明日も暮らす。

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シンプルで暮らしやすい生活を目指しています。オンライン英会話(英検1級)と空手(黒帯)が趣味。大学院博士課程修了(人文科学)。2児の母。

初対面の相手と結婚するってどうなんだ?「マッチングの神様ー結婚実験リアリティー」を観ました。

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こんにちは。

梅つま子です。

 

アマプラで、ちょっと興味深いリアリティーショーを見ていました。

タイトルは、「マッチングの神様ー結婚実験リアリティー」です。

 

 

アマゾンの説明によると、

恋愛に悩む10組20人の男女が、初対面の相手と結婚する実験的番組。

専門家や神経心理療法士が独自の理論で2人をマッチングし、出会ったその日から結婚生活を送らせる。

お互いを知ることから始めることになった夫婦は、「交際0日間」という特異な結婚から、真実の愛を実感できるのか?

 マッチングの神様ー結婚実験リアリティー#2 新婦が寝坊!?

というもの。

英語の原題は「Married at first sight」。

結婚式、あの「誓いますか?」の場面、あそこで出会うのが、

新郎新婦の初対面というわけです。

 

いや、ダメでしょ

 

と言いたくなりますが、

アメリカで始まり、その後世界各国で、その国バージョンのシリーズが作られたようです。

今回アマプラで公開されているのは、オーストラリアのもの。

ヨーロッパ各国、そしてイスラエル、南アフリカといった国でもシリーズが作られているようですが、アジア版はまだない模様。

「だろうね」と言いたくなりますが…。

 

考えてみれば、ほんの5~60年くらい前までは主流だったお見合い結婚も、

初対面でほぼ結婚ということはあり得る…。

 

それに、ものすごく時間をかけて選んだからといって、

結婚生活が必ず幸せな結果となるかといえば…?

 

そう考えると、

いやダメでしょ、が、

いや、ありかも?

とも思える。

 

いやしかし、お見合いは親とか親戚とかに入念にアレンジされた結婚なわけだし、

やはりアジアでは結婚は、2人が決めることというよりは、

家と家との間ものと考えられているからかなあ…などとも思う…。

 

バチェラーシリーズも似たようなところがあるけれど、

この番組は、最終的に結婚するわけじゃないですし、

パートナーを選ぶその過程が長いので、

似て非なる趣旨の番組ですね。

 

www.tsumako.com

 

バチェラーでは一組のカップルしか誕生しないのに対し、

マッチングの神様は全員に、向き合うべき相手(しかも、相性がいいはず、とのエキスパートからのお墨付き)がいます。

 

そこが大きな違い。

あと、「御曹司と美女」じゃなくて、普通の人が出てくるのは親しみやすいかも。

 

この番組、

「英語の勉強になるし、ちょっと見てみるかあ(オーストラリア英語です)」

という気分で見始めたのが、

すっかりはまってしまい、

結局、公開されている17エピソードすべて見てしまいました!

 

 

英語の勉強になる

「英語の勉強になる」と思って見始めたのですが、

本当に勉強になりました!

 

オーストラリア英語は、

アメリカ英語ならエイと発音するところ、アイという発音になるのですが、

慣れてくると聞きやすかったです。

 

自分でも「おお…不思議と聞き取れる…!」という感覚がして面白かったです。

 

ちょっと面白い言い回しをたくさん学びました。

 

what's your take on?        あなたの見解は?あなたの考えは?

the world doesn't revolve around you        世界はあなたを中心に回ってるわけじゃない

shoot oneself in the foot        墓穴を掘る、自ら災いを招く

 

結婚ってこういうもの、という理解も深まりましたねえ…。

マッチングの神様というタイトルですが、

やっぱりすべてのカップルを幸せに導くのは難しいわけで。

hit the jackpot(大当たり)と感じる人もいれば、

すぐさま結婚がin crisis(危機的状況)に陥ってしまうカップルもいました。

 

参加者同志の交流もあるので、1対1の会話も聞けるし、グループでの会話も聞けるので、英語学習者としてはいい教材です。

 

 

結婚は当然、1対1なのですが、

グループダイナミクスが関係に与える影響を見るのも面白かったです。

 

成長していくのが面白い

参加者たちは多かれ少なかれ、普通にパートナーと出会うことに限界を感じて、

それで恋愛エキスパート(この番組のホスト的存在)にゆだねようと本番組に参加しています。

 

そういうわけで、最初から、

「自分の恋愛はこういうパターンで終わる」とか、

「自分にはこういう傾向がある」

と気づいている人も。

あるいは、パートナーや恋愛エキスパートに指摘されて、自分の問題に向き合っていきます。

 

過去に傷ついた経験があるとき、自分を開いていくのは怖いものですが、

正直に認めて乗り越えようとする姿勢はとても好ましいものでした!

このあたりはバチェラーシリーズでもいつも感じていたことです。

 

すべての恋愛に当てはまることではないでしょうが、

私がこの番組で学んだことは、こんな感じです。

 

・先入観や第一印象での決定的な不快感は覆しにくい

・相手への期待や、自分の過去の打ち明け話は、少しずつ、そして適切なタイミングを選ばないと関係が壊れる

・人前でパートナーを否定する態度はパートナーの信頼を決定的に失う

・パートナーを安心させるのは「自然体のあなたが与えてくれるものに私は満足している」というメッセージである

・女性が、自分やパートナーの過去に重きをおく(知っておいてもらいたい、知りたい)ほどには、男性はパートナーの過去に価値を感じていないこともある(知りたくない、聞きたくない、関心がない)

・パートナーとの関係で傷ついた後であっても、それでも相手が大切な人であると思える場合、関係の再構築はありうる

・相手の気持ちに核心が持てなかったり、相手の態度に不満があるときに、つい相手を試すようなことを言ってしまいがちであるが、概して逆効果である

 

「いきなり結婚する」というトンデモなセッティングではありますが、

真摯に自分と相手に向き合い、成長していく参加者の姿は感動的で、

意外と、すごく教訓的な番組なのかもしれません。

 

ただですね…、

エピソードが進むにつれて、番組としてどうにも「!?」な展開になっていったのは、

ヤバい性格の参加者がいて…。

 

atrocious        凶悪な、最悪な、邪悪な
brutally honest        正直で人を傷つけるのをいとわない

 

と評されるこの参加者、

「自分のことしか考えない。他の人のことなんて知らない」

という態度を貫き、周りの参加者を思い切り巻き込んでいきました。

 

そのおかげで、

(私の中で)最初に「うーんちょっとこの人は…どうなの?」と思っていた人が、

後になってものすごく好感度が上がったり、その逆のことが起こったりしました。

 

見方によっては、あまり胸糞のよろしくない展開になったような気もしますが、

それはリアリティーショーとしては美味しい展開だったのか…。

 

 

気になる方は、観てみてください…!

 

エキスパートの質問が良い

カップルは1週間ごとにで、

それぞれ、「STAY(=この関係を続ける)」か「LEAVE(=終わりにする)」かを選ぶことになります。

 

そのときにエキスパートが、

「今週はどうであったか」を、参加者一人ひとりに尋ねるのですが、

なかなかいい質問をし、場合によっては、次週に取り組むべき課題を与えます。

 

私が一番、いいなと思ったのは、

「あなたの立場に置かれている親友に、あなたはどういうアドバイスをするか」という質問です。

その質問によって、この参加者はハッとし、傾きかけていた心をもう一度見つめなおすことになります。

 

一視聴者として見ていて、私はこの参加者の思いに共感していて、

「当然だろうな、気持ちが離れるのは。この人はここでLEAVEかな」と思ったのですが、エキスパートからのコメントがだいぶ効いたみたいでした。

かいつまむと、

「すごくつまらないことにこだわって、大事なものを失おうとしている」というメッセージでした。

これは私もなんか似たような傾向があるかも…と思って、忘れがたいシーンです。

 

エキスパート、いい質問で、参加者に振り返りをさせてくれるし、

さすがエキスパートだけあって、関係の中で何が起こっているかを把握し、鋭く要点を突いてくるので、

もっと頻繁に参加者にカウンセリングしてあげてほしかった…。

もしもう少し参加者が相談を受けられていたら、違う結論になったカップルもいたんじゃないかなあと思います。

まあ、そんなこといってもしょうがないのでしょうが…。

 

終わりに

この番組を見ている間、

「なんかあまりお上品じゃないリアリティーショーを、私ってば飽きもせずまた見てしまっている…」と、自分では思っていたのですが、

思いのほかいろいろ考えさせられている自分がおります。笑

ほんと、意外なほど学べる番組だったのですよ。

 

あと一言気づいたことを付け足すとすれば、

参加者の文化的バックグラウンドは多様だったこと。

オーストラリアの多文化主義は知っていたけど、ここまでとは!

今回の参加者も、フィリピン、インド、タイ、イタリア、ギリシャにルーツを持つ方が参加していました。

一言でいうと、相手の文化への寛容さと理解がすごくある。

 

そして、結婚についても、相手の文化が自分と違っていて、関係性がなんとなくうまく行かないときでも、

文化の違いを結婚がうまく行かない理由にはしていないことが衝撃でした。

 

「彼の文化は~だから理解できない」

ということばは、少なくとも編集された番組のなかでは、一言も出てこなかったです。

 

文化の違いというよりは、過去が違うこと、性格や考え方が違うことを理由にしていて、それは見ていてなんか気持ちがいいところでした。

もちろん、この番組しか見ていないので、結論づけるには早いし浅いのですが、

私にとっては発見でした。

 

オーストラリア…どういうところなんだろう。

もっと深く知りたい!

 

今はなんだか、

大学の「異文化コミュニケーション」系の授業のカリキュラムを自分で立てて、自分ひとりで受けて、自分でファイナルレポートを書いているような気分です。

 

「異文化コミュニケーション」

この授業では、オーストラリアの人気番組「Married at first sight」を視聴し、参加者の発言から結婚のあり方、パートナーとの関係性の築き方について考察する。同時にオーストラリアの英語ならびにオーストラリアの多文化国家としての実態についても触れる。履修者は当該番組を授業外に視聴してくること。授業内では積極的な意見交換を求める。

 

みたいな感じでしょうか。

(積極的な意見交換…。履修者、私一人だからできない。笑)

 

つま子

他の国のシリーズもアマプラで公開してくれないかしら…と思うのでした

 

アマプラいつもありがとう…!

 

今日もいい一日になりますように!

 

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