おはようございます。
梅つま子です。
走るのは遅いし、球技センスもゼロで、体育の時間を苦々しく思っていたタイプの人間ですが、昨年10月から、娘と一緒に空手をはじめました。
10年後には、黒帯になりたい…!と思っています。
先日、人生2回目となる、空手の昇級試験を受けてきました。
いきさつ
スポーツにほとんど縁のない学生時代を送ってきた私。
そんなアラフォー主婦の私が、昨年の10月に、子どもたちの空手教室に参加しはじめました。
きっかけは、イクオさんの記事を読んだこと。
これを読んで、感動してしまったのであります。
「うらやましい!」
と、少年マンガの主人公みたいな一直線な単純さで、空手教室に体験を申し込んでしまいました。
その後、週1回の練習を、娘と一緒に通い続けています。
初めての試験は、今年4月に受けました。
結果、合格。
無級から9級になり、白帯から、黄色帯をつけるようになりました。
今回は、2回目の試験。
合格すれば、8級になります。
帯の色は変化なし。
娘の特訓
試験では、一番初心者用の「型」を披露します。
前回の試験でも同じものでしたし、いつもの練習でもやっています。
もう、とっくに、覚えているはず。と思いきや、
「あれ?こっちだったっけ?」
左に突きを繰り出すべきところを、思いっきり右に突き出している娘…。
なんだというの、どうなっているというの。
なんで~~~~?!
前回余裕でクリアしたところに予想外のつまづき。
あきれる私。
右と左すらわかっていない様子に、手のひら、足の甲に、「みぎ」「ひだり」と書き込んで、再スタートです。
朝は、特訓してから登園。
夜は、特訓してから就寝、の生活が約1週間続きました。
ツラかった…。
いざ本番
当日は、早めに教室に行き、最後の練習をしました。
家だと、どうしても大きな声で「エイ!」がいえないのがネック。
教室ならそこはもう、外まで聞こえるくらいの声量で「エイ!!!」が言えます。
全員そろったところで、自分の番を座って待ちます。
緊張感は大人でもピリッと来るほどのもの。
おしゃべりしたらNG。
披露している子と一緒に手や足を動かすのもNG(カンニング扱いされます)。
娘の名前は最初に呼ばれました。
同じ幼稚園のお友達を含めて、白帯の子と4人で一緒に演技します。
先生の「用意!」という言葉につづいて、自分の間合いで演技をします。
…若干、技と技の間の間隔が短いかな?と思いましたが(誰よりも早く終わってしまった)、まずまず無難に、間違いなくこなしました。
続いては、私の番。
黄色帯の4人でやりました。
もちろん、隣の子の演技を見るのはNGです。
先生の「用意!」の言葉に、最初の用意の構えをし、そこから演技を始めるまで、なんとなくみんな、他の3人の動きを探る気配が。
心の中で、みんな、(いつ始める?もう始める?)と思っているのかな…なんて感じてしまいます。
気になるけれど、自分の演技に集中。
自分で気をつけていた、「足の動きを手の動きより先に」、「声は大きく」の部分は、意識してできました。
あとは、他の子の応援をするのみ。
とはいっても、試験中。「がんばれ!」「ファイト!」はNGです。
心の中で応援します。
後のほうになるほど、空手歴の長い、大きなお兄さんお姉さんたちが呼ばれていきます。
そして、私も素人ながら、競技1年ともなるとさすがに、「この子はうまいな!」というのがはっきりわかるようになります。
キレのよさというのでしょうか。
技を勢いよく繰り出し、ぴたっと止める。
そして気合いがすごい!
もうね、顔つきが違う。小学生にこんな表情ができるの?ってくらいです。
上手な子というのはやっぱりいるなあ、と感じました。
そして、私の名前が呼ばれた。その理由とは
全員の型の演技が終わったとき、
「では、今から名前を呼ぶ人は、拳サポーターと足サポーターをつけて、前に来てください」
といわれました。
「梅つま子さん。」
そして、私のほかに2人の子の名前が呼ばれました。
…何かというと、今度の試合に出場予定の子は、「組手」の審査が免除になるのです。
つまり、私と、2人の子が不出場だということです。
その新年の大会は、本来全員出場するものだというのですが、私、応募していいかどうかわからず…娘の名前だけ書いて提出してしまいました。
つまりですね…ひよったのですよ!!お恥ずかしい!!!
私みたいな初心者が出たって、瞬殺されるだけだと思って…。
経験者ならまだしも、初心者の大人が出たって、むしろ困惑させるだけだと思って…。
参加申し込みを出さなかったことで、大いに安心した一方で、少しだけ後悔しました。
どうせ、こうやって試験の日に呼ばれて、みんなの前で組手をすることになるのなら、がんばって大会にも出ればよかったのかもしれない。
「せめて1回くらい勝てる実力がないのなら、申し込む意味もない」と思っている自分にも気づきました。
でも、どんな大会の優勝者の背後にも、一回戦で負ける選手はいるわけで。
負ける選手がいるから勝てる選手がいるわけだから。
ひるまずに、申し込めばよかったのかな、と、ちょっと思っているわけです。
これはですね…大げさに言えばアイデンティティの問題です。
「子どもの教室で一人練習している初心者の大人」である自分をどうしたらいいのか。
扱いあぐねています。
そして、先生とのコミュニケーション不足もありますね…。
先生に、「私のような者が出てもいいのでしょうか」と聞けばよかったんです。
ああ、今後の課題。
で、話は試合に戻って
ともあれ、今は名前を呼ばれたので、仕方ない。
組手をどうするかを考えなければ。
先生に言われたとおり、拳サポーターと足サポーターをつけて前に出ます。
相手は、格上の、緑帯の子と、同じくらいのレベルの黄色帯の子。
おそらく小2とか小3かな?
技はともかく、やる気を見せなければ。
一生懸命気合の声を出して、守りながら、突きと蹴りを繰り出すのみです。
勝ち負けはつけず、技が身についているかを見るための審査です。
ほかに名前を呼ばれた2人の男の子と、順番に30秒ほど試合しました。
もう必死です。
何をしたのか、あまり覚えていないです。
今から思うと、いつも先生に言われている、「遠い間合いから突いてすぐ腕を引く!」というのをすればよかったなあ、と思うけど…そのときはもう。
待ち時間は「しりとり大会」
結果が出る間しばし、整列して待ちます。
先生が、
「あ、じゃあ、みんなでしりとりしてて。しりとり!”り”ね」
と、言うではありませんか…。
そして純粋まっすぐな空手の子達。
順番に、
「りんご!」
「ごりら!」
「らっぱ!」
「ぱんだ!」
と軽快に進んでいきます。
誰一人、「はあ?なんでしりとりなんだよ」とか言いませんから。
目をキラッキラさせて、「”だ”だって!はやくはやく」と言いながら、次の子を促していく。
なんでしょう、この、癒しの時間は。
私まで言わされましたよ…。しりとりに参加できてちょっとうれしかった。笑
結果発表
下の級から発表なので、ドキドキする間もなく、娘の名前が呼ばれました。
結果は、合格!
そして、娘の名前に続き、私の名前も無事呼ばれて、合格です!
9級から、8級となりました。
週1回の練習を一年間続けたのだから、覚えてきたことを間違いなくできれば、きっと合格できると思っていたけれど、それが現実になると、また格別な喜びです。
月並みだけど、「やってきてよかったな」と思うんです。
だって、空手をはじめていなかったら、今の自分ではなかったはずです。
空手の体の動かし方の美しさを知って、世界は以前よりちょっと豊かになりました。
試験が終わると、組手の審査で相手になってくれた男の子が駆け寄ってきて、
「さっきはありがとうございました。」
とお礼を言ってくれました。
こここここちらこそありがとうございました!
とあわててお礼を言いました。
自分より先に空手を始めた先輩に先にお礼を言わせてしまった…!
人間関係のお勉強でもあります。空手をやっている子は、本当にすがすがしい。
これも、私の世界が少し豊かになったことのひとつ。
空手ができることは、当たり前ではないですね!
感謝して、続けていきたいと思います。
晴れて 8級になりました!
試験が終わって
前からやりたかったことをしてきました。
それはこれ。
40才にしてピアス穴開けたくなってる。
— 梅つま子@生理カップとシンプルライフ (@umetsumako) October 31, 2019
何気なくつぶやいたら、多くの方に肯定的な反応をいただいて!とてもうれしかったです。ありがとうございます!
空手の昇級試験に合格したらピアス穴あけようと思っていて、先日、ピアス穴あけに行ってきました。
人生初のピアス体験でした。
ピアスの話については、また今度書きたいと思います!
気持ちも新たに、これからの練習もがんばります!
習い事・空手の話いろいろ
▼母娘空手のいいことは多々あれど、ナンバー1はこちらです。
▼習い事を見つけるならこちら。コドモブースター、のぞいてみてください!
実際に子どもを通わせている保護者のリアルな声もかかれています。
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▼覚えられないときは、覚えられるように努力するのみです
子どもは体で覚えるけど、大人は頭で覚えたほうが早いのかも。
今日もいい一日になりますように!