おはようございます。
梅つま子です。
空手の試験があり、1級に合格しました。
ここまで来たか、という感じ
娘が幼稚園の年中だった2018年に入会しました。
娘が最初に、そしてすぐに私も後を追って入会しました。
つま子×空手の歩みについては、
こちらのカテゴリーからどうぞ。
始めた当初は、続けられるかどうかに懐疑的で、
「来週もまた行けるのかな…(娘が休みなら、私も休みになっちゃうな)」
と思っていたけれど、
茶帯を獲得した今となっては、
娘が休もうが辞めようが、私はやるので!
という気持ちが生まれています。
最初こそ、「誰のママが紛れ込んじゃったんだ?感」があったと思いますが、
さすがに5年もいて、茶帯を締めていると、
周囲にも「この人はそういう人なんだ」と思ってもらえているのではないかと思う。
私の実態は、「幼稚園の娘と一緒に始めた人」ではあるが、
たとえばもし「子どものときに空手を習っていたが辞めてしまい、大人になって空手を再開した人」と言ったら、
そうなのか、と思ってもらえるのではないか。
もしそうであれば、娘の空手における去就は自分の空手にとってそこまでの重みはなくなります。
どういうことかというと、以前は、
「娘が空手を辞めたら私が空手教室((((先生に快く許可していただいてはおり、他に大人も来ていることは来ていますが、本来子どものための空手教室という位置づけです。)))に通えなくなっちゃう!だから続けて!」
という思いがありました。
だけど今は、娘がどうするにせよ私は空手を続けていくよという気持ちになれたので、
こちらのほうが精神的に健康なスタンスであると思う。ここに至れてよかった。
空手とのつきあい方
私の空手は、
・健康第一、怪我をしないこと
が主軸で、
・もし空手仲間(大部分は小学生)が具合が悪くなっちゃったら、役に立つこと
を中心に考えています。
(普通の大人としてふるまうということですが…)
そして、体を動かすアクティビティが1週間にちゃんとあることを、
大事に思っています。
この記事、とても心に残りました。
自殺未遂を告白した大学教員の加藤有希子さんによる記事です。
(以下引用、太字強調は梅つま子によるものです)
ひとつは体を動かしましょう、ということです。
自殺未遂をしたあと、母は私が引きこもっているのを見かねて、私を夜のドッグランに連れ出しました。住宅地の人が犬を散歩させる場所です。
私は夜、真っ暗になった誰もいないドッグランで、母に見守られて毎日走りました。33歳の無職の独身女性が、誰もいない真夜中のドッグランで走っているのですから、そんなに楽しいものではありません。運動すると息苦しく、不安になるときもあり、将来の展望も持てず、本当にみじめな気持ちがしました。
しかし命というのは、肉体と精神が磨かれて、初めて輝くものです。ほとんど見えないような緩やかな速度で、私の魂は徐々に回復していきました。
何度も言いますが、走っている間、とてもみじめな気持ちがしました。マッチョなビジネスマンがジムで汗を流す爽やかさはありませんでした。
しかし今、振り返ると、母が夜中のドッグランに連れだってくれたことは、私を命の道に引き戻すための鍵だったと思います。私は精神よりも肉体を先に回復させたのです。
33歳のときに一命をとりとめた大学教員が伝えたいこと 9月1日は「若者の自殺者数」が1年で最も多い日 - ニュース・コラム - Yahoo!ファイナンス
私は「健康のため」「望ましい体型になるため」と思って、エクササイズに向き合ってきたけど、
体を動かすことには、もっとのっぴきならない、
「命をここにつなぎとめておくため」
という理由があることを感じました。
私は家にいることがそもそも好きだし、気がつくとやっていることは、本を読んだりものを書いたり、食べたり飲んだりおしゃべりをしたり。
そういう自分だからこそ、体を動かさなきゃいけないし、
そのための空手でもあるのかもしれないと思う。
文武両道、が俄然重みを増してくる。
(練習の日に愛用している手ぬぐいです。)
次が黒帯という事実
次の試験で合格したら、
初段補…、く、く、黒帯になるのです!
正直なところ、茶帯の心地よさに甘えたい気持ちがないわけではないのです。
だいぶやってきたけどまだ黒帯には届かない、という意味での茶帯が。
言ってみれば黒帯だってまだ入り口で、そこからどんどん道を深めていくものだとわかっているけれど、
黒帯に憧れがあるからこそ、「まだ恐れ多い」と思ってしまいます。
でも英検だって20年前に1級とったときは「わ!ここまで来た!」と思ったけど、
実際実力はまだまだだったしな。
もし黒帯を手にすることができたあかつきには、
「ここまで来たんだ」じゃなくて「これからなんだ」と思うだけです。
これからも続けていく旅のための黒帯なんだと。
ちなみに、1級記念に、私の空手の流派をお伝えしますと、
4大流派のひとつといわれる、剛柔流です。
剛柔流を選んで始めたわけではなくて、
たまたま、通うことになった道場が剛柔流だったというご縁ですが、
剛柔流の空手が特にかっこよくみえます、今の私には。
(みんな自分の流派が特別素敵に見えるんだと思う!)
こちらが、今練習しているセーパイ。
最初の、動き、右手を目の前の高さに伸ばすところ、
めちゃくちゃかっこよくないですか!しびれる。
そしてサイファ!
サイファ…砕破ですよ…
もし英語で書くならcipher(暗号)じゃん(注:英語で書きません)。
…しびれる!
と私の中2心をくすぐってやまないサイファは、
「相手の髪の毛をつかんで拳で頭を打ち付ける」という意味を持つ、
恐ろしい動作も含む形です。
ゆえにやっぱりかっこいい!
こんなかっこいい動きが自分の体で表現できるようになるといいな。
空手を続ける限りそういう挑戦ができるのだと思うとワクワクします。
今日もいい一日になりますように!