明日も暮らす。

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シンプルで暮らしやすい生活を目指しています。オンライン英会話(英検1級)と空手(黒帯)が趣味。大学院博士課程修了(人文科学)。2児の母。

勝間和代『汚部屋脱出プログラム』読了。片付け、ダイエット、お金はみな同じ話だと気づく。

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おはようございます。

 

何といいますか、「読み始めたので、続けざまに読んでみましょうキャンペーン」。

そういうのありませんか?

ニワカカツマーな梅つま子です。

 

最初の一冊は、『勝間式 超ロジカル家事』 。

www.tsumako.com

 

次は『やせる! (光文社新書)』。
www.tsumako.com

 

そして、3冊目となる今回読んだのはこちら。

私にとって、去年(2017年)が、私の断捨離ゴコロに火がついた年でした。

自分の部屋を整理し、クローゼットもだいぶすっきりしました。

おそらく「急性期(家からいろんなものを捨て続ける(p.65)時期)」だったといえると思います。

 

今現在、目に見えるリバウンドは来ておらず、まずまずのキレイ(自分比)をキープしているつもりではあります。

これをしっかり保っていきたい。

 

これから子どもが学齢期を迎えて、モノが増えても、なるべくシンプルを貫きたい!

なのでこの本を手にとってみました。

 

汚部屋化する原因や、汚部屋化の結果どうなるのか、

ではどうすればいいのか…、など、

汚部屋化のメカニズムがよくわかる一冊でした。

 

 

汚部屋化する原因

放っておくと汚い部屋になってしまうように、きっとできている

本を読んでいて思ったのは、「人間ってそのままにしておくと、部屋を汚部屋にしてしまうんだな」ということ。

よほど注意を払って、片付けていかないと、ものが家に入ってくるのは食い止められなさそう。

勝間さんも、ものが家に入ってくるスピードに、処理することが追いついていなかったようです。(太字は梅つま子によるものです。以下同様)

一番の原因は、「ものの処理の先送り癖」でした。

・不要になった電化製品も、似合わなくなった服も「また使うかもしれない」と、とりあえず取っておく

・いただきものは、とりあえず物置にしまう

毎日がひたすらこの繰り返しで、どんどん、物がたまり続けていました。(p.15)

 

現状に問題を感じているからこそ、それをスパッと解決してくれるアイテムに夢を感じて、購入してしまう。

でも、時短アイテムも、見方によっては、ただのものぐさアイテムで、やがては不要なものと化してしまう代物なのかも。

誰もが忙しくて、時間がないから、便利だ、効率的だと言われればとびつきます。

しかし、それは本当に「効率的」でしょうか?

ただの「ものぐさ」なのではないでしょうか?(p.44)

 

「ものぐさ」は、心の癖でもあり、身体の癖でもあると思います。

私の場合もそうで、「ある程度たまるまで動かない」という習癖が、部屋を汚部屋化し、身体を太らせていた実感があります…! 

 「バッチ処理=まとめて処理」は、極めて旧世代的で、古い考え方であり、「逐次処理=リアルタイム処理」のほうがスピードの速い現代社会に即するような考え方なのです。

(中略)

実は、ありとあらゆるものがたまらなければ大した手間ではないことに驚きます。(p.51)

  

汚部屋化が進むと、どうなってしまうのか

そうして、ものがたまっていくと、どうなってしまうのか。

勝間さんはそれを「収納破産ポイント」という言葉で示しています。

ある一定レベルを超えると、突然、「モラルハザード」が起きます。

つまり、収納がいっぱいになり、ものがあふれだすと、管理不能になり、それを見ないことにして”片付けそのものを放棄する”タイミングが来るのです。

私はこれを「収納破産ポイント」と呼んでいます。(p.15)

「収納破産ポイント」を超えると、ものがあふれて汚い部屋になるだけじゃなくて、その部屋に住む人のエネルギーの配分をも、狂わせてしまうみたいです。 

人間の意志力は有限ですから、せっかくの意志力を「余計なものと格闘する力」に使ってしまうと、肝心の、他の人とのつながりに活用できなくなります。(p.159-160)

そうなってしまうと、「運」をも遠のかせてしまうと書かれていました。

部屋が汚いだけで運が遠のくなんて、スピリチュアルな…と思ったのですが、

身の回りの状態というのは、あなたの心の拡張現実」と言われてみると確かに「そうかも」と思います。

私たちの運は、そのほとんどが「人とのゆるやかなつながり」が運んできてくれるのです。

そのゆるやかなつながりが、「汚部屋に住んでいる」という小さな要因で阻害されてしまうのです。

家にも呼べないし、また、もちろん、自分がそういう汚い部屋に住んでいるということも打ち明けられません。 

身の回りの状態というのは、あなたの心の拡張現実です。

拡張現実がとっちらかって、乱れているということは、心の中もとっちらかって、乱れている可能性が高いということです。

たかだか、ものについてすら主体性が発揮できないのに、まして、「人」に対して主体性を発揮することができるでしょうか?(p.159)

部屋が荒れていたとき、私の心は今よりずっと荒れていた実感があります…!

その荒れた部屋で暮らした荒れた心のままで人に会っていたことは、それが私の選択、判断にもちろん直結していたんだろうなあと思います。

一つ一つでは大きな失敗した実感はないけれど、どこか自信がなかったり、腰が引けていた部分はあったかもしれない。。。

どうしたらいいのか

「では、汚部屋を脱出するためにどうしたらいいのか?」に対する、勝間さんのアドバイスは極めてわかりやすかったです。

私たちは、

・愛用している2割のものはボロボロ

・使わない8割のものは新品のままスペース占有

という状況に置かれていることが多いのです。

(中略)

とにかく、やることはひとつで、

・活躍しているものたちには、もっとお金とスペースを配分し

・活躍できなかったものたちは、捨てるか、活躍先を探す

という当たり前のことです。(p.26-27) 

ギクリとしました。

とりあえず、バスタオルを新調しようかしら。

そして購入から2年経って、くたびれ始めているママバッグも。

それから、変えるきっかけを失ってしまったスマホケースも!

まさに私も、「愛用している2割のものはボロボロ」なことに気づいたのです。

 

それから、おそるおそる「私もこう言ってみたい」と思ったのはこちら。

家事は、性役割分業の文脈の中で語られたり、女性の社会進出を妨げるものととらえられることで、それ自体の意義があまりちゃんと語られてこなかったように思います。

私も今まで、家事に多くの時間を割こうとは全く思わなかったですし、最低限でいいと思っていました。

しかし、片付けや家事をきちんとやることで、ここまで幸せになると分かってからは、私の推奨は、「趣味=家事」です。(p.163-164)

「趣味は家事です。」…この破壊力よ! 

なんて実益に直結している趣味だろう。。。

 

すごく具体的なティップス

さらに、具体的なアドバイスが続きます。

スーツはもう買うことはないだろう

首相に会うときでも、ワンピースでOKなのであれば、もう今後スーツを着る機会はないだろうと思い、すべて捨てました。

スーツは、もともと男性向けのものですから、やはり、背が高くて直線的な身体の人に合います。

私のように身長が160cmない女性には、あまり似合わないということもわかりました。(p.99) 

うん、私もこれから経験する卒園式、入学式などはワンピースで乗り切ろう…! 

 

仕事時間の持ち方
収納も、7割か8割にして余裕を残しておかなければ、収納の機能がなくなってしまうように、仕事も、時間に余裕を残しておかねば崩壊します。

(中略)

余裕を残しておかないと、それこそ片付けをしたり、調べ物をしたり、人に会ったりする時間がなくなってしまいます。(p.120)

これは、自分の経験から言っても納得でした。

余裕がないと、時間を主体的に使うことすらできなくなってしまう。

でも一回フルタイムで雇用されると、仕事時間100%拘束されるのが現実ではないかな…とも思います。

時間のコントロールは難しい。。。

 

これは忘れないようにしよう

覚えておいたらよさそうな、大事なこと。

私に響いたのは、この部分です。

ものの価値は、持っているだけでは生まれません。

それを持っていることが自分にとってどれだけ役に立つか、どんな経験をもたらしてくれるかということが、実は真のものの価値なのです。

経済用語で言えば、ものの価値は、「効用」と使用時間の長さで決まります。(p.56)

「買ったときに高かったから」「大切な人にもらったから」という理由で手放しにくいものは確かにあります。

でも、私が必要なのは、過去のものではなく、未来のものでもなく、今使うもの 。

いろいろ考えると手放しにくくなってしまうけど、思い入れで勝手に付与した価値で、目が曇ってしまっていないか自問したいと思います。

 

断捨離、ダイエットの共通点も、読んでいて面白かったです。

断捨離にしても、ダイエットにしても、大事なことは「無理なく続けられる状況をどうやってキープするか」に尽きるわけです。

(中略)

断捨離も同じで、理解と知識があれば、実は苦労なく断捨離後の状態を保てるということを、やせるプロジェクトの体験から理解していました。

なので、とにかく、「日常生活に、いかにすべてを溶け込ませるか」に注力しました。(p.127)

なるほど…。

「特別ダイエットプログラム」や、「特別断捨離プログラム」もいいけど、そのときだけやせたり減ったりしても、すぐに元に戻ってしまうならあまり意味がない。

プログラムが終わった日常で、どれだけ維持できるかが大切なのですね。 

 

さらには、断捨離、ダイエットだけでなく、お金も一緒とのこと。

ものの管理は、ストックの問題ではなく、フローの問題だと認識せねばなりません。

つまり、フロー、すなわちもののInとOutにどれだけ気をつけられるかという問題なのです。

お金も、同じです。貯金があったとしても、収入と支出のバランスが悪く、収入より支出が多いと、いつか貯金は底をつき、破産に向かいます。

つまり、片付け、ダイエット、お金はみな同じ話で、InとOutの管理こそが大事なのです。

(中略)

ものの収支は、絶対にプラスにしてはいけません。常に、マイナスか、フラットにすべきです。(p.128-129)

耳が痛い!

気を抜くと、いとも簡単に、片付けやダイエットは「プラス」に、そしてお金は「マイナス」になってしまいます…^^;

ものに関しては、たとえば、子どものものって、日常でもチョコチョコ増えるだけでなく、定期的に爆発的に増えるので(入学したり、習い事を始めたり)、半年くらい放っておいただけで、相当なプラスになってしまう。

マイナスかフラットにするのって至難の業だと思う…! 

どうにか、子どもとの生活の中で、「捨てる」を考えていかないとだめだな。。。

 

どんないいことが待っているのか

ものぐさ体質を返上して、片付け癖を身につけて、汚部屋を返上する。

そうすると、どんないいことがあるんでしょうか。

家事や片づけをためないで、ちょこちょことやることを自分に課すようにしたので、こまごまと動き回る機会も増えました。

(中略)

部屋が汚い時には、何か家事をするためには、ものをよけて通ったり、何かをどけてから取り掛からないといけなかったので、ともかく動くことの心理的抵抗感が大きかったのですが、それがなくなったことで、ちょこまかと動くことが全く苦にならなくなってきたのです。 (p.33)

勝間さんの家での動き方が、変わったみたいです。

部屋のきれいを保つためには、ちょこまか動き続けること。

きれいな部屋が保たれているということは、そこに住んでいる人が、ちょこまか動いているということ。

私もちょこまか動こう。

きっと、それはダイエットにもいいんだろうな。

部屋のきれいを保つことと、身体のきれいを保つことって同じ結果に結びつくのかもしれない。なんて一石二鳥なことでしょう!

片付けのプロの友人たちは、私に口を酸っぱくして「心と身のまわりの片付け状態は連動している」と説明し続けてくれていました。私はそれを、

・心が乱れている→部屋も乱れている

とだけ理解していたのですが、実は、

・部屋の乱れを直す→心の乱れも直る

という逆の方向も真実だったのです。(p.168)

部屋がきれいになると、心も穏やかになる…。 

今の自分にどちらも必要なことすぎました^^;

 

本を読んで、今、また改めて、「捨てたいブーム」が私に来ました!

この威力が消えないうちに、家中を見回してこようと思います。

 

 

今日もいい一日になりますように!

 

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