明日も暮らす。

明日も暮らす。

シンプルで暮らしやすい生活を目指しています。 2013年に娘を、2016年に息子を出産した2児の母。東京近郊在住です。 大学院修了後、教育関係の仕事に就いていましたが、現在は専業主婦です。

自分をダメにしないための、3つの「じ」について。(『オプションB』感想)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

おはようございます。

梅つま子です。

 

最近読んだ本の話です。

読んだのは、こちらの本です。

OPTION B(オプションB)

シェリル・サンドバーグ/アダム・グラント 日本経済新聞出版社 2017年07月21日頃
売り上げランキング :
by ヨメレバ

 

 

レジリエンスという言葉との出会い

私は、2016年3月まで大学に勤めていました。

 

大学では、キャリア相談などの形で、教職員にカウンセリングの機会が与えられていたので、私は学内のカウンセリングを定期的に受けることにしていました。

 

毎回同じ相談員の方に聞いていただいたのですが、

とてもいい関係でいてくださったので、

退職の際は感謝と、ご挨拶のメールを送りました。

 

お返事に、その相談員の方からいただいた最後のメールには、

私のことを評して、

「言語化して整理されることで、ご自身のお力を深められ、

現実との折り合いのつけ方を思考され、レジリエンスも

養ってこられた賢い選択をされていると思います。」

と書いてくださって。

(自分の力が足りなくて退職に至った…と、強く思っていたときだったので、このメッセージには涙出ました!今読んでもウルッとします。。。)

 

そのときから、「レジリエンス」は気になる言葉だったのでした。

 

前出の『オプションB』は、以前図書館で借りたことのある本でしたが、

借りたはいいものの、なぜか手につかず。

読めないまま貸し出し期限を過ぎてしまい、読まないうちに返却することになってしまいました。

(そういうことがよくあるのです。)

 

ところが先日読者になった、おたまさんのブログで、

おたまさんのこの本のレビューがあったのです。

www.shiratamaotama.com

 

おたまさんは、ご友人に薦められたとのこと。

一気に勝手に親近感が増し、

もう一度本を借りて、今度は読破するにいたりました。

 

読んでよかったです!!

 

おたまさんのブログより。

この本は、 FacebookのCOO(最高執行責任者)であるシェリル・サンドバーグ氏が最愛の夫を突然失い、悲しみと絶望の日々を過ごし、そして立ち直った実体験にもとづいて書いた本です。
「人生の喪失や困難への向き合い方、逆境の乗り越え方」について具体的かつ説得的に書かれています。配偶者や子どもを失った人だけでなく、レイプ被害者や深刻な病気を抱える人、ホロコースト生存者など、様々な困難に直面した人が登場します。

絶望からの立ち直り方 - おたまの日記

 

人が苦難から立ち直るのを妨げてしまう3つのP

おたまさんのブログにも取り上げられていますが、

本書(p.21に初出)には、3つのPがキーワードとして出てきます。

 

本書は英語で書かれているので、Pは、3つの英単語の頭文字です。

 

Personalization(自責化…自分が悪いのだと思うこと)

Pervasiveness(普遍化…あるできごとの余波が人生のすべての側面に影響すると思うこと)

Permanense(永続化…あるできごとの余波がいつまでも続くと思うこと)

 

(もともとは、マーティン・セリグマンという心理学者の研究からのものらしいです。

邦訳されている本では『オプティミストはなぜ成功するか』という本に言及がありそう。)

 

つらいできごとが「自分ひとりのせいではない、すべてではない、ずっとではない」ことに気づけば、子どもも大人も立ち直りが早くなることを、多くの研究が示している。

ネガティブなできごとを自責化、普遍化、永続化しない人は、うつになりにくく、状況によりよく対処できるのである。

OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び (日本経済新聞出版)』(p.22-23)

 

なのだそうです。なるほど。

 

感覚としてよくわかります。

ネガティブなできごとの直後は視野が狭いし、

自分がもっとこうしていれば…と考えがち。

 

著者のシェリルさんによれば、

「ごめんなさい」という言葉を多用するのは自責化のあらわれであり、

「決して」「ずっと」のような言葉は、永続化のサインなのだそうです。

 

多くの人に共通して、ネガティブなできごとの後の反応として、

そういう考え方に陥ってしまうのではないかなと思います。

 

自分にも身に覚えがあることなので、

もっとわかりやすくして、今後の自分の人生に生かしたいなと思いました。

 

まず、これらは英語なので私にとってはわかりにくいです。

personalizationやpermanenceはまだしも(綴りは怪しいけど)、

pervasivenessは私の語彙にはないので、

日本語にします。

 

3つの「じ」にする

personalizationは、自分のこと。

pervasivenessは、人生すべてに及ぶこと。

permanenceは、このあとの時間ずっと、のことなので、

「自分、人生、時間」すべてに共通する「じ」で、

 

じぶんのせいではない

じんせい終わりではない

じかんが経てばよくなる

 

で覚えることにしました。

これが、苦難から立ち直るのを妨げる3つのPを

つま子的にアレンジした、

苦難から立ち直るのを促進する3つの「じ」です。

わかりやすく、”自分をダメにしないための、3つの「じ」”とでも覚えておくことにします。

 

この本の事例では、「最愛の夫の突然死」という事態ですが、

配偶者の死には匹敵しないようなことでも、

「自分のせいではない、人生終わりではない、時間が経てばよくなる」は、

嫌な目にあったときの痛み止めくらいには、効いてくれる気がします。

 

人間関係でうまくいかなかったとき、

大事なものをなくしてしまったとき、

仕事でミスをしてしまったとき。

 

あらゆるときに、自分に向けてつぶやこうと思います。

 

レジリエンスは、これから身につけていける

日本語では「回復力」と表現されることが多い、レジリエンス。

これは後天的に育てていける力なのだそうです。

レジリエンスは生まれつき備わった性格特性ではない。

レジリエンスを身につけることは、生涯にわたるプロジェクトなのだ。

OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び (日本経済新聞出版)』(p.155)

これはうれしい!

この文章を見つけたとき、私はとてもうれしかったです。

 

苦難のような、自分のコントロール外でやってくる「できごと」とは違って、

あくまでも自分の中にある「力」が、レジリエンスなのだそうです。

悲劇は自分のせいではなく、すべてにおよぶわけではなく、ずっと続くものでない。

しかし、レジリエンスはちがう。

私たちは生涯を通して自分の力でレジリエンスを育み、すべてに広げ、永遠にもち続けることができるのだ。

OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び (日本経済新聞出版)』(p.248)

 

ああ、つまり。

苦難から立ち直るのを促進する3つの「じ」と、

レジリエンスは似通うものなのだとわかりました。

 

苦難から立ち直るのを促進する3つの「じ」は、

じぶんのせいではない

じんせい終わりではない

じかんが経てばよくなる

ですが、

 

レジリエンスは同様に、こう説明できる。

じぶんの力で

じんせいのあらゆるできごとを通じて

じかんを超えて

育む力。

 

「じぶんのせいではない、じんせい終わりではない、じかんが経てばよくなる…」

と考えることができたら、その態度そのものが、

私のレジリエンスを大きく強くしていってくれるんではないかな!と思ったのでした。

 

人生の何を通しても鍛えることができる、自分に所属する力。

死ぬまで使うことができる力。

自分を苦境から這い上がらせてくれる力。

なんてかっこいいんだろう、レジリエンス。

こういう概念、大好きです。

f:id:umet:20201216110033p:plain


 

その他にも、役に立つ知見がいっぱい

一度借りたときに読めなかったのは、翻訳書独特の文章で、

どこが大事なところなのかよくわからなかったのもあります。

実用書なのか?自伝なのか?

「どう読んだらいいかわからない…」と思っていたのですが、

一度ペースを掴むと、どんどん読める本でした。

 

慣れてくると、あらゆるページに、有意義で深い知見がちりばめられていました。

 

たとえば「睡眠」について。

人は疲れると心身ともに弱り、怒りっぽくなり、喜びを感じるためのエネルギーがなくなってしまう。

逆境にあるときは力をふり絞らなくてはならないから、睡眠はより重要になる。

OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び (日本経済新聞出版)』(P.170)

 

「リフレーミング(できごとを別の視点からとらえ直すこと)」について。

自分が自分の障害にどう反応するかで、人の反応が変わることを知った。

つまり、自分が周囲からどのように思われるかは、自分自身でコントロールできるのである。

OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び (日本経済新聞出版)』(p.151)

 

また、「関係」について。

どんな関係にも当事者が三者いる。

「自分」、「相手」、そして「関係」そのものである。

「関係」も、守られ育まれなくてはならない、意味のある実態なのだ。

OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び (日本経済新聞出版)』(p.244)

 

上記には、シェリル自身の実体験や、シェリルのインタビューに応じた人の体験が含まれていますが、こういうこと教えてくれる本ってあまりない。

読者がその人の関心によって知恵を拾うだけ拾える、価値のある本だなあと思ったのです。

 

本書のベースにあるのは、「最愛の夫の死」。

シェリルの混乱、家庭において、仕事において、友人において…

そして時間が流れ、気持ちが整理されていって…

シェリルの混乱と、再びの秩序の獲得を追体験しているように思うので、

読者としても、動揺や、高揚を、(そしてシェリルのトラウマ後の成長を!)自分のものとして感じることができたと思います。

 

おたまさん、ありがとうございます。

一度は読めなかった本でしたが、読み直すきっかけになりました。

つま子

2度目になりますが、言います!読んでよかったです

OPTION B(オプションB)

シェリル・サンドバーグ/アダム・グラント 日本経済新聞出版社 2017年07月21日頃
売り上げランキング :
by ヨメレバ

今日もいい一日になりますように!

 

*:..。o○ 応援クリック、ありがとうございます ○o。..:*

 にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

プライバシーポリシー

© 2016-2019 梅つま子