。自分に対する6つの質問。 - 明日も暮らす。

 

この記事に書いたのは、こういうことでした。

 ■子どもって、昨日と今日は大差なくても、ひと月前、ふた月前とはかなり違っている

■でも残念なことに、ほとんど覚えていない。子どもが、例えば5,6か月の時に、どんな生活をしていたのか。私自身が何を考えていたのか…。

■ほんとはもっと、ふり返って、積み重ねていきたい。

子育てで自分自身も成長しているはずで、それを感じたい、自分がやったことをきちんと価値づけたい

■それで、じゃあどうしたらいいかと自分なりに考えたのは、自分が子育てに向き合って考えたことや、試行錯誤の結果は残しておこうということ

■定期的にふり返るためには、同じ項目で書いていったほうが、違いに気づきやすいし、自分の頑張りを認めやすいのではないかと思い、いくつかの質問を、これから定期的に、自分に対して、してみることにした

私の知る限りで、前述のやっさん のほか、スミカさん、あーるさんも「育児ポートフォリオ」の名前でブログ記事を次々とアップしてくださってます。

(私が知らないところで書いてくださっている方がいらしたらすみません!教えていただけたらありがたいです。)

私が足踏みしている間にも…!ありがとうございます。

 

ちょっと脱線して、育児ポートフォリオの理論的根拠について説明します

私が育児ポートフォリオなるものを書き始めたいきさつについてもう少し触れてみます。

実は前職で「アカデミック・ポートフォリオ」「ティーチング・ポートフォリオ」というものに、触れていたことが理由です。

かねてから、これらのポートフォリオ、

「これ、育児に応用できるだろうな」と思っていました。

それを実践した感じです。

 

by カエレバ

ただし、本物のアカデミック・ポートフォリオ、ティーチング・ポートフォリオは、場合によっては何十枚もつづっていく長いものなので、そんなに長いものを推敲しながら書く生活を送っていない主婦の書くものとしては、決定的に合いません。

そこで「育児ポートフォリオ」は、「アカデミック・ポートフォリオ」や「ティーチング・ポートフォリオ」と比較して圧倒的に圧縮して、「質問事項を設定して自分に問う」というスタイルにしています。

 

by カエレバ

こちらの書籍『ティーチング・ポートフォリオ導入・活用ガイド―文書例付 大学教員の教育者としての業績記録』に書かれているティーチング・ポートフォリオの定義は、

「教員が、自らの教育活動について振り返り、自らの言葉で記し、様々なエビデンスによってこれらの記述を裏付けた教育業績についての厳選された記録」(p.12)

 とされています。

これをそのまま育児に置き換えると、

が、自らの育児活動について振り返り、自らの言葉で記し、様々なエビデンスによってこれらの記述を裏付けた育児業績についての厳選された記録」

 とでもなるでしょうか。

しかしトリッキーなのは、「エビデンスによって裏付けた」というところ。

教員の教育的活動は、自分の努力と成果が、比較的、線で結びつけやすいものです。

(例えば、こういう研究をしたらこういう成果が出たとか、こういう取り組みをしたら学生の成績が伸びたとか。)

そのため、「ティーチング・ポートフォリオ」では、一貫したストーリーを作りやすいといえます。

他方、育児においては、努力と成果を直接結び付けにくいと感じています。

一例を挙げれば、お風呂に入るのを嫌がる子に、いくら言っても聞かなくて、あきらめかけたころにある日突然すんなり入るように…みたいな。

子育てにおいては、どれだけやってもいかんせん成果が出ない課題もあれば、特に策を弄せずともクリアしてしまうようなこともあったり。

自分の注力(親の心)と、結果がうまく合致しない(子知らず)的な?

また、「子どもがこうなったのは自分の努力のおかげ」と結論付ける性急さもありそうで。子どもの成長のすべては自分の手柄、と考えると、支配的な親になってしまいそうな危険も感じます。

 

このあたりは慎重に考えたほうがよさそう…というかちょっと懐疑的でもあります。

親が望んで、努力したとおりに子どもが育ったら、子育てというのはそれほど苦労はないわけで。そこが直線じゃないところが、子育てなんですよねえ…。

 

とはいえ私は、「が、自らの育児活動について振り返り、自らの言葉で記し」「厳選された記録」あたりには、非常に価値があると思ってます。

だから私は「育児ポートフォリオ」という名前をつかうのに魅力を感じるところなのであります。

(エビデンス云々を抜かしてしまったところで、それでも「ポートフォリオ」としてよいのかどうか。毎月、記録を重ねるだけのものを「ポートフォリオ」と言っていいのか。もするけれど…このあたりは、本来はもう少し考察が必要そうです。うーむ。)

 

私自身は、「アカデミック・ポートフォリオ」や「ティーチング・ポートフォリオ」から、「育児ポートフォリオ」への着想を得ているため、その原点に照らして、自分なりの「育児ポートフォリオ」の定義を考えたいと思っています。

他方、ポートフォリオの原義は、「画家や建築家などが自分の作品を綴じ込むのに使う紙バサミ(『ティーチング・ポートフォリオ導入・活用ガイド―文書例付 大学教員の教育者としての業績記録』p.11)」なので、自分の紙バサミに何を入れても自由なように、「育児ポートフォリオ」を、書く方が独自にいろいろ工夫されることには、問題はないと考えています。

 

ちなみに。

付箋を使ってA3のシートに書き出す「簡易版育児ポートフォリオ」というのもちょっと作ってみたことがあります。こちらは、自分なりの育児のテーマが、チャート的にわかるように作ってあるもので、自分なりに「バージョン1」といえるくらいのものにはできているのですが、ブログでその全容や手順を公開するのには困難を感じていて、要改善のまま、日の目を見ないことになっています。。。

 

話は戻って、わが育児ポートフォリオ。

その後、毎月記録を欠かさず、No.28まで書き溜めました。

つまり、2年と4ヶ月! 

 子育て-育児ポートフォリオ カテゴリーの記事一覧 - 明日も暮らす。

 

なぜ書きづらくなっているのか、理由を自己分析

2年4ヶ月続けてきたものの、ここに来て筆が止まったのには、理由があるはず。

ふだんちょっとふたをしている自覚のある感情に、今回、光を当ててみました。

 

大小さまざまに、私が育児ポートフォリオを書きづらいと感じている5つの理由が思い当たりました。

 

1.書くのがしんどいときがある

私は自分のなかで、出来事が「過去」にならないと書くことができないタイプでして。

出来事を自分なりに落とし込めないと、誰かに話したり、ブログに書く気にもならないのです。

これを顕著に感じたのが、息子が川崎病に罹患したとき。

経過が落ち着いてから出ないと書く気持ちになれませんでした。

「毎月、その月にあったことを書く」 というのだと、自分のなかで経験を言葉に落とし込めないときがあります。

少し早すぎるというか。

かといって、時間が経つと忘れてしまうので…このあたりはジレンマです。 

 

2.義務感で書いていたかもしれない

ポートフォリオを書き始めて気づいたのですが、私あまり見返さないのです。

新しいポートフォリオを書くときに書く程度。

積極的に読み返したい、というほどのことはなく。

その結果、ちょっと惰性で「恒例だから、書かなきゃいけないから」という気持ちになりがちだったかもしれません。

ほかに書きたいことがたくさんあるなかで、育児ポートフォリオ書きたい!という気持ちが心底沸いてたか?!と、自問してしまいます…。

 

ただ、この間、ちゃるめんさんの育児日記が出てきた話(抱腹絶倒)を読ませていただき、「私の今書いているものも、10年くらい経ったら読み返したいものになるかも」と思いました。

私がちょっと結論を急ぎすぎているのかな?

www.charumen.com

 

まあ、そうだとしても「未来の自分が読むだろうから」と思って書くのも、ちょっと義務的になってしまう気がします。

それは嫌なので、ポートフォリオを書くならば「今現在、書くことが楽しく、今の時点で意義が感じられるもの」にしたいと思います。

 

3.特筆すべきことがあまり思いつかない

「えええ?」って思われるかもしれませんが、前月と比較した子どもの変化、あまり気づかないことがあり…。私の感性、ザルすぎる!

…と、こう書きながら「いやあるでしょ!」とセルフ突っ込みを入れています。

うん、冷静に考えると、子どもの成長は毎月たくさんあります、たくさん。

でも反省なのですが、生活のなかで、子どもの成長にひたれる時間を作って「先月できなかったのにこれを今月できるようになったなあ…」と認めることをあまりしてないんですね。

これは私の時間の過ごし方の反省のようなところもあります。

日々余裕がないんだけど、余裕を生み出す方向へと努力もしていないというか。

私には、「育児ではないところで自分を忙しくしたい」という欲求があるんです。

その結果、めでるべき子どもの成長に目を向けてない傾向があるから、気をつけないと…。

 

4.ありのままを書けているのか

育児ポートフォリオを書く上では、「このことなら書ける」と私が判断した内容を選んでいるわけで。つまり、自分にとって表に出してもいいことを書くわけで。

その結果、比較的「よき行い」の部分を書くことになりがちです。

そうすると、私の書いたことが、どなたかのプレッシャーになっていないのか…?

プラスナップはともかく、育児に関しては、誰からも参考にしてもらえるようなトップランナー的育児(ってものがあるならば^^;)をしていないので、無用な心配をしているかもしれません。

 

「いいこと」ばかりに内容が偏りすぎないようにしないと…と思うのですが、前述のとおり、私には、「過去になったと感じられるもの」を書きたいという思いがあるので、「現在進行形でいらいらしている、心配している」ことに関しては、書きづらさを感じます。

 

5.育児を後景にしておきたい

専業主婦になって2年超。

育児が生活の中心ではあるけれども、私の関心の中心に育児をおきたいわけでもないようです。

「育児より育自がしたい」と気づいた今、ポートフォリオを書くならば、「育児ポートフォリオ」として子どもたちを中心に据えるよりも、「育自ポートフォリオ」にして自分の取り組みに光を当てるほうがいいような気がします。

 

この先、どうしていきたいのか

ここまで書きながら考えてみて、育児ポートフォリオを「すっぱりやめたい」、というよりは、「工夫して続けたい」という気持ちに傾いています。

書くならしっかり、私の「ザル(の目のように粗い)感性」の網目を細かくして、子どもの成長を感知するアンテナを動かしたほうがよさそう。

 

そして、私がこのブログを書く上で焦点を当てたいのは子どもではなく、あくまでも自分のことだというのははっきりしています。

なので、そこはポートフォリオにも反映させたほうがいいと思いました。

さらに、今私が書きたいものであること。書くことで、有益さを感じるものであること。

願わくば、「育児が楽に、そして楽しくなるようなもの」

そんなものを志向したいので、そのあたりの工夫が必須です。

 

終わりに

ポートフォリオを書き始めたのは、娘が2歳半のとき。

あと半年あまりで、息子もそのときの年齢になるとは!

だからもう少し続けると、二人のことを理解する上で、もっといいかも。

 

継続していることを何でもかんでも「もったいない」としてしまうのは惰性だと思うけど、育児ポートフォリオに関しては、未来の自分が「それもう少し続けておけば?」といっているのを感じないでもないので、自分らしく続ける方向で考えてみます。

 

こうやって考えることができたから、足踏みしていた3ヶ月も意味があったかな。


…というわけで、ここまで考えてきたことを反映した、「(仮)新・育児ポートフォリオ」を、また近々書き始めることができるように、水面下で準備する気持ちになったのが、成果です。
 

育児ポートフォリオが広まるといいな~と考えています。

そのために、私が準備できることは、なんだろう。

これから何か「育児をしている今、記録を書きたいな」と思っていらっしゃる方が「これならやれる!」と思えるような フォーマット的なもの、一例になるものができるといいのかしら…??

 
書く書く詐欺にならないようにします!!

 

今日もいい一日になりますように!

 

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