おはようございます。
梅つま子です。
4月、桜も散り、新しい季節が始まっています。
毎度のことですが、私は長期休みの季節が苦手で。
子ども達が大きくなるにつれて少しずつラクにはなっている。
さはさりながら…さりとて…、
ひとりの時間が主食の私には、気持ちの細る季節です。
(身は太る。)
手帳も開けず、本も読めず。
いつもよりもちょっと浅瀬で生きる。
「本はほとんど読まないし、ブログなんてやったこともないです」
みたいな性格の人にちょっとなりかわるような気がします。
そして長期休みが終わると、
術の解かれた人のように、「はっ。」と我に返り、
手帳を開き、読みたかった本と再開し、
「いつもの私の性格」にカチャッと身を合わせて生きていくんだ。
わたし、おかえり…!!!
帰ってきた私は、台東区にある一葉記念館に、
大学時代の友人と一緒に行ってきました。
最寄り駅は日比谷線の三ノ輪です。初めて降り立ったかも。
9時開館(オープンと同時に入った)。入場料は300円です。
一葉さんは、とても成績がよかったのに母親の反対で学校を続けられなかった。
そして生活に困窮していたこと。
晩年(24歳で亡くなるのでとても若い晩年)の14ヶ月に、
愛されるたくさんの作品を発表したことなどを知りました。
24歳で亡くなった、100年前の時代を生きた女性の人生に記念館が作られることのすごさよ。
一葉は1872年生まれ。
この数字の並びが「1972」にみえて、「ちょっと年上のお姉さん」のように感じる。
実際は100年ちょっとお姉さんなのですが…。
同級生である友人と私は、
「100年年上の同級生」を探し、
アインシュタインが!滝廉太郎が同い年だよ!ということを発見したのでした。
途中、桜の公園を歩き…。
驚愕するほど美味しいパンとスープのセットで食欲を満たしました。
近所にあったら通いつめたいお店。
かなう限り頻繁に食べてお店を支え続けたい!
そして歩き歩き、
夢のようなコーヒーとケーキにたどり着く。
このケーキは季節限定で、
シュヴァルツヴェルターキルシュトルテというドイツのケーキなのだそうな。
サワーチェリーが乗っていて、洋酒が効いていて、
春休み明けを宣言するにふさわしい味…!
クリームもふわふわでしつこくなく、
口の中で解けて消えました。美しいケーキ。
ザッハトルテも美味しかったな…。
美味しいものとおいしいものを点と点でつないで生きている!
久しぶりに会った友達で、
話したいこともたくさんあるのに、まだ(長期休みの)術がしっかり解けてなくて、
頭がうまく働かない。
組織でたくさんがんばっている友人と、
ゆっくりめにスローダウンして生きている自分のギャップも感じる。
しっかりおしゃべりするには2日間連続の日程を組まないと難しそうだけど、
それを実現するのはもっと難しいんだろうなと、帰り道に思いました。
大変そうだけどしっかり自分を持ってがんばっている友達を見ていると、
まぶしく思う。
彼女と同じ戦い方を選択してないけど、
私のほうにも戦いはある。
彼女はきっと大丈夫だと思う。そしてきっと自分も大丈夫だと思う。
自分は自分で、自分の荷物を持つしかない。
なるべく負担なく、なるべく楽しく。
さあ、新しい季節を歩いていこう。
また改めて生活を立て直していきます!
今日もいい一日になりますように!